展覧会/公演/ワークショップetc
「そう遠くはない not too far away」
ビデオ上映、トーク、関連作品展示の三つの要素からなるアートイベントです。
コーディネイトは会場でもある築港赤レンガ倉庫/大阪アーツアポリア、キュレーションはwomen's-performance-art- osaka(うぱお)です。
カーレン・ヴァンデルボルヒトKaren Vanderborght は、1973年生まれ。現在ベルギーのブリュッ セルとカナダのモントリオールに在住。1999年より非営利制作会社FatalimageFatale vzw 主宰。 「私は映画、電子音楽、視覚芸術やおとぎ話のテクニックと概念からインスピレーションを引き出 し、クイアで DIY なアナーキズム的態度でそれらを展開させていく」と述べています。
(1)展覧会(空間を生かした映像作品上映)
2005年11月25日(金)〜12月17日(土) 14:00-21:00
入場無料 月・火 休み
会場:大阪アーツアポリア/築港赤レンガ倉庫
〒552-0022 大阪市港区海岸通2丁目6−1築港赤レンガ倉庫内
地下鉄中央線大阪港駅6番出口下車徒歩5分
tel/fax 06-6599-0170
上映予定作品:
《幸せな3人家族》2003年/カラー/サウンド/16分
《彼女が目を閉じると見えるもの》1995-96年/カラー+モノクロ/サウンド/13分
《リュミエール姉妹》2000年/カラー+モノクロ/サウンド/27分
《プリエ》Kim Wyns との共同作品 2003年/カラー/サウンド/4分30秒
※上映中は出入り自由。「プリエ」以外はスクリーンで順番に上映します。
ご自分の ペースに合わせてご覧ください。
※会場には暖房設備がありません。防寒具を持参ください。
(2)トーク
日時:2005年11月25日(金) 19:00 - 21:00
会場:大阪府立現代美術センター展示室A 参加無料/予約不要
〒540-0008大阪市中央区大手前3-1-43 大阪府新別館北館・南館
TEL 06-4790-8520 FAX 06-4790-8522
出演:カーレン・ヴァンデルボルヒト(メディア・アーティスト)+うぱお(非営利美 術団体)
コーディネイター:小林美香(写真史研究者)
うぱお特製のカラフルなクッションに座りながら「クイアでDIYでアナーキズム的態 度」でアートに
取り組むことetc...について話します。
一時保育有り(要予約/問い合わせ:06-4790-8520 大阪府立現代美術センター)
(2)イベントのメイキングビデオ(制作:田尻麻里子)上映
会期:2005年11月25日(金)〜12月17日(土)
(月〜金:12:00 - 21:00/土:12:00 - 17:00/日:休み/最終日のみ20:00まで)
会場:大阪府立現代美術センター展示室A 入場無料
〒540-0008大阪市中央区大手前3-1-43 大阪府新別館北館・南館
TEL 06-4790-8520 FAX 06-4790-8522
休館日:日曜日/ 入場無料
地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、1A出口方向へ徒歩3分もしくは京阪 「天満橋」駅下車、東出口から南へ徒歩約12分
赤レンガ倉庫会場の独特の雰囲気を、シンプルかつ贅沢につかった展示になっています。
また、日本語字幕をつけていますので、意味深い内容(だって、タイトルからして、ダンス用語の
『プリエ』だったり。映画を発明したリュミエール兄弟でなく『リュミエール姉妹』だったり。『幸
せな3人家族』は、イエスキリストが生まれる時に祝福のために集まった三博士よろしく、三人の女
子がイエス(?)を訪ねるべく雪道をゆくの!)も、しっかり受け止めてもらえると自負していま
す。
是非是非、ご高覧下さい。
□デジオ「cafe wpao」に、カーレンが登場しています。
□「カーレンの日本滞在記」ページあり。随時更新予定です。
連連影展(れんれんえいてん)http://www.renren-fav.org
◆◇◆フェミニスト・アクティブドキュメンタリー・ビデオフェスタ◆◇◆<終了>
■日時:2005年11月26日(土) 2pm‐9pm
■場所:早稲田奉仕園50人ホール (地下鉄早稲田駅より徒歩5分→地図
■神出鬼没に連連影展!
一日どっぷりフェミニズムと日本や世界のアクティビズムのパワーに浸れる日。
等身大で語りかけてくる映像をフェミニストの視点であつめた祭。映画を見に
遠出するのは面倒だ。だったら映画を隣でやればいい。世の中マッチョな映画
だらけなら、マスコミがバカバカしいなら、自分で作ればいい。FAVでは、アク
ティブに映像を記録し、制作するフェミニスト(女だけじゃありませんよ!)
を応援します。上映を企画したい人、作りたい人、人が連なって何かが生まれる
のは、多分真実。なにはともあれ、ファヴでお会いしましょう! Let's FAV!!
■プログラム:
A グリーナムの女たち 2:00-4:00 pm
(グリーナムの女たち 65分、根津公子ー門前からのメッセージ 8分、他、短編 おばあちゃんの原宿 など)
B はざまに生きるIn Between 4:30-6:30 pm
(「故郷」を失った人々の物 25分、日出子"HIDEKO" 5分、タン・キムポルポト政権下の性暴力を生きぬいて 30分、私たちは忘れない−追悼・姜徳景ハルモニ− 16分)
C わたしとフクロウ 7:00-9:00pm (韓国/90分)
■料金
1 プログラム 1,000円
3 プログラム通し券2,500円
■お問い合わせ
TEL:03-3780-5245 FAX:03-3463-9752
Email :fav@renren-fav.org
http://www.renren-fav.org
■賛同・カンパのお願い! ! (上限なし!) FAV出現にご協力ください!!
