学校の雰囲気
1.どんな雰囲気ですか
寮は厳しい。門限は10:30p.m.だが *2 ,自習時間が8:30〜10:30と決まっているので,その時間は自分の部屋にいないとだめ。2年生以降になるとけっこう遊びに出かけている人がいる。寮は校舎の隣にあり,歩いて1〜2分で着く。 *3
制服はない。ただし,寮生は,1年生は中学のときの制服で,2年生以上は私服でもよくなる。
授業は月曜から金曜までほぼ毎日7時限。土曜日は休み。1時間は45分で,2時限連続も多い。1年生は1日2時間ぐらいが専門教科で,ほかは英語,数学など普通の高校と同じ。5年生になると,週2時間の英語だけでほかはすべて専門教科*5。また高学年になると8時限授業になる。
印象に残っているのは旋盤を使ったり,鉄の塊を熱して杭(くい)などに変形させる授業。 *6
機械工学科は,機械の設計・プログラミング・製作・操作など広範囲の学習をするので,就職でもけっこう有利。
選択教科(芸術教科)は普通の高校のように,美術・音楽・書道がある。音楽はレポート提出がある。
なお,女子は機械工学では40名中2名。物質工学は40名中約20名。学科によって大きく異なる。
寮は,1〜3年生が2人部屋か3人部屋,4年生以上は1人部屋。1日に3食,全員が食堂で集まってとる(食べないときは連絡すればよい)。補食室というのがあり,ガスコンロ・湯沸かし器・電子レンジをおいてあるので,夜食を自分で作っては食べられる。消灯は11:30。蛍光灯のブレーカーが切られるが,コンセントに電気スタンドをつないで起きていることもできる。1年生は素直に寝るが,2年生以上はかなり起きている。洗濯は自分で行う。各階に洗濯機・乾燥機がある。
なお,機械工学では,寮生が17名で,ほかの学科と比べて多いほう。何と(他の学科だが)石垣島出身の生徒がいる。 *8
成績は絶対評価。80点以上が優,79〜60点が良,59点〜50点が可,49点〜30点が不可。30点未満が赤不可という評定になる。 *9
不可と赤不可は再試がある。赤不可が1つでもあると留年らしいが,学科によっては甘いところもあるようだ。
自習時間が2時間あるので,この時間に一生懸命やっていれば大丈夫のはずだが,数学はけっこうきつい。先生によって問題の難易度に差がある。絶対評価なので,難しい問題を出す先生の授業の場合は,半分ぐらいが不可になり再試を受けることがある。 *10
なお,学校からは勉強面での強制などは一切ない。「勉強した方がいいぞ〜」と言われるぐらい。先生たちもけっこうのんびりしている。いろいろな資格試験も,掲示は出るが強制的に受験させられることはない。ただ,実用英検で1級か2級(?)以上とると英語の授業を一部受けなくてもよくなる。また,英語が得意だと留学生の通訳のアルバイトができる。
卒業後は圧倒的に就職が多い。機械工学の場合,一番多いときで40名に対し400件の求人がきたこともある。今年度は120件ぐらいきたらしい。まれに,大学受験のため4年生になる前に退学する人もいるらしい。
学生食堂にキャッシュディスペンサーがあり,寮生はそこで仕送りのお金をおろしている。なお,校舎は郊外にあり,商店街までは自転車で15分ぐらいかかるので休みの日はすることがない。
聞いてみると知らないことばかりで,大学の雰囲気も感じられます。専門的なことを5年間にわたって勉強するので,将来のことをしっかり考えていないと入ってから後悔するかもしれませんが,工業高校の受験を考えている人は,高専も選択肢の一つになるかもしれません。 ただし! 何と言っても親元を離れて5年間を過ごすことになるので,じっくり相談した方がいいですよ。