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2006/08/05
追記 2006/11/23  2008/11/15

 植物園や公園などを歩いていると、最近「枝垂れ」が目につく。

 以前は「枝垂桜」や「枝垂れ梅」などが喜ばれて、その時期には訪れる人が多かった。
 私も その時期には わざわざ 訪れて感動したものだ。

 最近になって、「枝垂れ」は 桜や梅だけではないことに 気が付いた。

 学者の話では
「枝垂れるのは、遺伝子の配列が1つ違っただけだと思う」
ということだが、それだけの現象で時には人をひきつけるのだから自然って不思議だなあとしみじみ思う。

 そこで今までに撮っておいた「枝垂れ」の写真を載せることにした。

 これからもいろいろな「枝垂れ」に出会うだろうが、とりあえず今までのものだけを公開する。
                                                           2006/08/05

         画像はすべてサムネイル効果をしています。画像の上でクリックしてから見てください。


シダレアカシデ  (カバノキ科) 栃木県

説明板によると、この木の種子を蒔いて育てても「しだれ」になる木はわずかしかないという貴重な木であり、
ふしぎな珍しい樹木である。


シダレアカシデ  (カバノキ科) 東京都


シダレアキニレ   (ニレ科) 東京都

シダレイチョウ  (イチョウ科) 東京都


「シダレイチョウ」とは言うけれど イチョウは古木になると しだれてくる。でも、
やはり イチョウはイチョウ 「シダレイチョウ」とは違うんだろうな。決め手はDNAなのか。


イチョウの古木はしだれることが多い

シダレウメ  (バラ科) 東京都  神奈川県


梅や桜などは花の時期には葉が見られないが、葉が生い茂った頃も「枝垂れ」の美しさは変わらない。

シダレエゴ  (エゴノキ科) 東京都

    栃木県のあるお寺に立派な「シダレエゴ」があると言う。いつか花の時期に訪ねてみたい。

    

シダレカツラ  (カツラ科) 岩手県 岳(早池峰山の近く)


木の前にあった解説板

解説版より

岩手県には世界的にも例のない、枝葉の垂れ下がった「南部しだれ桂」という珍木がある。
しだれ桂の大木は盛岡市などにあり、現在では3本が国の天然記念物に指定されている。(中略)

岳の妙泉寺では、お盆が近づくころになると、桂の緑葉を採って干し、粉末香にしてその年に使う分を作るのが慣わしであった。(中略)

ところが、この桂の大木は毎年毎年枝を切るので、手の届かないような高いところにしかなくなってしまっていた。(後略)

そこで、早池峰山の神様が「しだれ桂」をくださった。というお話。

シダレカツラ  (カツラ科) 岩手県 盛岡市

町の中を歩いていたら 川沿いに何本か植えられていた。さすが「原産地」と いうことか?


シダレカツラ  (カツラ科) 東京都



シダレグワ  (クワ科) 千葉県

シダレソメイヨシノ  (バラ科) 東京都

他のサクラより開花が早くもう葉桜になってしまった。

ベニシダレ  (バラ科) 福島県(三春の滝桜)


わずかの風にもゆらゆらと揺れて

ベニシダレ (バラ科) 東京都


ヤエベニシダレ (バラ科) 東京都


シダレモモ  (バラ科) 東京都

   紅白の「シダレモモ」でよいのだが 公園内ではこの時期人が多く植物だけを撮ることができなかった。

                 道を歩いていてふと足を止めると民家の庭先に今が盛りのシダレモモの花が……。
公園で見るのとは違って ほっとする。

シダレヤナギ  (ヤナギ科) 東京都


風に揺られて

シダレラクウショウ (ポンドサイプレス) (スギ科)東京都


以上が 今まで 撮ってきたものだが まだまだ 他にもあるだろう。
これからも シダレに 出会ったら、カメラに収めたい。



ところで、いろいろなシダレを見ているうちに 疑問が出てきた。
上記のシダレ類は 枝垂れていないもとのもの(母種のようなもの)があってそこから シダレがでてきたものだろう。
もし もとのものがなくて 枝垂れているものは どういうことなのか。
それらも たくさん ある。その一部分が以下の写真である。


ノウゼンカズラ

ヤマブキ

ユキヤナギ

ウンナンオウバイ

疑問はまだ続く。
「トキワマンサク」という シダレを見た。
マンサクは 枝垂れていないから これは「シダレマンサク」でよいのではないかと思ったが、はっきりしたことは分からない。
そこで 調べて見ると、次のようなレポートがあった。

野草 269号(昭、37年9月)より  檜山庫三 「ボタニカルノート983」 枝垂れマンサク
     1942年に福島県で採集された標本について 書かれている。
     学名は Hamamelis japonica であるという。

私の見たものは「トキワマンサク」で 学名も違っている。
だから 「トキワマンサク」と「シダレマンサク」は 違うのだろう。と思った。


 追記 2006/11/23
シダレエンジュ (マメ科 エンジュの品種)東京都の公園で

エンジュは中国原産だが 日本では各地で見られる。
でも シダレエンジュが見られるところは少ない。
中国を旅行していると、仏閣など特別なところに植えられているようだ。
中国では珍重されている。


追記 2008/11/15

シダレカンバ (カバノキ科) 北海道 札幌市





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