郵便口座番号:00100-3-316369 口座名:連連影展
■次回出没2006年3月18日(土)新宿ゴールデン街劇場
■主催:FAV
■共催:VIDEO JUKU、アジア女性資料センター、女性たちの戦争と平和資料館(WAM)、女子大ネット、女性たちの歴史プロジェクト、RAWAと連帯する会、反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)、セックスから”私ら しさ”を考える会「be…」、確信犯?シングルの会東京支部、チーム家庭崩壊、ラブピースクラブ
DVD「おんなのさくひん」発売記念
映像上映&トークセッション「出光真子作品をみる」<終了>
「このまま何もしないでいたら気が狂ってしまうのではないかと感じたある日、私はふたりの子どもを抱えてカメラ店に行き、8ミリカメラを買った」。
その日から、35年に渡り専業主婦の生活の中で、2人の子どもを育てながら、フィルム、ビデオによる作品の制作・発表を続けている出光真子さんの映像世界を紹介します。
表現したいという気持ちと、主婦・母親の役割を果たさなければいけないという葛藤の中で、「私は誰だろう?」「生きることは何だろう?」という問いかけを他者と分かちあいたいという思いに突き動かされて生まれてきた作品。
それは「生きる証」であり、その心の叫びはオリジナルな映像表現を通し、30年を経た現在も観る私たちに切実に伝わってきます。ゲストに出光真子さんをお迎えしてトークセッションを開催します。
上映作品
□「おんなのさくひん」(1973年、11分)
□「洋二、どうしたの」(1987年、20分)
○ 日時:2005年11月19日(土)18:30-20:00
○ 場所:アサンテサーナカフェ (恵比寿)
東京都目黒区三田2-7-10-102
JR恵比寿駅東口/目黒駅西口から徒歩10分
○ 参加費:1500円(ワンドリンク付)要予約
○ 予約/お問い合わせ:アサンテサーナカフェ
tel.03-3791-2147、e-mail:wwbj@cyber.gr.jp
□共催:Asante Sana Cafe、WWB (Women's World Banking) Japan
□企画:am K.Y.
明治学院大学 言語文化研究所・芸術学科共催
シンポジウム「映画/歴史/フェミニズム」<終了>
日時 2005 年11 月12 日(土) 10 時15 分〜18時
会場 明治学院大学白金校舎 3 号館3201教室会場
人文科学の分野においてフェミニズムは大きな理論的なパラダイム変換に貢献してきました。とりわけ映画学は1975年にローラ・マルヴィの記念碑的な論文である「視覚的快楽と物語映画」が発表されて以来、フェミニズム理論の影響を強く受けてきました。日本でもマルヴィの論文は映画学だけに限らず、文学や美術史の研究者たちの関心を呼んできました。さらに、過去30 年にわたって、フェミニスト理論映画研究者は、理論的な枠組みを広げながら、時には理論的修正を恐れずに刺激的な議論を展開していきましたが、残念なことに、そのような発展は必ずしも日本で積極的に紹介されてきたわけではありません。
今回、明治学院大学言語文化研究所と文学部芸術学科共催で、ローラ・マルヴィ氏を始めとし、ジャネット・スタイガー、パトリシア・ホワイト、ヴィッキー・キャラハン、アリソン・マッキーという5 名の研究者を招聘し、フェミニズム映画理論をめぐって「映画/ 歴史/ フェミニズム」と題するシンポジウムを企画致しました。映画とフェミニズムというテーマでシンポジウムが開かれるのは、おそらく日本では過去にあまり例がなかったと思われます。過去30 年の時代の変化に伴って、どのように理論と歴史が遭遇するのでしょうか。全世界的にポスト・フェミニズムが謳われ、あるいは、フェミニズムは終わったかと語られる現在、フェミニズムという枠組みに囚われない多様な切り口で広がりのあるディスカッションが期待されます。映画研究者に限らず、多くの方にご参加頂けると幸いです。是非お出かけください。
<スケジュール>
・10:15〜 挨拶
・10:30〜 アリソン・マッキー(カリフォルニア大学サンタクルーズ校/サンホセ州立大学)
「フェミニスト批評から<欲望>を読み直す…古典的物語と『幽霊と未亡人』」
"Rewriting Desire from a Feminist Perspective: Classical Film Narrative and THE GHOST AND MRS. MUIR (1947)"
・11:25〜 ヴィッキー・キャラハン(ウィスコンシン大学ミルウォーキー校)
「セレブのロマンス…終わりなき愛のループ」
"Recursive Lives: Endless Love Loops"
・13:15〜 ジャネット・スタイガー(テキサス大学オースティン校)
「つれなき美女、ファム・ファタール、ヴァンプ、ゴールド・ディガーズ…堕落した女の推移と物語的価値」
"Les Belles Dames sans Merci, Femmes Fatales, Vampires, Vamps, and Gold Diggers: The Transformation and Narrative Value of Aggressive Fallen Women"
・14:10〜 パトリシア・ホワイト(スワースモア大学)
「アート・シネマとしての女性映画…トランスナショナル・フェミニズムとニッチ上映」
"Women’s Cinema as Art Cinema: Transnational Feminism and Niche Exhibition"
・15:20〜 ローラ・マルヴィ(ロンドン大学バークベック・コレッジ)
「現在から過去を見る…ニュー・テクノロジーとフェミニズム映画理論再考」
"Seeing the past from the present: rethinking feminist film theory in the light of new technology"
・16:30〜 全体討議
☆各発表後には、竹村和子氏、冨田美香氏、鷲谷花氏、野沢公子氏のコメントが続きます。
☆入場無料。同時通訳あり。
(キャンパス案内)http://www.meijigakuin.ac.jp/access/sirokane/index.html
(問い合わせ)言語文化研究所TEL 03-5421-5213
文学部芸術学科 TEL 0354215380
アジアン・フィルム・ショーケース:新しい物語の地平をめざして<終了>
2005年9月18日(日)
場所:国際基督教大学、N 館220
〒181-8585 東京都三鷹市大沢3‐10‐2 ERB301
電話&ファックス 0422-33-3448
e-mail cgs-iws@icu.ac.jp
