山 内 眞

(やまうち まこと)
1940.12.8-
(2001.4.1〜2009.3.31学長)
2015.11.23更新(印が主な更新個所です。)

『新約学研究』の各号の巻末に会員業績の一覧あり。

『神学』70号(2008)は「山内眞教授献呈論文集」。巻末に著作目録あり。

著 書

『山上の説教』(東神大パンフレット13)、東京神学大学出版委員会、1976。
『復活――その伝承と解釈の可能性』、日本基督教団出版局、1979。
この書からの抜粋が、大貫隆編著『イエス・キリストの復活――現代のアンソロジー』(日本基督教団出版局、2011)の中にあり。
『ピリピ人への手紙』、日本基督教団出版局、1987。
『ガラテア人への手紙』、日本基督教団出版局、2002。
『土の器として』(東神大パンフレット31)、東京神学大学出版委員会、2006。
『紀要』2号(1999)の「信仰告白と伝道――教団再建をめざして」、『紀要5号』(2002)の「東神大の神学と教育について」も収録。
『福音の前進のために』(東神大パンフレット32)、東京神学大学出版委員会、2006。
『紀要』4号(2001)の「日本基督教団の信仰の規準――聖書と信仰告白」も収録。「あとがき」に「二〇〇二年度の第一三回日本伝道協議会での主題講演」とあるのは、2000年度の第11回の間違い。
『隅のかしら石』(東神大パンフレット33)、東京神学大学出版委員会、2007。
「聖書神学者としての竹森満佐一先生」(『吉祥寺教会の歩み』編集委員会編、『吉祥寺教会の歩み』、日本基督教団吉祥寺教会、1999)も収録。
『主イエスの目差し』(東神大パンフレット34)、東京神学大学出版委員会、2007。
「聖書の死生観」という講演録もあり。
『十字架の言葉』(東神大パンフレット35)、東京神学大学出版委員会、2008。
『信仰・愛・希望』(東神大パンフレット36)、東京神学大学出版委員会、2008。
『聖餐の恵み』(東神大パンフレット37)、東京神学大学出版委員会、2008。
「聖餐の恵み」という「一致と再編」協議会準備会での講演録あり。

訳 書

O.ベッツ、『イエスとクムラン教団』、日本基督教団出版局、1976。
W.G.キュンメル、『新約聖書神学――イエス、パウロ、ヨハネ』(NTD補遺3)、日本基督教団出版局、1981。
H.アンダースン、「旧・新約の神」 (『神学』48号、1986、教文館)、1986。
マルクス・バルト、「主の晩餐――その再発見の試み」 (『聖書と教会』1987.10、日本基督教団出版局)、1987。
J.マッキンタイアー、「神学的範疇としての自己同化(IDENTIFICATION)」 (『神学』49号、1987、教文館)、1987。
G.ジョンストン、「共観福音書記者は神学者か」 (『神学』50号、1988、教文館)、1988。
J.ミルグロム、「神殿写本」 (『神学』50号、1988、教文館)、1988。
W.ヴュルナー、「ヨハネによる福音書第11章(ラザロの物語)の物語修辞法」 (『神学』52号、1990、教文館)、1991。
J.D.G.ダン、『ガラテヤ書の神学』(叢書新約聖書神学8)、新教出版社、1998。

編集・監修

『聖書と教会』(月刊誌、日本基督教団出版局)の編集委員、1973-1993。
日本基督教団出版局編『キリスト教人名辞典』(日本基督教団出版局、1986)の編集委員。
項目執筆もしている。
J.D.G.ダン編集主幹(山内一郎、山内眞日本語監修)、『叢書・新約聖書神学』全15巻の予定、新教出版社、1998-。
木田献一、土岐健治らと共著、『聖書の世界・総解説』、自由国民社、1984。
たぶん1984年が初版?。たびたび改訂されている。改訂新版1986は『『聖書の世界」総解説』、改訂新版1990、改訂版1998、全訂新版2001など。そのたびにいろんな副題がつく。「――世界で一番読まれている本のダイジェスト」(1986、1990)とか、「――「旧約・新約・外典・偽典」ダイジェスト」とか。山内の執筆は、「新約聖書ダイジェスト」の扉、「ヘブル人への手紙」、「ヨハネの黙示録」。
山内眞監修、『新共同訳 新約聖書略解』、日本基督教団出版局、2000。
執筆項目は、序章 新約聖書とは、ガラテヤの信徒への手紙、フィリピの信徒への手紙。
大貫隆、山内眞監修、『新版 総説 新約聖書』、日本基督教団出版局、2003。
執筆項目は、パウロ研究の最近の動向、ガラテヤの信徒への手紙、フィリピの信徒への手紙。
木田献一、山内眞監修、『新共同訳 聖書事典』、日本基督教団出版局、2004。
執筆項目は、別記。
"The Expository Times"の国際編集委員。

