2005年4月号



2005年 4月号





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    2005年度 公立高校入試の分析! Part1 英語

    (1) 国語・数学・社会は昨年と同じ程度のレベル,理科・英語が昨年より難しくなっています。合計では昨年より10点程度下がると思われます。数学は昨年度までとちがって超難問と呼べる問題は出ませんでしたが,難しい問題は以前より題数が増えています。また,教科書では扱わないような問題も出題されています。英語では英作文などの記述問題が増えたため,平均点が下がると思われます。

    (2) 5教科とも新指導要領に基づいた出題が定着し,例年と同じような出題傾向になっています。ただし,国語では,与えられたテーマや形式に基づいた80字以内の作文の問題が初めて出題されました。このような新傾向の問題は翌年も出題されることが多いので要注意です。

    予想平均点 2.予想平均点 

      右表参照。各科目60点満点 計300点満点
      (2005年度については,北海道学力コンクール事務局の推定)

    3.教科ごとの傾向

    今回は英語について説明します。

    1.全体の傾向

    (1) 今回の問題は英作文で差がつく問題といえます。他の問題は聞き取りテストも含めて難しい問題が少なく,高得点をとるためには正確な英文が書けることが絶対条件です。

    (2) 聞き取りテストの配点が6点から12点になったため,時間とのかねあいで長文が少し短くなり,聞き取りテスト以外の問題数も減りました。さらに,昨年度と違い,聞き取りテストで記述式の問題がなくなり,すべて記号問題になったので,時間が足りなくて困ったということはなさそうです。

    (3) 大問の1〜3までは例年通りの出題傾向でしたが,4が英作文中心の問題のため,少しあせった受験生がいるかもしれません。レベルとしては中1・2程度で,本文中にも参考になる英文や語句がありますが,細かいまちがいで減点される答案が多いと思われます。次のページに問題と解説をのせてあります。

    2.対策

    例年通り,本文の内容理解を問う問題や英作文が中心で,文法の問題はほとんど出ません。従って受験勉強では,まとまった文章を読んで,その内容を問う問題を解く練習が必要です。現在,平常授業で道コンの過去問を学習していますが,この過去問や講習会テキストといっしょに配布しているGrade Upは,ほとんどが長文問題です。想育舎での授業や家庭学習を通じてこのような問題の解き方をマスターすることが,入試での高得点につながります。また,メインテキストの巻末にのっている例文の一覧表などを使い,普段から英作文の練習を繰り返すのも非常に効果的です。

    以下は[4]の問題です。


    [4] 次の英文は,オーストラリア(Australia)から日本へ来て間もないエミリー(Emily)と,ホームステイ先の洋子との会話です。これを読んで,問いに答えなさい。

    Emily:What are you doing ?

    Yoko :I'm reading a message from my mother. She went out and she won't come back before noon. The message says, “Please eat chikara-udon for lunch.”

    Emily:      (1)      

    Yoko :Udon is a kind of Japanese noodle. Chikara-udon is a noodle with some rice cake, mochi. Do you like eating noodles ?

    Emily:Yes, I do.       (2)       I like ramen.

    Yoko :Oh, really ? Now let's cook chikara-udon for lunch.

    Emily:OK.

        ・・・・・ Twenty minutes later ・・・・・

    Yoko : Let's eat. Itadakimasu.

    Emily:Itadakimasu.

    Yoko :How do you like it ?

    Emily:      (3)      

    Yoko :I'm happy to hear that. I love noodles. Now I'm learning about udon and soba in the‘Period for Integrated Study’at school.

    Emily:That's interesting. Will you tell me about it ?

    Yoko :Sure. In my school, each student chooses a theme to study. My theme is‘udon and soba.’There are six members studying the same theme in my school. Our group studied the history of udon and soba. Next time we will go to a soba shop to learn how to make soba. Do you want to go with us ?

    Emily:Yes, of course. I want to make soba.


