2007年度 公立高校入試の分析 第3回 社会
中学入試にチャレンジ 第10回 札幌 藤女子中学校

6月6日(水)の北海道新聞の朝刊に掲載された「11校で募集学級増減 『機械的な学級減』批判も」の記事に驚いたみなさんも多いと思います。北海道教育委員会が5日に公表した公立高校配置計画案で,札幌北高校と札幌開成高校の学級削減が提案されました。9月上旬の最終決定で可決された場合,2008年度公立高校入試(現在の中学3年生)からの実施となります。中学生のみなさんにとっても,私たちにとっても寝耳に水の話で非常に驚いています。
札幌北や札幌開成は札幌市内でも有数の進学校です。これらの高校の学級数が削減となれば当然,競争は激化します。上位校を目指すみなさんは,より真剣にこれからの勉強に臨む必要があります。私たち講師陣も全力でみなさんのバックアップをします。まずは夏期講習会で今までの総復習と,より発展的な問題を解けるようにしましょう!
下のグラフと表は,石狩第3〜5学区を代表する公立高校の札幌北,札幌西,開成,手稲,国際情報,新川,北陵,稲雲,石狩南の9校について,志願者数と定員,および合格率を示したものです。
グラフでおわかりのように,想育舎で学んだ生徒達は毎年高い合格率を維持し,年々高校全体の合格率との差を広げています。


高校部 試験直前特訓タイムレポート
今年度から開講となった高校部。6月2日(土),9日(土)午前10時〜午後8時の10時間にわたり元町教室で「高校生試験直前特訓タイム」を開催しました。そのときの様子をお伝えします。
こんなに長い時間勉強したことない。
これは6月2日(土)の試験対策の後,朝からeトレと学校の課題に取り組んでいた高校1年のAくんの言葉です。「高校受験でもこんなに勉強したことない。自分がこんなに長い時間勉強できるとは思わなかった」とのこと。もちろん,ただ長時間ダラダラと勉強していては効果は上がりません。この日,Aくんは6時間教室で勉強し71枚のeトレ問題と学校の課題を3教科こなしました。周りに刺激されつつ自分から勉強することで長時間勉強することへの抵抗感を取り除くことができます。この2日間でほとんどのみなさんが4時間以上教室で勉強し,一番長い人で9時間勉強して帰宅しました。
「学習空間」としての教室
高校部は一人ひとりがそれぞれの目標に向かって学習していきます。教室はそのための学習空間です。自分の目標に向かって一心にeトレに打ち込む生徒もいれば,何人かでグループを作り,わからない問題を相談しつつ理解を深め,それから問題に取り組む生徒もいます。周りが勉強に打ち込む姿を見て「自分もがんばろう」という気持ちになる生徒も多いようです。
想育舎高校部はよりよい学習空間を提供するため,新たなカリキュラムを作成中です。決まりましたら中学生のみなさんにも紹介いたします。
前回は数学の問題を解説しました。今回は社会について解説します。
1 傾向
@ 2007年度は,題材の文章量が増え,グラフや表を用いた問題が多く,図表の内容を正確に読み取る力が要求されました。問題を解くのに時間がかかった生徒も多かったようです。また,完全解答の問題も12問と他教科に比べると多いので,総合的な学力が要求されました。平均点は36点程度の見込みです。
A 2004年度までよく出題されていた50字程度の長文記述問題が,今年度も出題されませんでした。かわりに字数制限をつけないで,短い文で答えさせる問題が4題出ていますが,教科書レベルの問題で,それほど難しくはありませんでした。
B [4]の世界地理の問題では例年通り自由選択問題が出題されました。しかし,どれか一つの国を選べばいいとはいえ,しっかりと知識を整理しておかないと苦戦を強いられたと思います。特に問3のような地理と歴史が混ざった問題は過去を見てもまったく出題されておらず,来年度以降に向け,このような問題も対策していく必要があります。

