2004年8月号



2004年 8月号








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    高校入試情報1 2005年度 受験に向けて

     A  公立高校 学校裁量 

    1.学校裁量とは

    それぞれの高校で実施の有無や内容を決められる審査項目があります。これを学校裁量といい,次の項目があります。下の表は2005年度(来年度)の入試の主な学校裁量をまとめたものです。

      1.学力点・内申点の重視比率
      2.一般受験での面接
      3.傾斜配点
      4.推薦での合否資料(自己アピール文の提出・英語での問答・英語の聞き取りテスト・適性検査・作文)の設定

    推薦での合否資料
     


     

    2.学校裁量の内容

    1.学力点・内申点重視の比率

    学力点または内申点重視の比率は,公立高校の合否に大きな影響を与えます。次のように合否を決定します。

      @ 定員の70%は今まで通り内申点と学力点を同等に評価して合否を決める。

      A 残り30%のうち定員の15%程度を内申点重視で,15%程度を学力点重視で合格者を決める。

    上のAで,どのくらい内申点や学力点を重視するかは,それぞれの高校で決められます。2005年度入試で,どのような比率で合否を決めるかは前述の表の通りです。なお,この学校裁量は,昨年まではそれぞれ10%でしたが,2005年度入試からは15%ずつになります。

    ■ 合否の判定の順を,札幌開成高校を例にとって説明します。

      @ 今まで通り内申点:学力点=5:5で判定して,70%の合格者を決定します。この時点では,内申点か学力点のどちらか一方でも低い場合は不合格となります。

      A 次に,@で不合格だった生徒から次のように合格者を決めます。

    開成高校の例

     
    合否判定では,学力点重視なら合計256点のB君が有利,内申点重視なら合計244点のA君が有利になります。なお,内申点260点のA君はCランク,220点のB君はEランクです。

    2.一般受験での面接

      集団面接と個人面接があります。

    3.傾斜配点

      特定の教科の得点を1.5〜2倍してその教科の比重を高くするのが傾斜配点です。2005年度は,表1の高校では国際情報高校の国際文化科が英語を2倍して120点満点,開成高校のコズモサイエンスが数・理・英を1.5倍してそれぞれ90点満点にします。

    4.推薦での合否資料

      今まで普通科は国際情報高校を除き推薦制度がありませんでした。2005年度からは普通科でも推薦制度を実施するところがあります。推薦で合格できる割合は,石狩翔陽(総合学科)と国際情報高校の普通科が定員の30%,他の普通科は20%,職業課程・専門課程は50%程度となっています。また,合否は推薦だけではなく,次のような事項を課す高校もあります。

      @ 自己アピール文の提出

      自己アピール文の提出は2005年度から実施されます。自分の長所やその高校を選んだ理由がどれだけ強く,はっきりしているかなどをまとめた文章を提出すると思われますが,いつ提出するか,何字程度なのかは発表されていません。

      A 適性検査・作文

      適性検査は物事の論理的な考え方などをはかるものです。以下に例をのせておきます。(今回のコンサドーレクイズは,これが問題です!)


      2004年度 開成高校コズモサイエンス科 適性検査の問題 [1] 問1

      ABCDの4人の人が教室にいます。この4人に自分の帽子の色が見えないようにして赤か青の帽子をかぶってもらいました。「帽子が赤・青それぞれ2つずつある」という条件のもとで帽子をかぶってもらったところ,Aは自分の帽子が「赤だ」とすぐにわかりました。その理由を30〜50字で,わかりやすく説明しなさい。(句読点も1字として数えること。)


      B 英語の聞き取りテスト・英語による問答

      英語の聞き取りテストは今度の入試からは全高校・全学科で実施されます。これとは別に,推薦の合否判定材料として英語の聞き取りテストや英語の問答を実施できます。表1の高校では,国際情報高校の国際文化科・開成高校のコズモサイエンスで実施されます。なお,一般入試の聞き取りテストは,今までは60点満点中6点でしたが,今度からは12点程度になると発表されています。

       




     B  私立高校入試 

    私立高校入試日程

     
    1.入試日程

      私立高入試は2003年度から2通りの日程で実施され,2校受験できるようになりました。2005年度は右の通りです。A日程が2月15・16日(火・水),B日程が2月18・19日(金・土)です。1日目だけの高校もあります。

      なお,受験の機会を増やすという目的で実施された複数入試ですが,2004年度と同じようにA日程にかなり集中しているので,必ずしも効果のあるしくみにはなっていないようです。


    2 滑り止めにならない私立もある?