    (注) eat 食べる   noodle(s) めん類   cook 料理する
    Period for Integrated Study 総合的な学習の時間   choose 選ぶ
    theme テーマ   history 歴史

    問1 本文の  (1)   (3)  には,次の内容の英文が入ります。それぞれ3語以上で書きなさい。

       (1)  力うどんについて教えてほしいということを伝える内容

       (2)  オーストラリアでラーメンを食べたことがあるということを伝える内容

       (3)  おいしいということを伝える内容

    問2 本文の内容と合わないものを,ア〜オから2つ運びなさい。

      ア When Yoko was reading the message, her mother was at home.
      イ Emily likes to eat noodles.
      ウ Both Yoko and Emily said,“Itadakimasu.”
      エ In Yoko's school, every student had to study the same theme.
      オ Yoko's group will learn how to make soba at a soba shop.

    英語の問題

    問3 会話に続けて,洋子は自分が書いたメモの一部を見ながら,次回の総合的な学習の時間についての連絡事項をエミリーに英語で伝えました。メモの内容と合うように,  A     C   に入る英語をそれぞれ書きなさい。

      We must leave school at 8:40   A  .

      We have to bring an apron.

      We   B   any money.

      We   C  .

    この問題の本文和訳と模範解答はここを Click!

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    中学校はここが違う! Part3  5段階評定のつけかたは?

    Question & Answer

    今月は,5段階評定のつけ方について説明します。

    Q1  5段階評価(通知箋)はどんなふうに決められるのですか?

    A.小学校と同じ絶対評価です。ただし,中学のほうが評価は厳しくなります。

      絶対評価というのは,各中学で教科ごとに基準を決め,その基準によって5〜1の評定をつけるという方法です。このとき,「5はクラスで2〜3名」という割合はありません。従って,クラスの大半の生徒に5がつくこともあります。これを100m走でたとえると次のようになります。

      ■ 相対評価(2001年度まで)

        100名中7番以内なら5。順番で評定が決まる。

      ■ 絶対評価(現在)
        20秒以内で走れたら5。全員が20秒以内なら全員5。これが絶対評価。

    Q2 具体的には,どんな基準でつけるんですか。 

    A.中学校によりちがいがあります。

      小学校の通知箋では教科ごとにいくつかの項目があり,それに対して「A,B,C」や「大変良い,良い,もう少し」という評価がついていますが,中学校の通知箋でも,5段階評定以外にそのような項目があります。これを「観点別学習状況」といい,通知箋にものっています。テストの成績と観点別学習状況を点数にして合計を出し,5段階評定を決めることが多いようです。例として,ある中学の数学を見てみましょう。

      (1) 観点別学習状況は次の4項目。

        □ 関心・意欲・態度
        □ 表現・処理
        □ 数学的な思考力
        □ 知識・理解

      それぞれを15点満点とし,4項目で60点満点の得点を学期ごとに出す。

      (2) 中間テスト・期末テストはそれぞれ100点満点。

      (3) それ以外に1学期に4回小テストを実施し,それぞれ10点満点で計40点満点。

      5段階評定 (4) 1学期の成績のつけかた

        観点別学習状況  60点満点
        期末テスト   100点満点
        小テスト     40点満点
        合計    200点満点

        この合計点で右の表のようにして通知箋を決める。


      たとえば,P君,Qさん,R君の成績が次のようになったとします。

      5段階評定
       

      P君は,どの項目もだいたい得点をとっているので。Qさんは,観点別学習状況は普通だがテストがよいので。R君は期末テストではがんばったが,普段の小テストの得点が低いのでということになります。

      なお,ここで気をつけてほしいのは「中学校のテストは難しい」ということです。小学校で行われる単元のまとめのテストは平均点が70点以上になることも多いのですが,中学校の定期テストは平均点が50〜60点台で,教科によっては40点台のこともあります。従って,高得点をとるためには十分な学習が必要になります。

