中 野 実

(なかの みのる)
(2004.4.1〜助教授、2009.4.1〜教授)
2015.11.23更新(印が主な更新個所です。)

著 書

『聖書セミナーNo.14 マタイの物語を味わう――救いとつまずきの間を歩む神の民』、日本聖書協会、2008、195頁、2100円。
2005年の第21回「聖書セミナー」の講義記録に一部補筆したもの。
『聖書セミナーNo.15 聖書の翻訳とは 『聖書 新共同訳』発刊20年 ―そして次の翻訳に向けて―』、日本聖書協会、2011、122頁、1575円。
2008年の第24回聖書セミナーの講義記録に一部補筆したもの。この中に中野実「聖書の原典をたずねて<新約聖書編>」。

訳 書

B.E.リード、「些細な仕事と疲れさせるやもめたちを超えて」『日本語版 インタープリテーション』、67号、ATD・NTD聖書注解刊行会、2003.1。
J. H. チャールズワース、『これだけは知っておきたい史的イエス』、教文館、2012。

編集・監修

木田献一、山内眞監修(樋口進、中野実編集)、『新共同訳 聖書事典』、日本基督教団出版局、2004。
樋口進、中野実監修、『聖書学用語辞典』、日本基督教団出版局、2008。

論 文

東京神学大学神学会編、『神学』の論文

初登場:49号、その後、63号〜 (75号までcheck済)
使徒行伝におけるパウロと救済史49号、1987。
小さな癒しの物語の中の大きな救いの物語――ルカ13:10-17とイザヤ書58章(70人訳)63号、2001。
救いと躓きの間:マタイの救済論に関する物語批評的考察64号、2002。
「私たちも負債のある者たちを赦しましたように」――イエスの祈りとしての「主の祈り」70号、2008。
マルコ受難物語・注解ノート(1)71号、2009。
赦しと裁きの間を生きる――マタイ18章をめぐって73号、2011。
「見よ、私は最後のものを最初のもののように創る」――新約聖書における創造と終末74号、2012。

東京神学大学総合研究所、『紀要』の論文

『紀要』すべてcheck済。
「高い所からの力に覆われて」(ルカ24:49)――使徒行伝における聖霊と霊的生活6号、2003。
今日ヨハネ黙示録を読むために6号、2003。
イエスの「清め」理解――その時代史、宗教史的位置づけについて8号、2005。
個性的であるが故に魅力的な共同体形成へ向かって――「主の晩餐(聖餐)」の三つの歴史的ルーツをめぐって11号、2008。

その他の論文

そのときイエスは何を祈ったのか――イエスにとって主の祈りとは?『礼拝と音楽』、99号、日本基督教団出版局、1998、pp.14-18。
イエスとレプラ──イエスにとってイスラエルとは?日本聖書学研究所『聖書学論集』第38号、リトン、2006。
「聖餐」の歴史的三つのルーツを探る――個性的であるがゆえに魅力的な共同体形成を目指しつつ芳賀力編、『まことの聖餐を求めて』、教文館、2008。
聖書の『ツァーラアト』『レプラ』をどう翻訳するか『聖書翻訳研究』32号、日本聖書翻訳研究会、2011。

事典項目

『新共同訳 聖書事典』(日本基督教団出版局、2004)の編集・項目執筆。
執筆項目は、新しく生まれる、憐れみ、アンティオキア、イエスの兄弟姉妹、命、命の水、祈り、祈りの場所、癒し、エッセネ派、エピクロス派、回心、神の子、ガリオン、ガリラヤ、監督、偽善者、悔い改め、苦難、傲慢、試み、子とされる、子供、再臨、幸い、サドカイ派、賛美、サンヘドリン、主、主の祈り、主の日、証人、信仰、真理、ストア派、税金、聖なる者、占星術の学者、洗礼、総督、たとえ、種、堕落、徴税人、遣わす、テウダ、天の国、、、マラナ・タ、恵み、メシア、召す、黙示、など(あ行〜た行、ま行を調査)。他に、「律法学者、隣人」も。
『キリスト教礼拝・礼拝学事典』(今橋朗、竹内謙太郎、越川弘英監修、日本基督教団出版局、2006)の項目執筆。
執筆項目は、「洗礼」の項の「初代教会」の部分。
『聖書学用語辞典』(樋口進、中野実監修、日本基督教団出版局、2008)の監修・項目執筆。
執筆項目は、愛の賛歌、アナロギー、アレクサンドリア写本、ヴァティカン写本、栄光の神学、黄金律、大文字写本、オクシリンコス・パピルス、ガリオン碑文、キッテル、傾向批判、ケーラー、講解、後期ユダヤ教、高挙、「高度な」キリスト論、公認本文、小文字写本、幸いの言葉、実存史、シナイ写本、釈義、シュトラウス、シュミット、小黙示録、初期キリスト教、信仰告白定式、神的受動態、ストリーター、聖書日課、正典批評、対観表、第三の探求、ダイスマン、誕生物語、チェスター・ビーティ・パピルス、重複記事、ティッシェンドルフ、ナザレ派、涙の手紙、ヌンク・ディミティス、ネストレ=アーラント、ノミナ・サクラ、ハイトミュラー、バウアー、パウロ学派、パピルス、パピルス写本、反対命題、非類似性の基準、フィロン(アレクサンドリアの)、福音書文学、福音と福音書、並行(平行)記事、ベザ写本、ベネディクトゥス、ペリコーペ、ボドメル・パピルス、ホルツマン、本質批判、本文の型(タイプ)、マグニフィカート、より困難な読み、より短い読み、ライツェンシュタイン、ライマールス、ラッハマン、レゲンデ、ロギオン。

その他(目に留まったもの)

そのとき、イエスはなにを祈ったのか――イエスにとって主の祈りとは?『礼拝と音楽』、No.99(1998秋号)、日本基督教団出版局。
高い所からの力に覆われて――使徒行伝における聖霊と霊的生活『東京神学大学報』No.223、2003.3.7。
全学修養会講演。
私たちの新約聖書――福音の容れ物としての新約聖書日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』2004.11(第311号)、2004.12(第312号)、2005.3(第315号)の特集。
主イエスと旅をする福音書・ルカによる福音書日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』2006.8(第332号)、2006.9(第333号)、2006.11(第335号)の特集。
人生は冒険? 主イエスと旅する私たち『東京神学大学報』No.242、2006.12.8。
21世紀の日本伝道を担う青年の集い 開会礼拝説教。
御言葉の種まき日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、2007.8(344号)の巻頭言。
クリスマス物語の中のマリア『信徒の友』、2008.12(746号)。
ルカ福音書に学ぶ三つの祈りと賛歌 マリア、ザカリア、シメオンによる賛歌。
わたしが奨める説教者のための注解書――新約聖書 福音書を中心として『説教黙想アレテイア』特別増刊号、『説教者のための聖書注解書ガイド』(日本基督教団出版局、2009)。
大島力との対談「なぜ注解書は大切なのか」『信徒の友』、2010.4(762号)。
「ニューセンチュリー聖書注解」のパンフレットもあり。『本のひろば』527号(2010.5)にも掲載。
広がりゆく神の民の誕生 聖霊を注がれて『信徒の友』、2010.5(763号)。
辻学『隣人愛のはじまり――聖書学的考察』(シリーズ神学への船出01、新教出版社)の書評『本のひろば』、2010.10、財団法人キリスト教文書センター、2010。