<国際ワークショップ「アジアにおける人間の安全保障とジェンダー:人文科学の視点から―アジアのジェンダー表象―」2005年9月16日(金)―18日(日)>
主催:国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS)
共催:国際基督教大学21世紀COEプログラム「平和・安全・共生」
http://subsite.icu.ac.jp/cgs/index-j.html
○9:00 ミ 13:00 映画上映と監督のトーク
9:00 - 10:20
『venus』監督ソン・インソク他
『Tokyo Stupid Girls』監督根来祐
『Khoa』監督ファン・フエン・トゥ
10:20 - 11:40 『The Wedding Gift』監督イ・ジョンファ
11:40 - 13:00 『女書』監督ユーチン・ヤン
○13:00-13:50 ランチ
○13:50 - 15:20 質疑応答、ディスカッション(N 館220)
司会斎藤綾子(明治学院大学助教授)
パネリスト根来祐
ファン・フエン・トゥ
イ・ジョンファ
ユーチン・ヤン
○15:30 - 17:00 まとめのセッション(本部棟206 号室)
Same but Different
-スウェーデンを拠点とする5人の女性作家-
Five Female from Sweden and Japan
スウェーデンを中心に制作活動をしている女性作家5人による展覧会
2005年9月24日〜11月12日<終了>
鎌 倉 画 廊
〒248-0031 神奈川県鎌倉市鎌倉山4-8-33
Tel: 0467-32-1499 Fax: 0467-32-8920
11:00-18:00 日、月曜 定休
アクセス:JR大船駅下車 京浜急行バス4番
JR鎌倉駅下車 京浜急行バス6番
鎌倉山停留所下車 徒歩3分
鎌倉駅よりタクシーの場合は西口より
日韓五世代の対話展
丸木美術館企画展
9月17日(土)〜10月28日(金)<終了>
場所:
原爆の図丸木美術館
355-0076 東松山市下唐子1401
TEL:0493-22-3266 FAX:0493-24-8371
marukimsn@aya.or.jp
○オープニング:9月17日
午後3時〜 パフォーマンス(大串孝二)
午後3時半〜 作家トーク(針生一郎×日本作家、古川美佳×韓国作家)
午後5時〜 パーティー
日本側作家選定 針生一郎
韓国側作家選定 安星金
コーディネーター 古川美佳
パフォーマー 大串孝二
【日本側出品作家】
井口大介、上條陽子、斉藤美奈子、田島和子、司修、出店久夫
【韓国側作家】
周在煥、孫壮燮(壮は旧字体)、閔晶基、安星金、崔秉沫、朴京勲
クリム・コンジャン(絵工場)
戦後60年シンポジウム
「映画にみる女たちの原爆体験とその記憶から」<終了>
●日時 2005年7月29日(金) 13:30〜16:00
●会場 学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパスB1Fホール
(麹町駅徒歩3分)
●パネリスト 吉田喜重氏(映画監督)
斉藤綾子氏(明治学院大学文学部芸術学科助教授)
リピット水田堯氏(南カリフォルニア大学映画学部教授、
城西国際大学メディア学部客員教授)
<定員160名><託児室サービス有―5日前までにお申込みください>
○映画上映会 <全席自由/160名><参加費無料>
●日時・上映作品
7月28日(木) 今村昌平監督作品『黒い雨』(1989年 123分)
13:30−15:30
黒木和雄監督作品『父と暮せば』(2004年 99分)
16:00−17:40
7月29日(金) 吉田喜重監督作品『鏡の女たち』(2003年 129分)
10:30−12:40
●会場 学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパスB1Fホール
(麹町駅徒歩3分)
○シンポジウム申込先
城西国際大学ジェンダー・女性学研究所
FAX:0475-53-2199
E-mail:igws@jiu.ac.jp
展覧会「前衛の女性1950-1975」<終了>
1950〜1960年代、戦後の前衛芸術運動の熱気の中で活動した女性アーティスト46人の絵画・立体・映像約220点により、「美術」と「女性」の間に横たわる様々な問題を問い直す。
会期:2005年7月24日(日)〜9月11日(日)
会場:
栃木県立美術館
〒320−0043宇都宮市桜4−2−7
JR宇都宮駅から関東バス桜通り十文字下車
tel 028-621-3566
開館時間:午前9時半〜午後5時(入館は午後4時半まで、休館日 月曜日)
観覧料: 一般800(700)円 大高生500(400)円 中学生以下無料
問い合わせ:栃木県立美術館 学芸課
e-mail: reikoka@art.pref.tochigi.jp
□関連企画
(1)出光真子映画作品上映会/会期中、他の催しのない毎土・日曜日、午後2時
(2)長野千秋監督「ある若者たち」特別上映会/8月6日(土)午後1時30分、7日(日)午後1時
(3)イトー・ターリ 身体表現ワークショップ/8月20日(土)午後2時(要予約)
イトー・ターリ パフォーマンス「Meditating Body」/8月21日(日)午後2時
□「前衛の女性1950-1975」展関連企画シンポジウム
「1950年代以降の女性と美術―アメリカ、韓国、日本の場合―」
日時:2005年8月7日(日)午後1時〜4時半
会場:栃木県立美術館集会室
後援:イメージ&ジェンダー研究会
趣旨:戦後日本の女性アーティストの活動を集成する展覧会の関連企画として、同時代のアメリカ、韓国の女性アーティストの活動にも視野を広げ、戦後社会の中での、女性の美術の評価と受容を問い直す。
1:00 p.m.:特別映像上映 長野千秋監督『ある若者たち』(1964年、日本テレビ)
1:30 p.m.:パネリスト報告(各20分)
光田由里(渋谷区立松濤美術館学芸員)「女性作家たちの評価 日本の場合」
由本みどり(ニュージャージー州立大学助教授)「アメリカに渡った日本の女性芸術家たち」
キム・ソンヒ(森美術館キュレーター)「韓国の女性アーティストたちの活動」
2:30p.m. (15分休憩)
2:45p.m. 北原 恵(甲南大学教授)3人の報告に対するコメント(15分)
3:00〜 全体討議 司会:小勝禮子(栃木県立美術館特別研究員)
韓日通訳:金惠信(キム・ヘシン)(韓国日本近現代美術研究)
4:30p.m. 終了予定
第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議公式文化プログラム
「kavcaap2005ーHIV/エイズ 未来のドキュメント」参加作品上映<終了>
〜身近な人が感染していたら、どうサポートしたらいい?
