NAKED


( 1988 〜 200X )





































第一回 雑誌ＰＩＸＥＬ ＣＧグランプリ優秀賞 受賞作品

「ＮＡＫＥＤ（ネイキッド）」は一部のＣＧデザイナー、グラフィックデザイナー
雑誌編集者等の間で狂信的なファンをもつカルト的な作品です。
海の上に浮かぶ石でできた孤島を舞台にした黙示的な作品です。


雑誌ＰＩＸＥＬ　１９８９年４月号　ＣＧグランプリ審査員講評より

藤幡　正樹氏（コンピューター・アーチスト、東京芸術大学教授）

「まず連作になっていた「ＮＡＫＥＤ」という作品は　もの凄い個人的なパワーに、
個人的なエネルギーに圧倒された。コンピュータ・グラフィックスというものを使って
あれだけのストーリーを語ろうとする作者のエネルギーに感服したし、彼もたぶん
芸術系というか美術のバックグラウンドがあると思うんだけど、まだネーミングなどは
あまいところがあるけど色彩だとかフォルムに関して一応満足できるところがあった。
明らかに何か作りたいものがあって、その前段階かなということを思ったけど。」


「塚田哲也君の「ＮＡＫＥＤ」の組み作品は、そのエネルギーで明らかに他を圧倒
してしまいました。何かこの後ろにストーリーがあってその１シーン１シーンがドコドコと
絵になっていったようで、割と短時間にこの作者は一気に創り上げてしまったのでは
ないでしょうか？　創り上げられたキャラクタも興味深く、色彩も美しく豊かで楽しませて
もらいました。テレビをにぎわすＣＦやタイトルばかりがコンピュータ・グラフィックスではなく、
こういった詩的な絵本のようなものがコンピュータ・グラフィックスで創られるべき時に
来ていることを痛感しました。」

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