2006年度 公立高校入試の分析 第4回 理科
中学入試にチャレンジ 第8回 北海道教育大学 附属中学校
前回は数学の入試問題について説明しました。今回は理科について説明します。
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傾向

A 問題数も昨年度より1問減り31題となりましたが,大問数は例年通り物理・化学・生物・地学の4分野から各2問,合計8問の出題です。
B 文章で答えさせる問題は昨年度より減り4題,語句を書く問題は6題出題されました。文章題は[8]の問2のように,あまり長いものはなく,比較的答えやすい問題が出題されました。また,今回は「電流」からの出題がなく,久しぶりに「光」の問題が出題されました。
A 物理・化学・生物・地学の4分野を均等に学習することも大切ですが,この時期は不得意な分野の学習にも力を入れ,弱点を補強することも必要です。学力テスト総合ABC版に合わせ,講習会テキストやメインテキスト,市販の問題集などで計画的に学習するようにしましょう。
B 極端に難しい問題はあまり出題されません。従って,標準的なレベルの問題を解くことが必要です。まちがえた問題は時間をおいてもう一度解き,解けるようになったかどうか確認することも大切です。
今回は[8]の「光」の問題を解説します。中1で学習する内容なので,中1・2のみなさんも入試問題にチャレンジしてみましょう。
[8] 次の実験について,問いに答えなさい。
光の進み方について調べるため,次の実験を行った。
実験1 水平な台の上に赤い円形のシールをはり,図1のように,シールの中心を通る直線に合わせて直方体のガラスを置いた。次に,シールの真上の方向からシールを見ると図2のように見えたが,図1の斜めの方向からシールを見ると,@ 光の屈折によって,図2と異なって見えた。
実験2 図3のように,線の間隔が10pの方眼紙を水平面上に置き,9本のチョークを方眼紙の交点に合わせて並べ,交点Oから20pの距離にある線分ABに1辺が20pの正方形の鏡を立てた。次に,Oの真上15pの位置から片方の目で,A 線分ABに立てた鏡に映るチョークを観察した。さらに,観察した目の位置を変えず,この鏡を,Oから60pの距離にある B 線分CDに移動させて鏡に映るチョークを観察した。ただし,鏡は光が反射する面を線分に合わせ,方眼紙に垂直に立てたものとする。また,チョークは,底面の中心を線の交点に合わせ,方眼紙に垂直に立てたものとする。
(2) 下線部@のように見えたのは,シールの光が,ガラスに入ってから目に届くまでの間で屈折したからである。シールからの光が屈折したのはどこか,書きなさい。

問1 下線部@について,次の(1),(2)に答えなさい。
(1) このときのシールの見え方として最も適当なものを,ア〜エから選びなさい。
問2 次の文の{ }(1),(2)に当てはまるものを,ア〜ウからそれぞれ選びなさい。ただし,鏡に映って見えたチョークの本数はチョークの一部分でも見えれば,そのチョークを1本として数えるものとする。 
『実験2で,下線部Aのときに鏡に映って見えたチョークは(1){ア 3本 イ 5本 ウ 7本}であった。また,下線部Bのときに鏡に映って見えたチョークの本数は,下線部Aのときに比べて,(2){ア 増えていた イ 減っていた ウ 同じであった}。』
この問題の模範解答はここを Click!

みなさん,こんにちは。さぁ,2学期ですね。ことわざに「天高く馬肥ゆる秋」とあります。これは「秋は空もすみわたり,馬もたくましく育つ季節」という意味で,秋はみなさんのレベルアップにももってこいの季節ということなんです。ここで気を引きしめて,さらに上の目標に向かってがんばっていきましょう!
今回は,昨年の北海道教育大学 附属中学校の算数の問題を解説します。では問題です。
ただし,犬はへいをこえることはできなく,犬の大きさは考えないものとします。また,円周率は3とします。
右の図は,長さ3mのひもにつながれた犬のタロと,長さ4mのひもにつながれたジロを上から見たものです。くいの位置が動かないとき,タロが動ける範囲とジロが動ける範囲の面積の差を求めなさい。
この問題は円の面積を求めることができるかがポイントです。円の面積は,
円の面積=半径×半径×円周率
で求められますね。でも,さすがに入試問題ですから,そう簡単には解けません。まずはタロが動ける範囲の面積を求めましょう。
タロは3mのひもの範囲で動けますね。でも,へいがあるので,ちょうど半径3mの円の4分の1の範囲しか動けません。ただし,ここで注意。たてのへいは2mなので,ひもの方が1m長いですね。ということは,たてのへいから1m飛び出した半径1mの円の4分の1の範囲も動けるということになり,右の図の緑色の部分と青色の部分の合計がタロが動ける範囲になります。
よって,タロが動ける範囲の面積は,
1×1×3÷4=0.75m2 (半径1mの円の4分の1)
同じようにジロが動ける範囲の面積を求めると,
2×2×3÷4=3m2 (半径2mの円の4分の1)
もう大丈夫ですね。2ひきの犬が動ける範囲の面積の差は,15−7.5=7.5m2 です。
さらに,表紙の裏に石狩学区の地図,最後のページに高校の住所がのっていますので,通学時間や交通手段を調べる上で参考になります。これから具体的に活用法を説明しますので,志望校選定の参考にしてください。
それでは,札幌北高校を例にして,マイルストーンの見方を説明していきましょう。まず,マイルストーンの21ページと22ページに掲載されている札幌北高校と北陵高校を見てください。この資料を以下の@〜Eのブロックに分けて説明します。

