PSALM 23 |
The LORD is my shepherd, I shall not want. Even though I walk through the darkest valley, You prepare a table before me |
The Holy Bible, New Revised Standard Version, Thomas Nelson Publishers |
詩編23編 |
主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。 主は御名にふさわしく わたしを苦しめる者を前にしても 命のある限り |
日本聖書協会、『聖書 新共同訳』 |
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解 説 詩編は、旧約聖書の中のひとつである。詩編の中でも最も有名なものがこの第23編であろう。 原典はヘブル語である。英語訳と日本語訳の間の文字(画像で表示している)がそれである。それぞれの訳はどちらもヘブル語からの訳であり、意味の取り方の違いもあって、英語と日本語で対応しない部分がある。23編は6つの節に分かれるが、節の区分は省略した。第1節のはじめに、それぞれ"A Psalm of David."「賛歌。ダビデの詩。」とあるが、これも省略した。ただし、上のヘブル語にはその部分が含まれている。また、段落分けと改行は、訳の種類によってまた聖書学者によって異なるが、上ではそれぞれの訳に従った。 「ダビデの詩」というのは、ダビデの歌集に属する歌のことであると考えられている。この詩の執筆時期は、ダビデが作ったとすると紀元前1000年頃であるが、紀元前6世紀のイスラエルのバビロン捕囚以降であるかもしれない。詩編全体は150編から成り、紀元前3世紀には編纂が完了したと考えられている。 この詩は、讃美歌354番(聖歌332番)、讃美歌第二編41番などで歌われている。讃美歌第二編41番は、映画『戦場のメリークリスマス』の中でも歌われた。 |
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