HIV/エイズと共生・共存を考える秀作映画2本が神戸で上映〜
南インドと日本の女性監督による、HIV/エイズが題材の映画が第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議の文化プログラムの一環として神戸アートビレッジセンターにて、それぞれ2回づつ限定上映されます。
現在、感染爆発の危機に直面している日本。正しい予防&治療の知識だけでなく、今や「身近な人が感染していたら、どうサポートやケアをしたらいいのか」ということにも、心を配る必要が出てきました。
実際にHIV感染者やエイズ患者と長年交流をしている女性たちが紡ぎ出した物語は、HIV/エイズの「生に向かう」新しい姿を提示。
私たちの恐れや偏見をやわらげ、この病と共生・共存することを本格的に考える、大きなきっかけとなることでしょう。
以下、映画の解説と上映日程です。ご興味のある方は、ぜひお越しください。
上映日程:
◇「フィル・ミーレンゲー/また会いましょう」
6/30(木)18:30〜
7/2 (土)16:00〜(終了後、本イベントプロデューサー ブブ・ド・ラ・マドレーヌ他によるトーク予定)
◇「Yesterday Today Tomorrow/昨日 今日 そして明日へ…」
7/1(金)14:00〜(英語字幕のみ)
7/2(土)12:30〜(終了後、14:30から直井里予監督のトークあり・参加無料)
7/3(日)11:30〜
会場:神戸アートビレッジセンター 2F KAVCホール
(神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号)
入場料:各作品とも当日券のみ・1500円均一
(特別上映につき、各種割引・優待は適用できません。あしからず、ご了承のほどお願いいたします)
お問い合わせ:kavcaap実行委員会090-9982-6992/
神戸アートビレッジセンター 078-512-5500
◆「フィル・ミーレンゲー/また会いましょう」 Phir Milenge 145分
Phir Milenge 2004年インド/145分/シネマスコープ/日本語&英語字幕付/監督:レーヴァティ 出演:シルパ・シェティ、サルマン・カーン、アビシェク・バッチャン 国連エイズ合同計画サポート作品
南インドのチェンナイを拠点に活動する実力派女優であり、現地NGOと連携して、恵まれない女性の地位向上や貧しい子供たちの支援、障害者の就業サポートなど、社会貢献に積極的に取り組む社会活動家・レーヴァティ女史(http://www.revathy.com)の長編映画第2作。
愛する男性からHIVに感染した、広告業界のキャリアウーマン、タマンナは、会社から「勤務態度と能力に問題がある」と突然解雇される。だが、解雇の真の理由は彼女のHIV感染だった。仕事こそ私の人生、とこれまで多大な労力と情熱を注ぎ込み、数々の実績を上げてきた彼女。自らに着せられた「仕事が出来ない」という汚名と、HIV感染者への偏見を晴らすべく、自分をクビにした企業を相手に、孤独な戦いを始める…。
HIVに感染しても、仕事も夢もあきらめず、明るい未来を信じて、一歩一歩歩みを進めるヒロイン。そんなポジティブで、凛とした女性像に加え、行間にはさみこまれる数々の粋なユーモアが、映画全体にさわやかな息吹を与えています。インド映画版「フィラデルフィア」と言える作品ですが、主人公がエイズを発症して亡くなったハリウッド版との決定的な違いは、今作のエンディングがあくまでも「よりよく生きること」へと向かうことでしょう。
今回がジャパンプレミアであり、同時に日本最後の上映です。ご興味のある方はみなさまお誘いあわせの上、お越しください。
◆「 Yesterday Today Tomorrow /昨日 今日 そして明日へ…」90分
2005年日本=タイ/90分/DV/日本語字幕版/監督・撮影・編集 直井里予
2005年バンコク国際映画祭正式出品作品
英語字幕のみの上映もアリー7/1金@14:00〜
アジアプレスに所属する日本の女性フリージャーナリスト 直井里予氏が、タイ北部の農村に住むHIVに感染した一家2組を3年間に渡って追ったドキュメンタリー。
HIV陽性者だからと言って決して先を見限ることなく、昨日も今日も明日も、淡々と仕事に出かけ、食事を作り、子供の面倒を見る。その合間には、涙することもあれば、またそれ以上の笑顔もある。そうやって普通に“今”を生きる彼らの姿を淡々と見つめることで、人間の“生”へと向かう本能的なパワーを、静かに浮かび上がらせます。また、そんな彼らをごく自然に受け入れる村のコミュニティのあり方も必見です。
マkavcaap2005
山形国際ドキュメンタリー映画祭2005プレイベント
『山ドキ! 東京予備校』(第二弾、韓国特集)<終了>
東京の小川町にある小さなスペースで、2005年の映画祭までのカウントダウン企画として8ヶ月に渡るドキュメンタリーの特集上映を開催中です。月に4日程度の上映で組まれたプログラムですが、5月は韓国特集が続いています。
かつて戦闘的な反体制 のメッセージ映画が多かった韓国ドキュメンタリーも、いまや20〜30歳代の作り手によって洗練され、多彩な変貌を見せ、女性監督の活躍がめざましいのも現代韓国の特徴です。ゲストを迎えてのこじんまりしたアフター・トークもお見逃しなく!
日時:5月12日[木]
17:00〜 『ジーナのビデオ日記』 監督:キム・ジナ/韓国・アメリカ/2002
韓国語・英語/ビデオ/152分
米国に渡った22歳の韓国女性が、過食症やコンプレックスに悩みながら自分の姿を執拗にカメラに収める。差し込む夕日、深夜のランプなど美しい光と繊細な映像。孤独な彼女に誰もが魅せられてしまう。
20:00〜 『エディット』 監督:イ・チャンジェ/韓国・アメリカ/2003
韓国語・英語/ビデオ/100分
KBSの局内検閲を受け、納得いかない形で放送されたドキュメンタリーに、作家自身が社を辞めたあと再び向き合う。女性国際戦犯法廷とNHKの事件が大きな顛末となった今こそ改めて見て考えたい。
上映後にゲスト・トーク「ヤマガタ千夜一話」 ゲスト:坂上香 氏
(映像ジャーナリスト、『Lifers ライファーズ〜終身刑を超えて』 監督)
司会:藤岡朝子(山ドキ!専任講師:YIDFFコーディネーター)
日時: 5月21日[土]
14:00〜 『エディット』
16:00〜 番外編「ヤマガタ・ヒストリーズ」
山形映画祭'93 関連作品特別上映+ゲスト・トーク 佐藤真 氏(映画監督)
日時:5月27日[金]
19:00〜 『ジーナのビデオ日記』
上映後にゲスト・トーク「ヤマガタ千夜一話」
司会:藤岡朝子(山ドキ!専任講師:YIDFFコーディネーター)
料金:
1プログラム券 一般 1,500円 / neoneo坐 会員 1,000円
2プロ通し券 一般 2,500円 / neoneo坐 会員 2,000円
*ゲスト・トーク「ヤマガタ千夜一話」参加費 お一人様 500円
*各回に韓国茶+お菓子付き!
