サイバーキャットロボコム君の大冒険 第13話

The stories of 'The Cyber Cat Robocom'
by kobaya robocom 1998


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ある日、サイバーキャットロボコム君が旅の途中、長い坂道をのぼっていると、
一体のロボットが動けなくなっていました。

「こんなところでどうしたの?君、顔色がわるいね」
ロボコム君がロボットに尋ねるとロボットはこう返事しました。
「坂の途中でメインバッテリーがあがってしまったんです。もう、一歩も動けません...」
ロボットはバッテリー切れでした。
「じゃあ、僕のバッテリーをあげるよ」
ロボコム君は動けなくなったロボットに自分の補助バッテリーをあげました。
ロボットはロボコム君の補助バッテリーが装着されると、みるみるパワーが回復し、歩けるようになりました。

そして、ロボコム君はロボットと残りの坂をいっしょに歩いてのぼりました。

ロボットは坂をのぼりきると、「今日はどうもありがとうございました」と一礼しました。

ちょうど坂の上の大きな桜の木が満開でした。






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