英語の教科書ではアメリカ,カナダ,オーストラリア,韓国などの国が紹介されています。でも,中国は少ないですね。そこで,栗山先生が中国で体験したことを2回にわたってお伝えします。今回は前編です。面白いですよぉ〜。
みなさんは異文化にふれたことはあるでしょうか?自分の国の習慣が一番正しいと思っていませんか?
今日は,私が中国に行ったときの話をしたいと思います。なぜ中国なのかと思われがちですが,理由としては発音が自分に合っていたこと,そして漢字が好きだということです。英語,ロシア語など,いろいろ試してみましたが,中国語が一番楽しく学べたのです。
カルチャーショック*1という言葉はみなさんも一度は聞いたことがあると思います。それでは,なぜカルチャーショックが生じるのでしょうか。それは,気づかないうちに自分の国を常識として考え,他の国と比べるからでしょう。逆に,他の国から私たちの生活を見ると,奇妙に感じられる面もたくさんありそうです。
では,中国で私が感じたカルチャーショックを身近な例からお話ししましょう。みなさんが毎日欠かさずしていることと言えば,勉強(笑)もそうですが,トイレもですね。私が住んでいたところは上海のすぐ近く,
次に交通ルールです。そもそも交通ルールなどというものはないのと同じで,人々は勝手気ままに交通量の多い道路を渡るのです。そこは自転車と車の混在する高速道路のようなところで,車は絶対に徐行*2しないので命がけの横断です。車は,日本では高級車に入るアウディやワーゲンをよく見かけました。タクシーはワーゲンですが,運転している人たちには高級車という意識はないようで,口笛を吹きながら左ハンドルを握って運転します。手をあげるとタクシーがとまってくれるのは日本と同じですが,乗り込む前に運転手が窓を開け,乱暴な口調で「おまえらどこに行きたいんだ?」と聞いてきます。もちろん中国語でですが(笑)。
正直,『別にのってから聞けばいいのに』と思ってしまいました。乗ってみると怖いですよ〜。どんなに混んでいる道でも60〜80qは出すので,スリル満点です。ということは事故も多いわけで,電話ボックスが倒れていたり,標識が破損しているのをよく見かけました。また,中国は基本的に女性が強い国なので,女性の運転する車が悪くても,相手の男性は負けてしまうかもしれませんね。
さて,ここまで読むと「中国ってどこがいいの?」と思った人もいると思います。日本とは大違いの環境ですが,こんな違いがあっても中国にはそれをはるかに上回るすばらしさがあります。今回はわたしが感じたカルチャーショックの一部をお話ししましたが,次回は中国がどれほどすばらしい国なのか,お話ししたいと思います。お楽しみに!
*1 カルチャーショック…異なった文化に接したときに受ける,精神的なショックのこと
*2 徐行…車などが,スピードをゆるめて進むこと