辞事典の執筆項目

東京神学大学新約聖書神学事典編集委員会編、『新約聖書神学事典』、教文館、1991。
執筆項目は、「アグラファ」、「アレゴリー」、「アレタロギー」、「ヴレーデ」、「外典(新約聖書の)」、「キアスムス」、「Q」、「教会」、「キリストにある」、「グノーシス主義」、「ケーラー」、「コリント人への第一の手紙」、「コリント人への第二の手紙」、「さばき(審判)」、「山上の説教」、「釈義」、「宗教史学派」、「「シュヴァイツァー」、「昇天」、「聖書批評学」、「ダイスマン」、「ディアトリベー」、「ディベリウス」、「ドッド」、「ナグ・ハマディ文書」、「バウア」、「パラドシス」、「パレネーシス」、「フィリピ」、「フィリピの信徒への手紙」、「福音」、「福音書」、「ブセット」、「復活」、「文学社会学」、「ヘルメス文書」、「編集史」、「マルコによる福音書」、「マンダ教」、「予型論的解釈」、「ヨハネの黙示録」、「ローマ人への手紙」、「和解」。
『旧約新約聖書大事典』(荒井献、石田友雄編、教文館、1989)の執筆者・翻訳者・閲読者。
目に留まった執筆項目は、「ヨナの徴」。
『新共同訳 聖書事典』(木田献一、山内眞監修、日本基督教団出版局、2004)。
執筆項目は、イエス・キリスト、神、ガラテヤ、ガラテヤの信徒への手紙、救い、マルコなど(あ行〜た行、ま行を調査)。他に「ルカ」も。
『聖書学用語辞典』(樋口進、中野実監修、日本基督教団出版局、2008)の項目執筆。
執筆項目は、「パウロ研究」一つ。

論 文

東京神学大学神学会編、『神学』の論文

初登場:  70号が最後。
新約聖書における復活顕現伝承の一考察――主にヨハネ21:1-14、20:13-18を中心として39号、1977。
Anti-sacramentalism?――ヨハネ福音書を中心として41号、1979。
新約聖書神学の方法論をめぐって(1)43号、1981。
新約聖書神学の方法論をめぐって(2)44号、1982。
マルコによる福音書における旧約引用の考察46号、1984。
ガラテヤ人への手紙の緒論問題について58号、1996。
後に、修正されて『ガラテア人への手紙』(日本基督教団出版局、2002)の「緒論」の「三 執筆事情」と「五 手紙の類型と修辞学的特徴」に至っている。
律法と福音――パウロの理解70号、2008。

東京神学大学総合研究所、『紀要』の論文

『紀要』すべてcheck済。
日本伝道研究所派遣報告 北陸地区訪問記1号、1990。
信仰告白と伝道――教団再建をめざして2号、1999。
第9回日本伝道協議会公開講演。後に『土の器として』(東神大パンフレット31、2006年)にも収録。
新約聖書の倫理――家庭訓(コロ3:18-4:1)を中心として3号、2000。
日本基督教団の信仰の規準――聖書と信仰告白4号、2001。
第11回日本伝道協議会主題講演。後に『福音の前進のために』(東神大パンフレット32、2006)にも収録。
東神大の神学と教育について5号、2002。
第12回日本伝道協議会での発題。後に『土の器として』(東神大パンフレット31、2006)にも収録。
テクストの聖書的理解と解釈について 12号、2009。
最終講義。