会場: スペースneo
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2-10-13 御茶ノ水ビル1F
都営新宿線「小川町駅」・千代田線「新御茶ノ水駅」・丸ノ内線「淡路町駅」
B5出口より徒歩1分、JR「御茶ノ水」駅・聖橋口より徒歩5分
お問合せ:佐々木 TEL:090-3271-5280
主催:スペースneo
共催:山形国際ドキュメンタリー映画祭東京事務局
「もう一つの万博」プラットフォーム in 東京芸術大学<終了>
→more
「もう一つの万博」
□日時;5月19日(木) 18:00〜20:00(予定)
□会場;東京芸術大学 上野校地 美術学部中央棟1階第1講義室
□講師;
セイラ・カメリッチ (「もう一つの万博」参加アーティスト、ボスニア・ヘルツェゴビ
ナ出身)
ミリツァ・シモノビッチ(「もう一つの万博」参加アーティスト、セルビア・モンテ
ネグロ出身)
茂木健一郎 (東京藝術大学非常勤講師・脳科学者、SONYシニアリサーチャー)
渡辺真也 (もう一つの万博実行委員会代表・キュレーター)
□問合せ・予約;
東京芸術大学取出校地・先端芸術表現科合同教員室(高橋)/木幡和枝研究室(大崎)
Tel. 0297-73-9122 / e-mail. aharuchi@lime.ocn.ne.jp
□主催;東京芸術大学美術学部 (美術解剖学教室/先端芸術表現科/油画科)
□協力;もう一つの万博実行委員会
東京でのプラットフォームとして、東京藝術大学主催・国際シンポジウム−国民国家を超える新世代の芸術家たち− を開催する運びとなりました。
このたびのプラットフォームには、パネリストとして 5月20日より京都・広島でアーティストインレジデンスを行う セイラ・カメリッチとミリツァ・シモノビッチが参加します。
またこのシンポジウムは全編英語にて行い、日本語へ同時通訳する形式で開催されます。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
<特別ゲスト セイラ・カメリッチ略歴>
旧ユーゴスラビア、現在のボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに、ボスニアン・ムスリムとして生まれ、幼少時代をドバイにて過ごす。18歳からサラエボの伝説的デザイン・グループである「トリオ」に最年少にて参加、国際的注目を集めるが、その後、ボスニア紛争発生の為、美術品製作を断念。3年半のセルビア軍による包囲攻撃の中、父の殺害にもめげず、社会奉仕に尽くす。紛争直後にボスニアのナショナルギャラリーにて発表した横断幕作品「占領中Zauzeto」により、キュレーターのハロルド・ゼーマンに「サラエボに天才がいる」と賞賛され、その後、ベネチア・ビエンナーレのキュレーターを担当したフランチェスコ・ボナミらがキュレーションした、2002年スロベニアの首都ルブリャナで行われた「マニフェスタIII」において発表した作品「EU/Others」により、その国際的評価を揺るぎないものにする。その後、ドイツ、チェコ、フランス、スロベニア、キプロス、ロシアなどで作品を発表し、今年、渡辺真也企画による<もう一つの万博:国民国家を超えて>展(ニューヨーク、日本ほか)に出品。
<特別ゲスト ミリツァ・シモノビッチ略歴>
旧ユーゴスラビアの首都であった、現在のセルビア・モンテネグロのベオグラードに生まれたセルビア人アーティスト。共産主義体制の崩壊と共に家庭が裕福になるものの、その為か10代前半よりベオグラードのロックシーン、カウンターカルチャーに浸り続ける。その際、セルビアにおける80年代の伝説的ロックバンド「エカチェリナ・ヴェリカ(EKV)」の最良の共となる。その後、EKVバンドメンバーのミロシェビッチ側体制による圧力とその死を経験するが、その後の入院を乗り越え、ビジュアル・アーティストの道を志す。NATO軍によるセルビア空爆中には、劣化ウラン弾の含まれているであろう空気を、透明なプラスチックバッグに入れるという作品「NATO Air」を発表。セルビア・モンテネグロを取り巻く複雑な政治状況の為、西ヨーロッパでの展示はないが、セルビアやギリシャにおいて作品を積極的に発表している。
AIT ARTIST TALK#19 『浮遊ーFLOATING』<終了>
イスラエルからジュマナ・エミル・アブードを迎えて
料金:一般1,000円/学生・AITメンバー800円 1ドリンク付き
日時:2005年4月27日(水)19:00-21:00
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT)
助成:財団法人トヨタ財団
定員:40名
会場:AITルーム 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-3 ツインビル代官山 A-502
( 地図はこちらからダウンロードしてください http://www.a-i-t.net/jp/officelocation.html )
逐次通訳付き
(財)トヨタ財団の助成を受け、AITレジデンシー・プログラムのアーティストとして来日しているジュマナ・エミル・アブード。イスラエル出身の彼女は、2005年2月から5月までの3ヶ月間東京に滞在し、作品を制作しています。
ジュマナ・エミル・アブードは、イスラエルのガリレー生まれ。カナダとエルサレムにてアートを学び、現在はエルサレムを拠点に活動しています。作品は、ドローイングからパフォーマンス、ビデオ、サイト・スペシフィック・インスタレーションなど多様な形態をとります。彼女の繊細なドローイングとコラージュでは、異なる文化的背景をもつ女性たちや人間関係のはかなさを描き出しながら、詩的な物語を語ります。
アル・ワシティ・アートセンター(イスラエル)にて「パレスチナ ー 8人の女性アーティスト」展(1998-9年)やハウス・オブ・ワールド・カルチャー(ドイツ)にて行われた「ディスオリエンテーション ー DisORIENTation」展(2003年)など、国際的に作品を発表をしており、また現在、第7回シャルジャ・ビエンナーレ(アラブ首長国連邦)(2005年4月-6月)に参加しています。
今回のトークでは、スライドやビデオで彼女の作品を紹介し、その制作のプロセスを表現する言葉、『浮遊 ー FLOATING』をテーマに、作品や活動について話をします。
□お申し込み・お問合せ
office@a-i-t.netまで、お名前、ご所属、ご連絡先を明記し、お申し込みください。
学生の方は、学校名をご記入ください。お申し込みをされていない方の当日入場はお断りする場合がありますので、予めご了承ください。人数に限りがあるため、キャンセルされる場合は、事前にご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
□NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-3 ツインビル代官山 A-502
T03-5489-7277 F03-3780-0266
E-mail: office@a-i-t.net
狩野志歩 個展上映<終了>
日時:3月31日(金)17:00〜/20:00〜
※20:00の回に作家来場予定
料金:¥1200(1ドリンク付)
会場:UPLINK FACTORY
JR渋谷駅より徒歩約10分
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-8-17横山ビル5F
