ミニ観察  つる植物を追いかけて  被子植物「つる植物の状態」分類表


つる植物 E

U、茎はそのまま 他の器官でよじ登る  E、巻きひげで

2009/02/01
追記 2010/03/01  2011/07/01 2011/10/01

種名五十音順に並べています。

現在ここに記載しているのは
アルソミトラ・マクロカルパ(熱帯のウリ科) ・シオデ ・シロバナハンショウヅル  ・トウガン ・ニガウリ(ツルレイシ)
 バイモ(アミガサユリ) ・ヒヨドリジョウゴ


2011/10/01

アルソミトラ・マクロカルパ Alsomitra macrocarpa (ウリ科) 節から出る巻きひげでよじ登る。

この種子を見れば、「ああそれか」
 と気がつくだろう。
マレーシア原産のウリ科のつる植物。
葉の出る節から巻きひげが出て、
それが絡んで体を支え、這い上がる。
すべての節から巻きひげが
出るとは限らない。
これは上のほうから下がっていたもの。





アルソミトラは枝をだら〜んとぶら下げる。
それが風などに揺れて、隣の木に引っ掛かる。
すぐ巻きひげを出して体を支え、どんどん伸ばしていく。

次々と繰り返し、このような姿になった。

熱帯のつる植物の「凄さ」を見せつけられたような
気がした。


インドネシア ボゴール植物園
   2007年9月
高さ40m位の高木にアルソミトラが這い上がり、
だら〜んと枝をぶら下げているところ。
元の高木は光合成ができず今にも枯れてしまいそう、
いずれ枯れてしまえば倒れるだろうが、つる植物は
枯れることはないと思う、他に絡まるところを探して
さまようのだろうな。


なお、さらに詳しいことは、このHPの 「6、東南アジア熱帯の植物 アルソミトラ」をご覧ください。

http://home.interlink.or.jp/~hidebo/arusomitora.html




  被子植物「つる植物の状態」分類表




2009/02/01


シオデ (ユリ科、シオデ属)  托葉由来(托葉の変形した)の巻きひげで絡みつく。


山の中の自生の状態。 東京都 2008/10/15 托葉から変化した巻きひげが
どこにでも巻きついて絡み体を支える。
未熟の果実は緑色。


太い木に登りはじめたシオデ。
長野県の山中で。 2008/09/25
托葉由来の巻きひげでは太い木に
巻き付くことができない。
そこで木の皮の割れ目に入り込み、
自分の体を支えようとしている。
托葉由来の巻きひげは意外に長い。
巻きつけるものなら自分の茎にでも
何にでも巻き付く。2008/09/25



2011/07/01  

シロバナハンショウヅル  (キンポウゲ科 センニンソウ属) 複葉の小葉由来の巻きひげで絡みつく

高知県の牧野植物園で珍しいつる植物を見た。



茎はまっすぐ伸びていて、絡むことはない。


白い花が下を向いて ぶら下がっていた。


開花しても、下を向いている。


花被は4枚、
雄しべ多数 が目立つ。


被子植物 「つる植物の状態」分類表




2009/02/01

トウガン (ウリ科、トウガン属)  枝由来の巻きひげで絡みつく

トウガンは カボチャと同じように、畑で育てられ、茎は畑の中の地上を這いまわり
 巻きひげで他のものに絡みついて体を支え、大きな実(果実)をつける。
しかし その枝由来の巻きひげは絡まるものがあれば 上へ上へと這い上がることもする。

畑の中を這いまわり 大きな実をつける。これが一般的に見られるものである。2008/10/15


トウガンが植えられているすぐそばに、小さな小屋があり、
そこに竹などが立てかけてあった。
またそこにコスモスが生えていて、盛りを過ぎ茎が木質化し
太く丈夫なものになっていた。
それとばかり、トウガンが巻きひげで絡みつき
上へ上へと伸び、中くらいの果実をぶら下げていた。
枝由来の巻きひげでどこにでもからみつく。
(仮軸分枝)



2008/10/15
雄花 花の下のところに子房が付いていない。 雌花のつぼみ、
つぼみの下に丸いとげだらけの赤ちゃんトウガン
(子房)が見える。



2009/02/01 

ニガウリ(ツルレイシ) (ゴーヤとも言う) (ウリ科) 枝由来の巻きひげで絡みつく

一般的には「ニガウリ」の名前で親しまれているツルレイシ。
最近では、野菜というより家庭で育てられることが多くなっている。
「緑化」「日よけ」「栽培の趣味」などいろいろ。
以前は沖縄の食べ物として、沖縄に行かなければその姿は見られないものだった。
それが関東地方でも育つのは温暖化のためか、品種改良のためか?



日よけ代りに棚を作って育てている。

もぎ取って食卓にのせるのだろうか。
この果実が熟すと割れて皮の内側が真っ赤になる。

やがて中から、真っ赤な種子が地面に落ちる。
庭のある家では日よけ代りに。横に這って行く。 塀に絡ませて育てるが、勢いあまってどこまでも・・・
上に行けなければ下にぶら下がる。


枝由来の巻きひげが巻き付くものを求めて長く
伸びる。もとの方はもう枯れる寸前だというのに。
    2008/10/04
各節から出た巻きひげはどこまで伸びたらつかまる相手
が捕まえられるのだろう。


ニガウリの雌花、花の下に子房がある。 ニガウリの雄花、花の下に子房がない


  被子植物「つる植物の状態」分類表




2010/03/01

バイモ(アミガサユリ) (ユリ科 バイモ属) 
     
 【葉身由来】 葉の先端がつるになり、それでまわりのものに絡んで自分の体を支える。


茎の上の方の葉の先端がつる状になる。
 3月
絡みつくところがなければ、
自分の体にでも絡む。 4月
3方向から伸びてきた葉の先のつるが
お互いに絡みついている。  4月


くきの下の方には花が付かない、
また葉の先がつるになることもない。
葉は輪生のように見えるが、
偽輪生であり、本来は互生である。4月
花が付くところの葉の先はつる状になる。
茎の太さの割に花が大きいので重くなり
つるで身体を支えるらしい。
葉は対生のように見えるが、
わずかにずれていて互生である。4月


バイモの花
花被の中側の模様が
あみの目のよう。
4月
花は下を向いて咲く。 4月 バイモの果実、大きな翼がある。
果実の大きさを人差し指と比べると・・・
熟すと重くなるので、
つるで身体を支えなければ倒れてしまう。
  5月


果実ができた後は、地上部はすべて枯れる。
後にはたくさんの鱗茎が残る。
この鱗茎が生薬となる。  6月
翌年、たくさんの鱗茎からたくさんの発芽が見られる。
鱗茎が大きかったものが、
花を咲かせるようになるようだ。  2月

  被子植物 「つる植物の状態」分類表





2011/07/01 


ヒヨドリジョウゴ  (ナス科 ナス属) 【葉柄で絡みつき 這い上がる】




ヒヨドリジョウゴの果実






この先工事中 しばらくお待ちください。





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