IT新ビジネス提案書「携帯フリー・マガジン(携帯FM)」

携帯電話を使った無料娯楽情報発信のビジネスモデル

2007年9月2日ロボコムIT研究所作成

首都圏ではR25、L25などの無料の情報誌が地下鉄の駅などに配備され好評である。
また、2007年1月16日から無料の週刊マンガ誌「コミック・ガンボ」が首都圏JRの駅前で無料配布されている。
R25はページ数はそれほど厚くないが、タレントや映画監督など話題の人のインタビューが掲載されていたり、無料とは思えない本格的な作りとなっている。

これら無料情報誌の運営費用は、広告掲載料のみで成立しており、情報は買う時代からタダでもらう時代となっている。
現在、ヤフーなどのポータルサービスではニュースの無料配信サービスがあるが、編集者による一貫性をもった無料の娯楽Web情報誌はない。

通勤、通学途中のあるいは、電車を待っている時間の携帯電話を手にした人に無料で娯楽情報を発信できないか?
本提案書は、携帯電話の無料情報誌構築についての考察である。

【基本的な計画】
 携帯電話のdocomoの i-mode、auのEZ Web、Soft BankのYahoo!ケータイを利用した日刊娯楽情報誌を構築する。
 情報誌の運営は、すべて広告収入でまかない。購読料はすべて無料とする。
    サービスの名称は携帯フリー・マガジン(以下携帯FM)

 ・運営費用は情報誌に載せる広告バナー、リンクである。
 
 ・コンテンツ
        4コママンガ
        連載マンガ
        連載小説
      投稿川柳
         パズル、クイズ
         詰め将棋、囲碁
        グラビア写真
        インタビュー
        CD、DVD、映画、小説、コンサートのレビュー
        商品のレビュー
        本日の占い
        英会話
        教養物
        料理のレシピ
        エリア限定クーポン
        など対象とする年齢層ターゲットにあったもの

【目標購読者数】
    合計150万人(対象 学生、OL、会社員)

【運営費用】
  初期開発費 1000万円
    編集者5名、営業5名
    年間運営必要経費9000万円

【広告売上目標】
  最終年間売上目標2億円

  募集広告主は100社以上(広告表示は時間、クリック回数、エリア、ターゲット別に表示を切り替えることとする。)

    読者150万人メインページのバナー広告のクリック率を1パーセントとする。
    一日あたりのクリック数1.5万件、そのうちの契約成功率10パーセントとすると、
    一日1500件広告が商品売り上げに貢献する。
  平均粗利益5000円の商品×1500件の5パーセントの成功報酬= 375,000円(一日の広告売り上げ)
  375000円(一日の広告売り上げ)×240日(土日祭日除く年間発行数)=90,000,000円
   年間運営に必要な経費とほぼバランスする。

    ・読者300万人超では最終年間売上目標の2億円規模となる。

【メリット】
  紙を使わないため資源を消費せず、印刷費用もかからない。
    情報誌を配布するためのスペース、人員が不要である。
   
【計画遂行上の問題点と解決策】

 問題点1 携帯電話ではローカル広告主であるレストラン、居酒屋、フィットネスクラブ、学習塾など所在地の近くにいる人々に効果的に広告が届かない。
 解決策  購読登録の情報として読者に勤務先や学校のあるエリアを記載してもらい、そのエリア情報ごとに表示する広告を切り替える。

 問題点2 運営しているうちに内容がマンネリとなり継続的に良質な記事を掲載することが出来なくなるのでは?
 解決策  ライターをWeb公募で常時募集、登録し、記事の内容が低下、マンネリ化しないよう常に配慮する。

【考えられる新しいサービス】
 ・現在地のGPSデータから広告契約している店をピックアップし、読者割引券などを表示する。
 



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