TEL: 03-5489-0750
e-mail: factory@uplink.co.jp
上映作品(制作年度順)
『情景』(1998/8mm/13分)
『白いテーブルクロス』(2000/ビデオ/7.5分)
『揺れる椅子』(2000/16mm/13分)
『お香』(2002/ビデオ/6分)
『Floating Leaf』(2002/ビデオ/1分)
『赤い花』(2002/ビデオ/12分)
『Lily in the Glass』(2003/16mm/6分)
『映画に関する小さな本』(2004/ビデオ/4分)
ほとんどの作品が室内で撮影され、その被写体はシンプルだ。例えばフィックス・ショットで撮影された映像は、編集作業により、幾重にも映像を重ねたり、 異なる時間を配置し組み替えたり、カメラの絞りを調節したり、露光を操ることにより、経過という既存の時間とそれらを記録し重ね合わせた時間が、経過す る時間のうちに観られること、いわば映画内時間という作家の意図と意志にのうちに表現される。それを目撃した観客はある一定の個物のイメージがどれだけ 千差万別であり、不確定的であるのかを実感せざるを得ない。日常で起こる変化ー習慣性に基づき我々は無意識のうちに知覚することを拒むようにしむけられ ている対象ーの中に驚くような変動がある事を、狩野の作品を通じて改めて認識するだろう。狩野はいわば映画という表現そのものに新しい境地を常に感じて いるのではなかろうか。狩野志歩の個展上映は今回初めての開催である。
狩野志歩 略歴
1974年生まれ。1997年武蔵野美術大学映像学科卒業。1996年よりフィルム・ビデオ作品、映像インスタレーション作品を手掛ける。
賞歴:メディアシティ・フェスティバル・グランプリ(カナダ・2000年)、準グランプリ(2003年)第5回アート公募・奨励賞(2000年)、イ メージズ・フェスティバル・ベストインターナショナルフィルムアワード(カナダ・2001年)、武蔵野美術大学「パリ賞」(2004年)など。
山形国際ドキュメンタリー映画祭(2001年)、オーバーハウゼン国際短編映画祭(ドイツ・2001年)、ロッテルダム国際映画祭(オランダ・ 2001〜2003、2005年)、トロント国際映画祭(カナダ・2002年)などの国際映画祭、美術館等で招待上映多数。
作品は国立国際美術館(大阪)、東京工芸大学(神奈川)、モントリオール大学(カナダ)、サンタフェ大学(アメリカ)、Canyon Cinema(アメリカ)、Collectif Jeune Cinema(フランス)、Netherlands Media Art Institute Montevideo/Time Based Arts(オランダ)でコレクション及び配給されている。
第78回イメージ&ジェンダー研究会<終了>
日時:2005年4月3日(日) 13:00〜17:45
会場: 世田谷男女共同参画センターらぷらす
世田谷区北沢2−8−18 北沢タウンホール11階・研修室4
小田急線・京王井の頭線「下北沢」下車 南口より徒歩5分
■全体会議 13:00〜13:20
2005年度の各担当より報告、発表希望者受け付け
■研究報告1 13:30〜15:30
「ジェンダーのために美術館でなにができるか
ー東京都現代美術館での試みー」
報告者:若桑みどり(川村学園女子大学)
コメンテーター:笠原美智子(東京都現代美術館)
■研究報告2 15:45〜17:45
Reclaiming the Southeast Asian Goddess:
Examples from Contemporary Art by Women
(Philippines, Thailand and Indonesia)
東南アジアの女神の復帰:女性による現代美術の実例(フィリピン、タイ、インドネシア)
報告者: Flaudette May V. Datuin (Associate Professor
University of the Philippines)
コメンテーター:北原恵(甲南女子大学)
通訳:溝口彰子(東京国立近代美術館フィルムセンター)
国際フェミニスト美術雑誌「n.paradoxa: international feminist art journal 」の編集・発行者ケイティ・ディープウェル&スザンナ・ミレフスカ講演会<終了>
場所:熊本市現代美術館
時 間 :3/20(日)14:00-15:30
入場料: 入場無料
ケイティ・ディープウェル [ Katy Deepwell ]
美術評論家、美術史家、ロンドン在住。1998年に設立した国際フェミニスト美術雑誌「n.paradoxa: international feminist art journal 」の編集・発行者であり、イギリス美術評論家連盟の会長も務めた。
■主な著作:Dialogues: Women Artists from Ireland (London: IB Tauris, 2004); (ed. with Mila Bredikhina) Feminism-Art-Theory: A Russian Reader (Moscow: Rosspen, forthcoming 2004/5, Russian text); (ed) Women Artists and Modernism (Manchester University Press, 1998); (ed) Art Criticism and Africa (Saffron Books/ EAP, 1997); and (ed) New Feminist Art Criticism: Critical Strategies (Manchester University Press, 1995).
プラグマ ART DAY
「IMAGE : そのイメージを、疑え。」<終了>
□アートを通して世の中で流れている
様々なイメージを見つめなおすイベントです。
□日時:2005年3月12日(土) 11:00−20:00
□場所:つながれっとNAGOYA(名古屋市)
この春、NPOプラグマは、1日限りのアートイベント「IMAGE : そのイメージを、疑え。」を開催します。
世の中にはさまざまなイメージが流れています。とくにマスメディアがつくりだすイメージの影響は強く、人々は無意識に何らかのイメージに沿った生活を送りがちです。
今回、私たちが日常的に接しているイメージをアートを通して見つめなおしてみます。参加するアーティストたちは全て女性です。女性は、メディアによって画一的なイメージで描かれ、社会のなかで常に性別イメージを意識せざるを得ない存在です。アーティストは「メディアのなかの女性」をテーマに、それぞれワークショップやレクチャーなどを企画しました。
女性アーティストの活動に触れ、女性像やイメージを捉えなおすことのできる刺激的な1日を楽しんでください。
参加アーティスト:
出光真子(映像作家)
イトー・ターリ(パフォーマンス・アーティスト)
小林美香(写真研究者)
椿原章代(アーティスト)
Yuko Nexus6(サウンド・アーティスト)
ほか
イベント内容:
・IMAGE×アート ワークショップ「私の/あなたのイメージ考」
・IMAGE×フォト レクチャー「写真やアートにみるジェンダー」
・IMAGE×パフォーマンス ワークショップ「からだをほぐして、パフォーマンス体験」
・IMAGE×ビデオ 上映&アーティストトーク「映像作家 出光真子の世界」
・IMAGE×ミュージック CDセレクション「Invisible Image of Women Composers」
