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2007/03/17



秋になると黄色く色付くイチョウ。
夕日に映えると黄金の木のようである。

木の下には実がたくさん落ちている。
それが異様な匂いがするが、中に美味しいギンナンが入っていると思うとつい手が出て拾ってしまう。

 私はギンナンが好きで秋になるとどこへでも行って拾ってくる。
きれいに洗って乾かし、電子レンジでチンして食べる。
秋の香り、秋の味を楽しむのだ。
 




このギンナンについて私は思い出がある。

それはもうだいぶ昔のことだが先輩たちと話し合ったことがある。
ある先輩が「イチョウの雌雄の株とギンナンの稜の数とは関係があり2稜は雄株だが3稜は雌株である。」
と言い出した。
賛成・反対、いろいろ言い合ったが、結論は
「両方のギンナンを蒔いて結果を見ればよい」
というところまでは良かったが、結果が出るまで何十年もかかるだろう、
それまで生きていなければならない。誰がやるのか?と。
結局話は急速にしぼんでしまった。

それからずいぶん月日が流れた。
あの時、蒔いておけば今頃は結論が出たかもしれない。

その後、 何年か過ぎてから、ギンナンの稜の数は2つや3つとは限らないことが分かった。
4つのものは雌雄どちらになるのだろう。

それからまた、「園芸業者に実のなるイチョウを植えてくれと頼んだら植えてくれた。」
というおばあさんがいた。見せていただくと、小さな芽生えたばかりの木だった。
もう、あのおばあさんはお亡くなりになっているだろう。
あの小さかったイチョウの木は今どうなっているだろうか。

園芸業者には雌雄株の見分けがつくのだろうか?



その後、毎年ギンナンを食べているうちに、ギンナンのすじ(稜)を調べてみようと思った。
稜の数は普通は2本だが 時折3本や4本が混ざっている。

写真は2稜3稜4稜のギンナンである。

2稜のギンナン
こんな2稜のものもある。
3稜のギンナン
4稜のギンナン
数は少ない。



 それらがどのくらいの割合になるのか食べる度に記録してみた。その結果が次の表とグラフである。

ギンナンの稜の数調べ(1998〜2000)

2稜 3稜 4稜 5稜以上 合計(個)
1998年 555 64 1 0 620
1999年 848 170 5 0 1023
2000年 294 105 1 0 400
合計 1697 339 7 0 2043
割合(%) 83.1 16.6 0.4 0 100



調べた結果、稜のないもの・1稜のもの・5稜以上のものは無かった。

こんなことを調べていても何の意味もない。
表を書き、グラフを書いても何の解決にもなっていない。
観察の合間のたわごとに過ぎない。それでもやってみたかった。



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