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>>HOUSE IN KABE
1994/10
河辺の家(1994年竣工 東京都青梅市)前田尚武と共同設計
東京都の郊外に建つ店舗併用住宅。店舗部分には施主自身が経営する理容室が、住宅部分は施主とその子世帯が住んでいる。施主は生活の殆どをこの場で営む。敷地に比してプログラムが多様なものとなるため、個々のプログラムに応答しながら、いかにして全体の整合性を追求するかをテーマとした。
まず、あらかじめ必要と思われる機能を集約して立方体を想定した。それを敷地、法規制等与条件いっぱいまで展開させる。その結果生まれるヴォイドは機能に準ずるようでありながら、それが機能を喚起しているようでもあり、合理性と非合理性の境界をいきつ戻りつしている建築の姿を思わせる。さらに、ファサードの大きなスクリーンは前面道路を挟んだ向かいの駐車場で行われる祭りなどの際、映像が投影される。
[撮影:平井広行]
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