・IMAGE×アニメーション 上映会「ANIMATION TAPES★★★09」
・IMAGE×ビデオフェスティバル 「東京ビデオフェスティバル」(協力VICTOR)
・IMAGE×ホープアーティスト ミニギャラリー「わたしから見える風景」
・IMAGE×パーティ
□参加登録受付中
予約制プログラムの参加登録を、
Webサイトで受付けています。
□主催
NPOプラグマ
□企画 宮原美佳(NPOプラグマ代表・愛知淑徳大学非常勤講師)
□協賛 日本ビクター株式会社/ショーワ株式会社/chit chat CAFE
□後援 市民とメディア研究会・あくせす
□協力 coo hair/cafe prank/ウイン女性企画
□認定 [社]企業メセナ協議会
□平成16年度名古屋市男女平等参画推進センター市民活動・研究支援事業
トリン・T・ミンハ作品集上映<終了>
2005年2月6日(日)、13日(日)
イメージフォーラム
東京都渋谷区渋谷2-10-2
tel. シアター (03)5766-0114
R渋谷駅より徒歩5分
上映作品
・プログラムA
姓はヴェト、名はナム 108分/16ミリ/1989
・プログラムB
ルアッサンブラージュ 40分/16ミリ/1982
核心を撃て 101分/16ミリ/1991
マ 詳細
mot annual 2005
「愛と孤独、そして笑い」<終了>
life actually
会期:2005年1月15日(土)〜3月21日(月)
会場:東京都現代美術館1F・B2F企画展示室
〒135-0022江東区三好4-1-1(木場公園内)
tel.03-5245-411(代表)
主催:東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
□出品作家artists:
イケムラレイコ(drawing and sculpture)
出光真子 (video installation)
イチハラヒロコ (words installation)
岡田裕子 (DVD, inkjet print and installation)
オノデラユキ (photography)
鴻池朋子 (drawing and installation)
澤田知子 (photography)
嶋田美子 (installation, video and lithograph)
溝口彰子O.I.C. (installation)
綿引展子 (drawing)
□シビアな日本の<今>を生きるために
東京都現代美術館では平成10年度に第1回展を開催して以来、現代を反映したテーマを毎年設定し、現代美術の最先端を様々な角度から示すために、若手作家を中心とする展覧会を毎年開催しています。
平成16年度のテーマは「愛と孤独、そして笑い」です。
1990年代から現在、女たちはますますシビアになっています。86年に男女雇用機会均等法が施行されましたが、企業の中でのガラスの天井は堅固に残り、たとえ男のようにしゃにむに働いてキャリアを築いたとしても先は見えています。白馬に乗った王子様はなかなか来ず、たとえ来て結婚したとしても、数年後にはただの男になってしまいます。仕事も結婚も育児もすべてこなすスーパーウーマンはしんどそうです。かくて、女性の結婚年齢も非婚数も離婚率も上がり続け、子どもの数は減少し、結婚しても女たちはなかなか仕事を辞めなくなりました。従来の家族における女役割をこなしているように見える女でさえ、それはすでに強制力のあるものではなくなっています。いつ結婚しようがシングルでいようが仕事を続けようが子どもを持とうが離婚しようが、なんでもいい、ただ、その選択は自分でする。いくつになろうと、何をしていようと、私は私、誰に文句を言われる筋合いはない、と、現代日本女性は、したたかにシビアに生きにくい<今>を生きています。
そうした現代を反映して多くの作品が生まれています。それは、自分と様々な物事との「関係性」を捉え直す作業です。近代家族制度や雇用システム、コミュニティとの関わりや人間関係、歴史観など、さまざまな関係性が変化している「今」、いかに自分自身を世界に位置づけるのか。女性作家たちは、自分の身の丈から、自分の周りの日常を見つめ直し、自分が立っている社会、自分を形成してきた歴史、自分が生かされている世界を、今まで「あたりまえ」のこととして見過ごしてきた視点をまず疑いながら、ひとつひとつ検証して再構築しようとしています。それは自分の日常や身の回りから、世界に共感しようとする行為です。そしてその作品には、生きることそのものにも似て、「愛と孤独、そして笑い」が溢れています。
既存のシステムが、あらゆる面で行き詰まり、暗雲が漂っている現代日本であるからこそ、こうした表現は生まれ、こうした表現のもつ重要性も高まっていると思われます。この閉塞感に満ちた現代日本で、しかしいかにあきらめないで、維持し続けるか。それは創り手の問題である以上に、この現代に生きる私たち全体を問われるものなのでしょう。日々の平凡な日常から生まれた非凡な作品、「愛と孤独、そして笑い」に満ちた延々の問いを、アーティストだけではなく、私たちが、維持し続けること。それがこの展覧会の目的です。
【関連企画】
第33回MOT美術館講座「女性と表現」
講師および日程:
第1回1月22日(土)上野千鶴子(東京大学大学院人文社会系研究科教授、社会学)
第2回2月5日(土)若桑みどり(川村学園女子大学教授・千葉大学名誉教授、美術史)
第3回2月12日(土)竹村和子(お茶の水女子大学人間文化研究科教授、米文学)
第4回3月5日(土)香川檀(武蔵大学人文学部比較文化学科助教授、表象文化論)
各午後3時から5時(開場は30分前)場所:東京都現代美術館講堂(B2F)
受講料:1回400円 定員:200名(当日先着順)
助成:財団法人朝日新聞社文化財団 財団法人アサヒビール芸術文化財団
協賛:大日本印刷株式会社 富士写真フイルム株式会社 株式会社中川ケミカル 株式会社ニコン
協力:全日空株式会社 エプソン
石内都展 「Mother's」<終了>
□2005.1.15.sat-2.19.sat
□The Third Gallery Aya
大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル2F
TEL/FAX:06-6445-3557
休廊日:日曜・月曜(初日のみ月曜オープン)
開廊時間:火〜金/12:00〜19:00 土/12:00〜17:00
http://www.osk.3web.ne.jp/~ayay/
http://www.threeweb.ad.jp/~ayay/
□火〜金/12:00〜19:00 土/12:00〜17:00
□休廊/日曜、月曜
□母の遺品というには粗末な品々を写真に写し、それで捨てることが出来ると思っていたのに、なかなか思切りが付かず、未だに手元においてある。肌身にまとう品物達は所有者の意志のひとつのカタチなので、その人がいなくなってしまえば無用の品になるのだから、深く考える必要は何もないのに、どうした訳か母のモノが捨てられない。
フッとビデオで撮ってみようと思いたち、同じモノをビデオに収めた。それでどうなるのか今はわからないけれど、写されたモノ達は母の所有物から少しづつ離れ、歳月と共に肌着や、口紅や靴達は別の存在を示しはじめ、もう少し時間がたつと、すっかり" Mother's "ではなくなってしまうかもしれない。
人は一生のうちにどのくらい品物を所有し、消費し、遺すのだろうと、我身について考えさせられる。
石内都
□「Mother's」は石内都が捉えた、母という一人の女性の肖像です。
