まず温度センサーで現在の水温をマイコンに入力します。そして目標とする設定温度を42℃とします。ロボコム君:ここで仮にお風呂をマキでたくことを考えましょう。
最初は風呂がまの水温が低いですからあなたはマキをどんどん投入することでしょう。
そして風呂がまのお湯に手を突っ込んでみて「もうそろそろだな」と思ったら入れるマキの量を減らして行き、いい湯加減になったらマキを入れるのを止めるわけです。
このことを機械にやらせようとするとどうなるでしょうか?
それから目標値の温度42℃と温度センサーから入力される現在の水温を引きます。これを偏差といいます。
最初は目標値との温度差が大きいので、一分間に投入するマキの量が多いのですが、水温が上昇してきて温度差が
小さくなると投入するマキの量も減らしてゆきます。
設定値と同じ温度になるとマキを投入することを止めます。
これでめでたしあなたは風呂たきを機械にまかせることができます。
質問:センサーってなに?
ロボコム君:人間には五感と呼ばれる感覚がありますね。見たり、聞いたり、触ったり...
センサーとは機械に見たり聞いたり、触ったりさせるための触覚のようなものと考えてよいでしょう。
センサーのしくみ、はたらきはあとで説明しますが、音、圧力、温度、ガス、光などなど、数え切れないほどのセンサーが存在します。
またセンサーによっては超音波や赤外線など人間には感知できないものまで検出できるものもあります。