今回は札幌開成高校の普通科を紹介します。もうすぐ高校2年生になる
■ 開成高校を志望したきっかけは何ですか。
家から近いということや,学校の雰囲気が良さそうだったので(笑)。イメージ通り雰囲気はとても良いです。クラスの仲間も,中学の時と比べると熱心で頑張り屋な人が増えました。クラスの団結力もあるし,改めて,開成を選んでよかったなぁと思いました。
■ 実際に1年間通ってみた開成高校はどうですか。またイメージと違っていたことはありますか。
イメージと違っていたところも多いです(苦笑)。校則は思っていたより厳しくなかったですね。しかし,これはどの高校でも同じだと思いますが,頭髪についてはパーマや着色,脱色は禁止です。またピアスやネックレス,化粧などもダメです。また,携帯電話は持ってきてもよいですが,校内での使用は厳禁です。必ず電源をOFFにしておかないといけません。
それ以上に驚いたのが授業についてです。自分は高校に入学したら,「のんびり,ゆったり遊べる時間が増えるか〜」と思っていたのですが,テストも宿題も多く,授業も進むスピードも速かったです。本当にこれには入学した当時は驚かされました。
■ なるほど。勉強にかなり力を入れているようですね。授業の特徴などを教えてください。
そうですね。開成の授業は45分で毎日7時間授業です。毎日かなり勉強している気がします。また,理科は1年で化学と物理,社会は1年で世界史を勉強しました。2年になったら,理科は化学・物理・生物・地学の中から2科目,社会は日本史・地理から1科目を選びます*1。これは1年の秋に行われるのですが,このときに文系なのか理系なのかも決まります。ここで選んだ科目が大学入試で受験する科目になると思うので,どの大学,どの学部を受験するのかをだいたい決めて考えないと後悔します。
■ 早くから「大学進学」を意識しておくことが重要なんですね。やはり勉強は大変ですか。
大変です(笑)。宿題の量も多いのですが,やはり授業のスピードが速いので毎日3時間くらい予習・復習の時間を取った方がいいと思います。数学は毎日あるので,一度ついて行けなくなると追いつくのが大変です。私も入学したときは1〜2時間の勉強時間だったのですが,数学の予習・復習をやらないと授業についていくだけで精一杯でした。英語も授業前に予習をしているという前提で始まるので,毎回の授業の前には必ず予習が必要です。さらに英語の授業は毎週テストがあり,合格点に達しないと追試や追々試になります。
合格するまで何回もやるんですよ。あ,想育舎の社会の単問テストと似ていますね(笑)。また,苦手な教科があれば授業の前日にさっと教科書に目を通しておくといいと思います。それだけでも授業の理解度が全然違いますよ。
気を抜くと成績はすぐ下がってしまいます。常に気を引き締めて,緊張感を持って授業に臨むことが大切です。
■ 話を聞いていると大変な中にも充実した毎日が送れているようですね。
そうですね。一日一日がとても充実しています。学校も春休み・夏休み・冬休みに講習を開いて学力アップに力を入れています。この講習というのは必修で,1年の夏休みは国・数・英の3教科にすべて出席しなければなりません。その分,みっちり勉強できます。冬休みは国・数・英の3教科もしくは2教科,春休みは1教科以上の出席が義務づけられています。2年生になっても,教科数・科目数は増えると思いますが,だいたい同じ形式のようです。費用もかかりますが1000円くらいで5,6日間1教科70分*2です。わからなかったことを復習したり,授業でやらないことなどを詳しく教えてくれます。もちろん,講習を受けるだけでなく自分で勉強する時間を取ることも大切ですね。
■ これだけ勉強していると部活動をやるのは大変ですか。
そんなこともないですよ。開成はとても部活動*3が盛んです。入学時に「全校生徒の約7割が部活動に所属している」と説明を受けました。私はやっていませんが(苦笑)。少林寺拳法部は全国大会へも出場しました。部活動をやっている友人に聞くと,「休みが少ないので,自分のやる気が大切」と言っていました。大会前などで練習が長引いたりすると,家に帰るのが午後8時半になるときもあるらしいです。これは部活動だけでなく勉強にも言えることだとは思いますが,何をするにも「目標に向かって頑張る」という気持ちが大切です。
■ 学校行事などで面白いものはありますか。また,何かエピソードがあれば教えてください。
何と言っても一番楽しかったのは学校祭です。前夜祭のフォークダンスや花火大会などイベントも盛りだくさんです。ステージ発表もあり,各クラスが必ず何かを発表します。中学と違い,手の込んだものが多いのでとても面白いですよ。
また,一番大変だった行事が「全校強歩*4」です。真駒内から支笏湖までの33qを歩きます。「大したことなさそう」って思ったら大間違いです。途中にチェックポイントが数カ所あるのですが,そこを時間内に通過しないと,後ろから来るバスに乗せられて,支笏湖まで運ばれてしまいます。私は初めてだったこともあり,半分くらい歩いたところで足の裏にまめができてしまい,「もうダメかな…」と思ったのですが,友人の「最後まで頑張ろうよ!」ということばで何とか完歩することができました。このときほど友人の大切さを感じたことはありませんでした。
■ なるほど。烏龍茶さんにとって,開成に通ってよかったと思うところはどんなところですか。
そうですね。いろいろな人と出会えるという魅力があります。同級生だけでなく,先生方もみんな熱心で個性のある先生ばかりなのでとても面白いです。ある先生はとても厳しくて,忘れ物をした生徒はその場で立たされるのですが,授業中にギャグを言ったりして生徒を和ませようとする一面もあるユニークな先生でもあります。ほとんどの授業が楽しいですね。
■ ありがとうございました。最後に後輩へ向けてのメッセージをお願いします。
今,「勉強は大変だ」とか「○○高校は無理だなぁ」と思っている後輩のみなさん,私も高校受験前はいろいろ不安に思いました。でも,最後まで諦めないこと。これが一番大切です。絶対無理なんて思わないで,最後までがんばってください。また,高校は授業を本気で集中して聞かないとついていけなくなります。今のうちからしっかり集中して授業を聞く習慣をつけましょう。ノートに落書きとかしていてはダメですよ(笑)。受験が終わったと油断していると,高校に入ってからガクっと点数を下げてしまいます。だから気を抜かずに,自分の目標に向かって頑張ってください。
烏龍茶さんは自分の次の目標に向かって頑張っているようでした。開成での生活は毎日が楽しみと驚きの連続のようです。みなさんも烏龍茶さんのように自分の目標(志望校)に向かって全力で頑張っていきましょう!
*1 これは普通科に限った話で,コズモサイエンスはカリキュラムが異なります。
*2 想育舎の英数国の授業は80分ですから,70分の講習でも,烏龍茶さんはしっかり集中できているとのことでした。
*3 普通科とコズモサイエンス科は通常の授業ではあまり接する機会がないそうです。部活動は学科に関係なく所属しているのでよい交流の場になるようです。
*4 「競歩」ではなく「強歩」とのことです。足腰を