@ 合否相関表
左のアルファベットがランク,上の数字が道コンのSSです。右上から左下に引かれている階段状の太線がボーダーラインで,左上が合格圏内です。それぞれのマス目が上下2段に分かれています。上の白い部分の数字が合格者数,下のグレーの部分は不合格者数です。
たとえば札幌北では,BランクでSS62の部分は上が10,下が6になっています。これは,Bランクで北高を受験した生徒のうち,入試直前の道コンを受験してSSが62.0〜63.9だった受験生が16名いて,10名が合格,6名が不合格だったことを表しています。
下の棒グラフはSSごとの合格・不合格者を表しています。札幌北はSS64の受験生が最も多く,北陵ではSS56〜58の受験生が最も多くなっています。右の棒グラフでは,どのランクの生徒が多いかがわかります。グレーのグラフが2006年度入試,白のグラフが2005年度入試の結果です。札幌北の場合,一昨年はBランクの受験生が,昨年はAランクの受験生が最も多かったことがわかります。北陵では昨年,一昨年ともにDランクが最も多くなっています。
A 合格者・不合格者の平均(過去3ヵ年の平均倍率)
札幌北は過去3ヵ年の倍率が1.2倍前後ですが,北陵は1.2〜1.5倍と大きく変動しています。合格者の道コンSS平均は,どちらの高校もこの3ヵ年はほぼ同じレベルです。倍率が高いからといって極端に合格点がアップするとはかぎりません。いかに普段通りの実力を発揮できるかが大切です。
B 目標合計点=道コンのSSを4倍すると入試の当日点と大体同じ
過去のデータから,道コンのSSを4倍すると入試の当日点と大体同じになることがわかっています!
そこで,道コンSS×4(予想当日点)と学習点(内申点)の合計で目標を設定しています。たとえば内申点が280点(Bランク)と245点(Dランク)の受験生は次のようになります。
■ Bランクで札幌北志望
C 主な進学・就職先
全部の大学がのっているわけではないので注意してください。また,現役・浪人を合わせた人数です。
D 第2志望・併願パターン
それぞれの高校の受験者が第2志望として考えていた公立高校や,どの私立高校を受験したかがわかります。志望校を決めるときは,どうしても公立高校を中心に考えてしまい,私立のことはよくわからないということがあります。学校見学だけではなく,この表を見て,自分と同じレベルの受験生がどの私立を受けたかということも参考にしてください。
E 一般入試・推薦入試の情報
それぞれの高校で実施の有無や内容を決められる審査項目があります。これを学校裁量といい,次の項目があります。
■ 一般入試では学力点・内申点の重視比率,面接や傾斜配点の実施
この学校裁量はEにのっていますが,すべて今年の春の入試の内容です。来年の春は変更になっている高校があるので注意してください。
■自己アピール文
冬期講習会生にもマイルストーンを進呈!
冬期講習会を受講する中学生の皆さんにも,マイルストーンを差し上げます。冬期講習会中の1月10日と11日には,実際に北海道学力コンクールを実施します。マイルストーンを利用することによって,その時点での皆さんの合格可能性を正確に判定いたします。冬期講習会のお申し込み・お問い合わせは,電話 011-667-5959。または,e-mail:soikusha@interlink.or.jpで,お気軽にご連絡ください。
(HPでは,レイアウトの調整のため北陵高校は掲載していません。)
道コンSS×4+280=556(安全圏)になるには道コンSS69以上が目標
■ Dランクで北陵志望
道コンSS×4+245=480(安全圏)になるには道コンSS59以上が目標
なお,北海道学力コンクール事務局では,内申点のぶれや入試制度の変更などを踏まえ,毎回高校ごとのボーダーライン(安全圏)を見直しています。そのため各回の道コンのたびにボーダーラインが調整されるので,マイルストーンに掲載されている表と皆さんに郵送している個人成績票のb票の目標合計点は一部異なります。もちろん,b票の数値が最新の目標合計点を表しています。
■ 推薦入試では自己アピール文の提出,英語での問答,英語の聞き取りテスト,適性検査,作文の実施(面接はどの高校でも実施)
「どんな高校生活を送りたいか」「中学生のときがんばったこと」などをテーマとした作文を提出します。入試当日書くわけではなく,事前に書いておき,中学に提出します。
1.小学生 統一学力判定テスト
B版のPre-Testは以下の通り行います。
10月8日(日) 平常授業受講教室で実施。
※ 時間は各教室で掲示します。9月は,札幌市のいくつかの中学で中間試験が実施されます。想育舎では,試験の2〜3週間前から中間試験などに合わせた特別時間割で授業を行います。各教室で配布しますので,必ずご確認ください。
10月2日(月)〜10月7日(土)に第3回小学生統一学力判定テストを行います。英語と算数の2教科を実施します。
2.中3 学力テスト総合A・B・C版対策
中学3年生は9月から11月まで毎月,学力テストが実施されます。この学力テストは中学校での懇談で志望校を決める重要な資料となります。想育舎では,各回の学力テストに合わせて予想模試Pre-Testを各教室で行っています。9月10日にはA版のPre-Testを実施し,個人成績票を9月11日以降教室で配付しています。
中1・2,小学生のみなさんも,2学期は気がゆるみやすい時期です。気を引きしめて,思う存分学校生活を楽しみましょう。
さて,話は変わってプロ野球です。日本ハムの快進撃はすごいですね。これはもう日本一も夢じゃありません。プレーオフという新たな制度にとまどいながらも選手の皆さんががんばっている結果だと思います。
新たな制度といえば,現中1のみなさんから入試制度が変わり,石狩学区という巨大な学区が誕生します。これについては,次号M2で特集記事を組んでいこうと思いますが,みなさんが日々努力していることを続けていれば何も怖くありません。かんばっていきましょう!