日本聖書学研究所編、『聖書学論集』の論文

新約聖書における復活顕現記事の考察――ルカ福音書二四13-35aを中心として 『聖書における行為と解釈』(聖書学論集13)、山本書店、1978、129-154頁。
「ガラテヤ人への手紙」と「弁明書簡」――H・D・ベッツ説をめぐって 『聖書の使信と伝達――関根正雄先生喜寿記念論文集』(聖書学論集23)、山本書店、1989、537-555頁。

日本新約学会、『新約学研究』の論文

マタイ福音書の復活物語の一考察――主に伝承史・編集史的角度から『新約学研究』、4号、1976。
ガラテア人への手紙2:7,9について『新約学研究』、18号、1990。
ガラテア人への手紙3:26-28について――伝承とパウロの受容の問題をめぐって『新約学研究』、20号、1992。
ガラテア人への手紙4:12-20について『新約学研究』、21号、1993。

その他(目に留まったもの)

竹森満佐一編、『ハイデルベルグ信仰問答講解説教』、新教出版社、1971。
この中の第7聖日(問20-23)、第16聖日(問40-44)。
イエス・キリストの苦難と栄光(T〜V) 『聖書と教会』1973.1-3、日本基督教団出版局。
パウロにおける自由 『聖書と教会』1975.7、日本基督教団出版局。
神の人キリスト論――現代新約学の一動向 『福音と現代』29、1977。
竹森満佐一先生竹森トヨ先生吉祥寺教会牧会40年記念刊行会編、『ガラテヤ書講解説教』、ヨルダン社、1980。
この中の4:6-7。
竹森満佐一編、『講解説教 イエス伝――マルコ福音書によって』、新教出版社、1990。
後付、表紙で「竹森満佐一編」とあるのを確認済。編集後記の中で、加藤常昭、平出亨、森田武夫、松永希久夫の4名が編集委員を担ったことが記されている。山内の執筆は、1:40-45、8:31-9:1、14:53-65。
聖書 新共同訳――新約場合−−パウロの手紙 『日本の神学』29、1990.9、教文館。
主イエスへの信従東京神学大学教授会編『献身の喜び』、東京神学大学募集委員会、1996。
パウロの手紙『「新約聖書」がわかる。』、AERAMOOK、No.40、朝日新聞社、1998。
現代英語圏のイエス研究大貫隆、佐藤研編、『イエス研究史――古代から現代まで』、日本基督教団出版局、1998。
聖書神学者としての竹森満佐一先生『吉祥寺教会の歩み』編集委員会編、『吉祥寺教会の歩み』、日本基督教団吉祥寺教会、1999。
後に、『隅のかしら石』(東神大パンフレット33、2007)に収録。
キリストの十字架につけられて・・・・・この世に対して死んでしまった『東京神学大学学報』、No.214、2001.5.18。
入学式式辞。ガラテヤ6:14。後に全文が『土の器として』(東神大パンフレット31、2006)に収録。
「土の器」として『東京神学大学学報』、No.215、2001.7.6。
「学長任職式式辞」と記されているが、任職された本人なので「挨拶」とすべきだろう。後に『土の器として』(東神大パンフレット31、2006)に収録された際には「挨拶」と訂正されている。
神の恵みによって『東京神学大学学報』、No.219、2002.5.17。
入学式式辞。1コリント15:10。後に全文が『福音の前進のために』(東神大パンフレット32、2006)に収録。
ランナーの心得『東京神学大学学報』、No.224、2003.5.16。
入学式式辞。フィリピ3:13〜14。後に『隅のかしら石』(東神大パンフレット33、2007)に収録。
主イエスの目差し『東京神学大学学報』、No.229、2004.5.14。
入学式式辞。マルコ1:16〜20。後に『主イエスの目差し』(東神大パンフレット34、2007)に収録。
回心と召命『東京神学大学学報』、No.232、2004.12.10。
「21世紀の日本伝道を担う青年の集い」開会礼拝説教。
パウロ研究の最近の動向日本聖書協会編、『今、聖書を問う。――国際聖書フォーラム2006講義録』、日本聖書協会、2006。