今回は,高校部に通会する札幌国際情報高校の国際文化科2年のメガネ男さんにインタビュー。国際情報高校での高校生活はどんな楽しみがあるのでしょうか。入試を控えた中3のみなさんはもちろん,志望校選びを迷っている中学1・2年生のみなさんもぜひ参考にしてください。

■ 札幌国際情報高校を志望したきっかけは何ですか。 僕の場合,姉が通っていたので小学生の時から学校を見に行ったり,学校祭に遊びに行ったりしていたので,すごく親しみがありました。学校見学にも行って,雰囲気がよかったのも決め手の一つですね。
■ なぜ国際文化科を志望したのですか。 本当は普通科を志望していたのですが,当日点が足らなくて…(苦笑)。でも,実際に通ってみると国際文化科もかなり面白いところで,なかなか充実した毎日を送っています。
■ 国際文化科の特色はどんなところでしょう。 そうですね。「国際文化」という名の通り,英語の授業がメインになります。授業数も多く,英語の授業では基本的に英語しか使いません。定期テストでは設問まで英語で書かれているんですよ(笑)。さすがにこれには驚きました。こう聞くと「英語だけなんてついて行けない」と思う人もいるかもしれませんが,そんなことはありません。僕の担任の先生も英語担当ですが,とてもわかりやすい授業で,集中して聞くことができます。また,国際文化科では1年生の時に英語セミナーというイベントがあり,一泊二日で研修に行くのですが,すべての会話を英語で行います。もちろん,配布されるプリントも英語です。英語が好きな人にはもってこいの学科ですね。あ,でも数学の授業を英語で行うなんてことはないので,安心してくださいね(笑)*1。
また留学生との交流が盛んなことも魅力の一つです。アメリカや中国などの姉妹校から毎年,多くの留学生がやってきます。もちろん,同じ授業に参加して英語でコミュニケーションをとることもあります。一言で言えば国際文化科は「小さな国際交流の場」と言えると思います。

■ まさに国際文化ですね。国際情報高というと「大学進学」というイメージがありますが,やはり予習は大変ですか。 はい。予習復習は本当に大切です。予習しておくと授業の時に気分的に楽になり,楽しく授業が受けられるので,内容もしっかり頭の中に入ってきます。逆に予習をしないで授業に臨むとかなり厳しいですね。授業の内容についていくのが精一杯になってしまいます。国際文化では英語は絶対に予習しておいた方がいいです。勉強時間は人それぞれですが,僕のクラスメイトで1週間に32時間勉強している人もいます。僕も時間があれば少しでも勉強するように心がけています。
■ 国際文化科というと文系のイメージが強いですが,大学進学も文系が多いのでしょうか。 そうですね。やはり文系の学部・学科への進学が多いです。国際情報は学科によってカリキュラムが全く違うんですよ。国際文化は文系教科が多いカリキュラムなので,理系の大学への進学は一割程度ですね。その分,英語や語学のスペシャリストを目指して,英文科への進学などが多くなります。高校もかなり大学進学に力を入れていて,昨年までは授業以外の講習は自由参加だったのですが,今年の1年生からは必修になりました*2。
■ 国際情報高校といえばいろいろな学科があるので有名ですが,学科間の交流などはあるのでしょうか。 1年生の時はホームルームが普通科から流通サービス科まで混ざっているので,いろいろな学科の人と友だちになれます。2年生になるとクラスも授業も学科ごとに分かれてしまうので,体育の授業や部活,学校祭などのイベントが交流の場になりますね。
■ 部活動はかなり活発だと聞いていますが,どんな活躍をされているのでしょうか。 はい。運動系では陸上部がすごいですね。毎年全国大会に出場するほどです。陸上で活躍したい人にはお勧めですよ。その分,練習も大変そうですが(笑)。あと,文化系では,僕の所属する放送局も強いですよ。今年も全国大会に出場しました*3。
■ 全国ですか。すごい活躍ですね。それだけ活躍する部活に所属していると勉強との両立は大変ですか。 陸上部のことはわかりませんが,放送局は大変です(笑)。それでもほんの僅かな時間でも勉強しようという気持ちがあれば,部活との両立は可能だと思います。僕はeトレで英数の予習を中心に勉強しているので,その分,家での予習の時間が少なくて済み,部活もしっかり取り組めます。ある先生は「部活と勉強の両立ができない人は,片方すらまともにできない」と言っていました。要は自分の気持ち一つで両立できもするし,中途半端にもなるということだと思います。
■ なるほど。先ほど学校祭の話が出ましたが,楽しみな学校行事はなんでしょうか。 まずはやはり学校祭ですね。なかでも「うたごえポン」は学科問わず,全校生徒で3つのチームを作り,合唱大会を行うイベントで,結構燃えます。いろいろな人と友だちになれるので,それもまたいい刺激になります。あとは修学旅行ですね。国際文化科は昨年まで韓国に修学旅行に行っていました。僕も「韓国に行ける!」と喜んでいたのですが,今年は中国に変わってしまいました(苦笑)。ちょっと残念ですが,海外に行けるのは今から楽しみです。
■ ありがとうございました。では,最後にこれからのメガネ男さんの目標と後輩へのメッセージをお願いします。 はい。僕は将来,報道関係の仕事に就きたいと考えているので,今は北大の文学部を目指して毎日勉強しています。やはり,自分が「将来何をしたいか」「そのために今,何をすべきなのか」を考えることはとても大切です。国際情報高校はいろいろな学科の人と交流でき,物事を見る視野が広がる場です。「世界に羽ばたきたい」「いろいろな人と交流したい」「文武両道を目指したい」という人はぜひSIT*4 の門を叩いてください。一緒に勉強・部活をがんばり,高校生活を楽しみましょう!
メガネ男さんは忙しいながらも,かなり充実した毎日を送っているようです。週1回のeトレも日々の予習復習と北大文学部を目指して,英語・数学を特訓しています。小・中学生のみなさんも「将来の自分」を意識しながら,日々の勉強を進めていきましょう!
*1 メガネ男さんの話では「昔は数学の授業を英語でやることもあったそうです」とのこと。
*2 講習には平日講習と土曜講習,春・夏・冬の長期休暇講習の3種類があり,平日講習は無料,その他の講習は1講座500円程度とのことです。
*3 他にも水泳部やワープロ部,パソコン部,なぎなた部などが全国大会に出場しています。
*4 札幌国際情報高校の英語訳である Sapporo Intercultural and Technological High School の略称です。これを知っていると通ですね。