鳥取県西部地震における竹内工業団地の液状化状況

(ちょっぴり、さわりだけ)

 

 

 

 

 

 


竹内工業団地(埋立地)と弓ヶ浜砂嘴の境界にある水路        竹内工業団地空地における液状化の状況

橋梁アバット部分の液状化による変位状況                        ほぼ全面液状化している。

矢板護岸が側方流動し、前に倒れてきている。

道路アバットとの段差では、20cm程度道路盛土が沈下している。

 

 

 

 

 

 

 


きれいな噴砂丘                    左の写真の噴砂孔を拡大

 

時間が無かったので、徒歩による、確認調査は、境港周辺しか行っていません。

液状化の状況としては、埋立地盤では液状化が起こっていましたが、自然地盤である弓ヶ浜堆積物の範囲では、液状化している箇所を確認することはできませんでした。被害は、埋立地で発生していました。

原因はせん断波(揺れ)によるものではなく、液状化が原因と考えられる被害でした。

米子空港の滑走路の沈下も液状化によるもののようです。

空港のすぐそばにある、ユートピア橋という平成9年に竣工したスラブ橋のシュー座がつぶれていましたが、被害の発生原因は、アバット背面の盛土下が液状化して、側方流動により基礎が変位したことが原因と考えられます。自然地盤では、家屋の被害も大きな被害はほとんどない状態でした。無配筋のブロック塀も倒れていません。