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2007/07/15


植物観察のため各地を歩いていると、時折変わった植物に出会う。

2001年6月、箱根芦ノ湖の湖畔を歩いていたとき、変わったハルジオンに出会った。
白い舌状花が全くない。黄色の筒状花だけが付いている。
虫でも食べたのだろうか、それにしてもずいぶんきれいに残さず食べたものだ。
と思ったが、とりあえず写真を撮った。
周りにはハルジオンがたくさん咲いていたが、舌状花がないのはこれ1株だった。


これが私とボウズハルジオンとの出会いの最初であった。

その後何回か予期しないところでこの花に出会っている。

これが「ボウズハルジオン」とか「ボウズヒメジョン」とかいわれるものであった。

私の持っている図鑑でこのことが載っているのは、【牧野 新日本植物図鑑(昭和44年)】だけである。
しかもここには「ボウズヒメジョン」のことしか載っていないが、私の見たものはみな「ハルジオン」である。
そこで私は勝手に「ボウズハルジオン」と呼ぶことにした。

このことについて、ご存知の方はぜひご指導願いたい。


2001/06/02   神奈川県 箱根芦ノ湖の湖畔

この花の周りには普通のハルジオンがたくさん咲いていたが、
舌状花のないものは、これ1株だけだった。
これが私との最初の出会いであったが、これまでにもどこかで出会っていたのかも知れない。
意識しなかっただけなのかも知れない。


2001/06/03  静岡県 函南原生林の近く

これもたった1株だけ、周りには普通のハルジオンがたくさん咲いていた。


2006/05/14  東京都 八王子市

しばらく出会わなかったが、またお目にかかることができた。
この時も周りにはハルジオンがたくさん咲いていたが、
舌状花のないものはこれ1株だけだった。


2007/05/19  東京都 

このときは、周りにたくさんのハルジオンが咲いていたが、その中で2株見つけることができた。



以上がボウズハルジオンに関する今までの私の記録である。

今思い返してみると、大きな立派な株でボウズになっていたものはなかった。
それが、つまり発育状態があまりよくないものに現れる現象かどうかは分からないが、
何か原因があるかもしれない。
それにしても集団の中で、たった1株だけということは、
やはりDNAに関係しているのだろうか。
舌状花になるべきだった遺伝子が欠落(?)してしまったとか。
素人の私には解明できない現象と言うべきなのだろう。


いつ出会うかも知れないこの「ボウズなんとやら」に会いたいために、
ハルジオンやヒメジョオンを見ると夢中で「ボウズ」を見つける私である。



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