    Q3 どの中学校も評価のしかたは同じですか。

    A.中学ごとにちがいます。

      評価のしかたには中学で違いがあり,「この中学では85点以上だと大体5がつくが,あの中学では90点とっても5がつかないことがある」ということが起きます。同時に2つの中学に通うことはできないので,実感としてはわかりづらいと思いますが,いくつかの中学を比較してみると現実にちがいはあるようです。

      また,中学校内でも教科間で差が出てきます。たとえば,テストで英語も数学も60点をとったとします。このテストの英語の平均点が75点,数学の平均点が45点の場合,数学は平均点を超えているため,数学のほうが評定が良くなってもよさそうですが,絶対評価では平均点に関係なく評価します。従ってこの場合は,英語も数学も同程度の学力と判定されます。つまり,問題の作り方などで教科間に差が出てくることになります。

    Q4 音楽や体育もテストの成績が大切ですか。

    A.はい。実技と授業態度の両方とも重要です。

      音楽・保健体育・美術・技術家庭は実技教科と呼ばれ,実技が上手かどうかが評定を決める上で重視されます。と言っても,上手でなくても,真剣に取り組む姿勢を評価してくれる教科でもあります。また,授業中はずっと黒板を向いているわけではありません。班ごとや個人で作業を進めることも多いので,ついつい友達とおしゃべりをしたりふざけているとマイナスポイントとなり,5段階評定は下がってしまいます。

      なお,美術と技術家庭では作品を提出することがよくあります。このとき,提出日を過ぎて提出すると,本来なら4がつく作品でも3になることが多いので,しめ切りは必ず守るようにしましょう。

    Q5 どんなことに気をつけて勉強したらいいのですか。

    A.目標を持つことが大切です。

      以前の相対評価だと,クラスに自分より英語の得意な人が4人いたら5をとることはできませんでした。1クラスの5の割合は3人前後だったからです。しかし,絶対評価ではちがいます。目標となる得点を超えればよいのですから,努力すればするほど高い評定がつくしくみですので,がんばりがいがあります。 ただし,絶対評価の基準は中学ごとになりますので,中学によってはその基準がゆるやかなものになることも予想されます。その場合,あまり努力しなくても5になり,さらに上を目指す意欲がわきづらくなるかもしれません。従って,通知箋の成績が良いだけで満足せず,より高いレベルを求めて,真の学力をつけることが大切です。
     

    想育舎の指導

    ■ 平常授業

      各単元の内容がしっかり理解でき,ポイントを押さえてムリ・ムダのない学習ができるように授業をおこないます。また,常に教材を改善し,普段の学習や定期テストで今まで以上に活用できるようになっています。新しい評価方法に備えるためにも,できるだけ多くの教科を選択することをお勧めします。

    ■ 春期・夏期・冬期の各講習会

      公立高校の入試傾向に準拠したオリジナルテキストと学力別クラス編成で,志望校合格のために学力点アップを目標に学習します。

    ■ 北海道学力コンクール

      全道レベルで自分の位置を知ることができる道内最大の模擬試験です。このコンクールにより,志望校の合格可能性と今後の学習の指針を得ることができます。



    想育舎からのお知らせ

    1.新学期の教材費について

      4月度は授業料と合わせて,教材費(試験料込み)を納入していただきます。詳しくは本誌に同封している「教材費についてのお知らせ」をご覧ください。

    2.新中学1年生 学習説明会

      4月5日(火)または6日(水)に,新中学1年生を対象とした説明会を行います。テキストを配布し,中学校生活での上手な勉強時間のとり方や,効果的な学習法などについてお話しします。





    編集後記

      このM2が届くのは公立高校の合格発表日のころです。受験生のみなさんのために2度の教室開放と3月3日の解答速報を行いました。そして,発表日には卒業祝賀会を開きます。たくさんの笑顔を見ることができることを願っています。

      さて,みなさんはいよいよ進級・進学の時期ですね。春期講習会のテキストはもう配布してあります。予習は進んでいますか? 小6〜中2のみなさんは授業で道コンの過去問もやっています。まちがえたところは必ずやり直し,4月の道コンでSSをアップさせましょう!

      Nagatomo  




Apr. 2005