ミニ観察  つる植物を追いかけて 被子植物「つる植物の状態」分類表 


つる植物 F

U、茎はそのまま 他の器官でよじ登る  、付着型

2009/02/01

追記   2009/04/15、 2009/05/01、2010/03/01
2011/07/01 


種名五十音順に並べています。

現在 ここに記載しているものは

キヅタ ・ツタ・ツタウルシ・ツルマサキ・ノウゼンカズラ



キヅタ (ウコギ科キヅタ属) 【付着根(気根)】茎から気根を出して張り付き体を支えながら登って行く。

 2009/05/01

芽生えてはみたものの這い上がるものがなく、
地面を這いまわっている若いキヅタ。
老木?のキヅタ
ムクノキの大木に這いあがっている。
ムクノキの木肌が殆ど隠れてしまうほど
何本ものキヅタが這っているが、ムクノキも
呼吸ができるので健在である。
この木に名札が2枚付いていることに注意。
若いキヅタ。
太い木に這い上がれて幸せ、木の割れ目に
気根を入れて自分の体を支えている。

老木?のキヅタ  この木の前を通り過ぎながらの おばさんたちの話

「この木は キヅタ だって。ずいぶん太くて、変わった形をしているのね。」

「キヅタ」がつる性であることをご存知なかったようだし、木の名札が2つあることにも気付かなかったようだ。
この様な時「説明板」がほしい。

キヅタの茎にできる気根。
この気根を付けた枝が
どこにでも這わせて自分の体を支えている。
枝が少し古くなると気根も古くなり、若いころのような働きは
薄れてくるように思う。
古くなるに従ってキヅタは自分の体形?をその場の環境に
合わせて来ているようだ。


キヅタの果実。4月、新潟県で。

このキヅタは岩の上を這っていた。
キヅタは常緑樹ではあるが、葉はいづれ新しいものと入れ替わる。
青い矢印が今年出た新しい葉、橙色の矢印が間もなく落ちる古い葉。
これらの葉っぱは何年ぐらい付いているのだろうか?
他の植物で調べた結果では 2年〜3年ぐらいが一般的だが、
このキヅタは私は調べていないので分からない。


追記 2011/07/01

冬、丘陵を歩く。落葉樹は枯れ木のよう。そこに ここぞとばかり、キヅタが絡んでいた。 2011/2/23 神奈川県




被子植物 「つる植物の状態」分類表




ツタ  (ブドウ科、ツタ属) 【吸盤型】 葉と対生にでる吸盤でどんなものにでも吸いついて登って行く。吸盤根ともいう。  

 2009/04/15

追記 2009/05/01

吸盤型をした吸盤根は葉と対生に出てくる。
赤色の矢印が葉・青色で囲っているところが対生の位置に出てきたもの。

つるは総状に枝を出して、その先に吸盤をつける。
吸盤根はどんなところにでも
這い上がって吸いつく。
大谷石の塀に吸いついた。
葉が出るのと同時に吸盤根を
つけた蔓が出てくる。




1つの腋から出る吸盤根は
この場合は8個ぐらい。総状に出る。

青い矢印は、前年の吸盤根の痕。

落葉樹のため、吸盤も枯れるが
痕が汚らしく残ってしまう。
吸盤の丸いところは
特殊な構造になっているようだ。
  2月4日 葉が落ちた後、しばらくは茎と一緒に
吸盤も残っている。

吸盤根は新しく出てきた枝に付く。その吸盤根が枯れてしまった後はもう出てこない。
しかし、翌年からつぎつぎに出てくる新しい枝の吸盤根で全体を支えられているようだ。

3階建ての立派な鉄筋の建物に這いあがっているツタ。
紅葉が始まっていた。
右の方の緑色のものもやがて真っ赤になるのだろう。
10月9日 北海道で雨の日に。
春、葉の展開が終わったころ、若葉がまぶしい。4月17日民家。
まだ今年のつる(枝)を伸ばしていない。


被子植物「つる植物の状態」分類表




2009/02/01

ツタウルシ (ウルシ科、ウルシ属) 【付着根(気根)】茎から気根を出して張り付き自分の体を支えながら登って行く。



ツタウルシは猛毒。

山の中に触らないようにという
表示が木に縛り付けられて
いた。

長野県

ツタウルシの紅葉はとてもきれいで
思わず触りたくなる。
長野県 2008/10/24
林縁など、ある程度日差しが
あると、このように幹に張り付く
ように勢力を伸ばす。
6月福島県


   被子植物「つる植物の状態」分類表




ツルマサキ (ニシキギ科、ニシキギ属) 【付着根(気根)】 枝から気根を出して、他の樹木や岩などに這いあがる。

2010/03/01

ハルニレの木いっぱいに這い上がり、
さらに枝を左右に伸ばしているツルマサキ
   3月長野県で
這い上がる前のツルマサキ。
やがて枝がまるでつるのように長く
伸び出す(矢印)。 4月茨城県で。
つるのように長く伸び出した枝から、
気根が伸び始める(四角で囲んでいる部分)。
   5月茨城県で。
気根が伸びると太い幹に張り付き安定する。
   10月長野県で。
太い幹の割れ目に気根を貼りつかせている。
   
ツルマサキの果実。4つに割れる。
中から見えている赤いものは仮種皮で、
中に種子が入っている。  10月長野県で。


  被子植物「つる植物の状態」分類表





ノウゼンカズラ   (ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属)  【付着根(気根)】 枝から気根を出して、他の樹木や自分の枝などに固定する。

2011/07/01



新しく出た枝の節の近くから気根を出して、
枝をぶらぶら 動かしながら、気根を貼り付ける場所を探している。
うまくたどり着けば、安定する。


去年延びた枝の節に気根を出したが、
うまく貼り付けることがなかったようで、今年また新しい気根を
出した。

今年こそ、うまく張り付いて「安住の地」を見つけたい と
いったところだろうか?
2011年6月 東京都品川区民家




  




この先工事中   しばらくお待ちください。



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