18歳で自動車の免許を取り、満州に出稼ぎに行きます。そこで結婚。夫は徴兵され、彼女は故郷へ戻ります。そこで学徒動員で赴任してきた青年と出会い、暮し始めます。が、戦死したはずの夫が戻り、妊娠していた彼女は慰謝料を払って協議離婚をします。そのような波瀾の半生を送った一人の女性が遺したシュミーズ、ガードル、口紅をその人の意志を感じるかのように捉え、石内都は提示して行きます。
確執の深かった「母」との関係を静かにみつめることでスタートしたこの作品は幾度かの発表を経て、彼女の「母」から一人の「女性」の人生の軌跡へと変化していくのです。
第二回COEジェンダー英語圏研究集会
「セクシュアリティの地平――いま見る・読む・感じる表象批評の冒険」<終了>
日時:2月19日13:30-17:45 (18:00-19:30 懇親会)
場所:お茶の水女子大学 理学部3号館7階大講義室
(当日は土曜のため正門(東門)のみ開いています。ご注意下さい)
□メーンテーマ
「セクシュアリティの地平――いま見る・読む・感じる表象批評の冒険」
□講演会 13:30-15:00 (敬称略)
小谷真理(SF&ファンタジー評論家)「テクノゴシック論」
□研究発表 15:15-17:45
発表者 溝口彰子(国立フィルムセンター客員研究員/COE客員研究員)
「ホモフォビックなホモはレズビアンを生むか?――ヤオイのファンタジーと『現実』」
コメンテーター 石井達朗(慶應義塾大学)
発表者 山口菜穂子(お茶大(院)、COE-RA)
「トランスアトランティック“ヴァンプ”――アメリカ映画黎明期における性の地政学」
コメンテーター 斉藤綾子(明治学院大学)
司会 竹村和子(お茶の水女子大学)
お問い合わせ:eng-coe@li.ocha.ac.jp (英語圏:竹村)
COE事務局 tel: 03-5978-5547
(お茶の水女子大学最寄り駅:丸ノ内線 茗荷谷)
(講演会および研究発表は入場無料。懇親会のみ有料)
cafe WPAO3 vol.3−性別役割分業観を思いやりつつ展覧会評を書く<終了>
□2005年2月19日(土):森理恵さんのお話(司会:中西)
□2005年2月26日(土):参加者が書いた展覧会評を発表、交流会
いずれも午後6時〜8時(開場は午後5時30分)
(午後2時〜5時に希望者と会場近隣の展覧会などを散策予定)
□講師:森理恵(京都府立大学助教授)
ナビゲーター:中西美穂(アーティスト)
□内 容:「美術館博物感の展示における性別役割分業観とその社会影響の研究(2004)」の代表者である京都府立大学人間環境学部助教授・森理恵さんを招いて、アーティスト・中西美穂のナビゲートのもとに、『性別役割分業観』を思いやりつつ展覧会評を書くワークショップ。
※ 「美術館博物感の展示における性別役割分業観とその社会影響の研究(2004)」とは、旧来の性別役割分業観(≒ジェンダー観)に基づいた展示が無自覚のまま行われることが多い美術館博物館施設の展覧会や図録の分析などによる、美術史学、文学、考古学、国際関係学、地理学の専門家チームによる研究。観覧者へのワークシートなども試みている。
□対 象:日本語の読み書きが出来る、アート好きな方ならどなたでも。
参加費:2300円(カフェ優待券2枚付き) ※1回のみ参加1500円
※ ここ1年間(2004年4月1日〜2005年3月31日まで)に作品発表(個展、グループ展、公演etc)または、これから発表する予定のアーティストは、500円割引にいたします。1)作品発表について確認できるフライヤーや雑誌記事、2)本人確認できる証明書、両方を、当日受付にてご提示下さい。
□会 場:cocoroom/ココルーム
特定非営利活動法人 記こえとことばとこころの部屋【cocoroom/ココルーム】
〒556-0002 大阪市浪速区恵美須東3丁目4番36号フェスティバルゲート4F
TEL /06-6636-1612 TEL&FAX / 06-6636-1662 http://www.kanayo-net.com/cocoroom/
主催:
women's-performance-art-osaka
問い合わせ:ナカニシ cafewpao3@hotmail.com
『企画者のことば』
私は子どもの頃、展覧会を見て自由に感想をつぶやき、ときにぐぐーっっと小さく踊ったりして感動をあらわしていました。ルノワール展を見に行った時には絵の前で「みんなお外のお風呂に入ってて、楽しそうやねえ」と大声で述べたりもしたそうです。しかし大人になったいま、感想をつぶやくにも周囲を見渡して慎重に言葉を選んだり、踊り出すには鞄が重すぎたり靴がきつすぎたり。そのうえ「女の裸の絵って単なるポルノじゃないの」という学識者の発言を聞いたりすると、展覧会の感想を述べる口が重く重くなってしまいます。しかししかし、大人になってしばらくたった今、やっぱり展覧会は大好きで、見に行った感想を、心置きなく話したり、聞いたりしたいなあと、どんどん思いがつのってきています。
この企画は、あなたが見た展覧会の感想を『性別役割分業観』を思いやりつつ文章にする試みです。「ポルノじゃないの?」と聞かれたら「うーんそやねえ、男の裸やったらもっとええかもねえ」とか「裸の絵っていうけど、単なる絵の具まみれの布に額付けて、きれいな監視員のお姉さんの横に飾ってあるだけやで」とか、大人なボケをかまして、口を軽くし、展覧会評と呼ばれるに相応しい、並べられた作品の感想だけでない企画者の主旨にも突っ込みを入れた感想文=展覧会評を書く姿勢を育みます。
単にアート好きな方はもちろんのこと、公共文化事業に関わるアートマネージャーやライターも、文化アクセス権に取り組む上で『性別役割分業観』を思いやることは必ず参考になります。また、アーティストにとっては、自分の創作活動を客観的に捉えるための、ひとつの練習の場ともいえます。
この機会に是非、さまざまな背景の参加者とともにワークショップに参加しませんか!
□プロフィール
・森理恵(もりりえ)
京都府立大学人間環境学部助教授。専門分野は服飾史、服飾美学。主な論文に、「『キモノ美人』成立過程についての研究」(イメージ&ジェンダー3号 2002年)、「公共彫刻の女性裸婦像」(女性学年報23号 2002年)など。2002年の夏のソウルでwomen's-performance-art-osakaのアーティストらと知り合う。
・中西美穂(なかにしみほ)
アーティスト。women's-performance-art-osaka設立メンバーの一人。主な作品に「膝枕タクシー」(グループ展「ももの未来系」 C.A.P.HOUSE 2003年)、「諦観の過程!」(個展 ギャラリーそわか 2004年)など。また、アートマネージャーとしては、NPO大阪アーツアポリアや、日本アートマネジメント学会関西部会に参加中。
・women's-performance-art-osaka
大阪に行き来するアーティストや研究者らによる「ウイメンズアート」をキーワードにしたゆるい集まり。現在は、サイト運営やワークショップの提案、インターネットラジオ番組の制作と放送をおこなっている。過去には 「フェスティバル」(大阪市芸術創造館 2001年、都住創センター 2003年)、ワークショップ『わたしとパレスチナの距離 セクシュアルマイノリティーとしての経験から 講師:日比野真』(cocoroom 2003年)、『女性専用!?〜韓国のアーティストによるレクチャーとプレゼンテーション〜』(cocoroom 2003年)など。2004年からはじめた「cafe wpao3」では、『ジェンダートラブルワークショップ 講師:中村美亜』『プチクロッキー大会』などを行った。