      1.2002年度までの私立高入試では,それぞれの私立高校から中学校へ,どのくらいの成績であれば合格させるか前もって伝えられていました。これを「確約」と言います。2003年度(去年の春)の入試からは,確約は廃止されました。確約を伝えているために定員を超えて入学させている高校が現実にあったことや,入試本来の趣旨に反することなどが廃止の理由です。2004年度の入試では合格ラインのめやすを前もって提示してある高校が多かったのですが,2005年度入試では,公表するところは少なくなるようです。 2.今年の私立校入試では,一部の高校でかなりの不合格者が出ました。従来だと間違いなく合格できるレベルの生徒でも不合格になっている場合があります。これは,各高校が入学者の定員オーバーを避けるため,合格ラインをきびしくしたためと思われます。

 




     C  今後の対応 

    1 夏休みは学力点アップに全力を!

      公立高校で学力点または内申点重視の合格枠が20%から30%になったこと自体はあまり気にしない方がよいでしょう。定員の70%は学力点と内申点を1:1で評価して合否を決めます。夏休みは,まず学力点を高める勉強に取り組みましょう。

      また,公立高校の推薦の枠が普通科にも広がったため,中学校によっては6月の志望校調査で推薦を希望するかどうか確認しているところもあります。ただ,希望すれば推薦してもらえるというものではありません。推薦希望者が多ければ不合格の恐れも高まります。不合格の場合は一般受験することになるので,油断せずに学習を続けることが大切です。

      なお,私立高校の入試問題はそれぞれの高校が作成します。従って,出題形式やレベルは高校により異なります。しかし,出題範囲は中学校での学習内容ですので,現時点では公立高校向けの受験勉強をしっかり行うのがよいでしょう。

    2 自分の学力と志望校のレベルをしっかり把握しよう!

      自分の学力・ランクでどの高校に合格できるか,正確な情報・データ分析が志望校決定に必要です。想育舎では,北海道学力コンクールや個人懇談を通じ,受験生一人ひとりに進路指導を行っています。また,学力コンクールでは4つの高校を対象に合格判定ができます。まずは8月10・11日の学力コンクールでの高得点を目標に,しっかり講習テキストの予習を行いましょう。

       




     D  学校説明会 

      現在,多くの公立・私立高校で説明会を実施しています。7月下旬〜9月末までの主な説明会の日程を掲載しますので,参考にしてください。なお,この時期は学校・塾向けの説明会が多く,保護者や生徒向けの説明会は9月下旬から本格的に開始します。中学校を通じて申し込みをする場合が多いので,確認の上,見学してみましょう。

    学校説明会

     





想育舎は,コンサドーレ札幌のサポートシップスポンサーです。

    第4回 コンサドーレ札幌クイズ!

      7月4日時点で14連敗…。あまりといえばあまりの成績です。こうなったら,勝つまでコンサドーレクイズは番外編が続きます。

      今回の問題は,2004年度入試の適性検査の[1] 問1です。どんどん応募してください。字数(30〜50字)は守ってくださいね。

      正解者の中から抽選で3名の方に コンサオリジナルミニフラッグ を進呈します。第1回のフラッグとはデザインがちがいますよ。

      想育舎本部まで郵便はがきか,Eメール,または,FAXでどうぞ。

      締め切りは8月11日(必着)です。当選者はM2の9月号で発表します。
      (対象は想育舎の通会生のみとさせていただきます)

      〒063-0062 札幌市西区西町南5丁目1-20
      想育舎 コンサドーレ札幌クイズ係

      TEL 011-667-5959  FAX 011-667-5961
      e-mail:soikusha@interlink.or.jp

      第3回 コンサドーレ札幌クイズの解答

      前回は2004年度公立高校入試問題をクイズの問題としました。解答は以下の通りです。問題は7月号をご覧ください。

      クイズの答え

       




    想育舎からのお知らせ

    1.2学期の平常授業

      2学期の平常授業は8月18日(水)から開始します。夏期講習会中に時間割を配布し,2学期の選択教科を確認します。

    2.入試資料集 Milestone

      Milestoneの訂正

      中1〜3のみなさんに入試資料集 Milestone を配布しています。この資料集は2004年度の入試結果や2005年度の受験情報を掲載してあり,志望校選定の際にとても役立ちます。ぜひご一読ください。なお3ページ目の凡例に訂正箇所があります。教室で正誤表を配布していますが,改めてお知らせします。 





    編集後記

      中体連も終わり,一息ついている人も多いと思います。全市,全道大会へと進出する選手のみなさんはこれからまだ練習が続きますね。スポーツ系の部活に入っていない人は中体連の日に学校でビデオを見ていることが多かったようです。今年はファインディング・ニモを見た中学が何校かありました。さて,夏期講習会ももうすぐです。ハリー・ポッターやスパイダーマンの新作も見たいところですが,テキストの予習もガンガン進めてください。

      Nagatomo  




Aug. 2004