2 対策
@ まず基本事項をしっかり暗記することです。メインテキストの単問を繰り返し学習すると効果的です。
A 地理では,教科書に出ている地域や国を重点的に学習することも大切ですが,広範囲の基本的な事項を覚えることも重要です。
B 年代順に並べかえたり,日本である出来事がおきたとき,外国ではどのようなことがおきたかを問う問題が出題されます。従って,歴史では年代をしっかり暗記する必要があります。
C 公民では教科書レベルの問題が多く出題されるので,中3のみなさんは今学習している内容をしっかり復習することが必要です。
D 今年度の問題のように地理と歴史の融合問題が出題されることも十分に考えられます。歴史的な出来事がどこで起こったのかなどを知識として整理しておくことが大切です。
今回は[4]の問1から問4を解説します。
[4] 次の略地図を見て,問いに答えなさい。
問2 略地図のXに関する次の文の{ }(a),(b)のそれぞれに当てはまることばを,ア,イから選びなさい。
ア a−北アメリカ b−大西洋 c−北
問1 次の表のア〜エは,略地図のA〜Dの国のいずれかに当てはまります。また,表の中の数字は,各項目についてア〜エの国を比較し,値の大きい順にそれぞれつけた順位です。ア〜エからいずれか一つの国を選び,その国の名を書きなさい。また,その国の位置を略地図のA〜Dから選びなさい。
Xは,(a){ ア 日付変更線 イ 本初子午線 }を示している。札幌が3月6日の午前11時のとき,シアトルは3月(b){ ア 5日 イ 7日 }の午後6時である。
問3 略地図の(あ)〜(え)は,世界の代表的な川です。次の文に当てはまる川の名前を書き,その位置を(あ)〜(え)から選びなさい。
この川の流域には,よく肥え,耕しやすい土地が広がっており,早くから農耕や牧畜が発達していた。紀元前1600年〜1500年ころになると古代文明が起こり,漢字のもとになった甲骨文字がつくられた。
問4 略地図のYの島の位置について次のように説明するとき,(a)〜(c)に当てはまることばの組み合わせとして正しいものを,ア〜エから選びなさい。
アフリカ大陸と(a)大陸の間の(b)にあり,赤道の(c)側にある。
イ a−南アメリカ b−大西洋 c−南
ウ a−オーストラリア b−インド洋 c−南
エ a−ユーラシア b−インド洋 c−北
この問題の模範解答はここを Click!
みなさん,期末試験の結果はどうでしたか。試験結果に満足できた人も,そうでなかった人も,この結果を次の試験につなげるため,さらに勉強法を改善していきましょう。え,「まだ終わっていない」って。それなら,期末試験の最後の追い込みの参考にして下さいね。想育舎では,次の4つのStepでみなさんの成績upを応援します。
個人懇談を怒られる場と誤解している人がいますが,それは全く違います(笑)。懇談では,はじめに1学期の期末試験や4月の学力コンクールの結果を見ながら,みなさんとの話し合いを通して,一人ひとりの弱点を明らかにします。その上で,夏休みに取り組まなければならない課題を決め,弱点克服のために必要な問題集や効果的な学習法についてアドバイスしていきます。6月下旬から各教室で行われますので,是非参加して下さい。結構いいこと言いますよ(笑)。
7月16日(月)から7月21日(土)までの夏休み直前1週間は,道コン過去問チャレンジ週間です。昨年の北海道学力コンクールの問題に取り組むことで,自分の弱点をつかんでもらうことを目的としています。中学3年生は中1・中2の内容も出題されるので,忘れていた箇所もここで一度復習しておきましょう。出題傾向や自分の弱点を理解した上で夏期講習会の授業を聞くと,「これ過去問に出た!メモしておこう!」などと目的意識を持って参加することができます。なお,中学1・2年生は,講習会テキストの中に道コンの過去問を編集したGrade-upが掲載されています。これに取り組めば,さらなる実戦力upへとつながります。ぜひ挑戦してみて下さい。
北海道の公立高校入試は,中3はもとより,中1・中2の学習内容も多く出題されます。したがって,中3の夏休みには中学1・2年の復習が絶対に必要になります。また,中1・2のみなさんも,講習会ごとに復習を繰り返すことで,重要事項が定着していきます。6月下旬には,各教室で講習会テキストが配られます。テキストの予習用ページは,各教科とも基礎の確認が中心ですので,講習会前にテキストの予習を終わらせるようにして下さい。その際,間違えた問題にチェックをつけることを忘れないで下さい。
間違いチェックで弱点を押さえた上で,講習会の授業を受講し,復習問題に取り組むことで,応用力がつきます。間違いチェックを面倒がらずにできるかどうかで学力が大きく違ってきます。頑張りましょう。
2学期の平常授業をいち早くスタートさせる理由は,中3の学力テスト総合A版や2学期の中間テストに向けた問題演習の時間を多くとるためです。また,中間テストのない中学校は,11月に行われる期末テストで2学期の評価がつけられます。6月〜11月の学習内容をテスト直前の勉強だけで再確認するのは難しいことです。8月中に一度まとめを行い,11月の期末テスト前にあわてなくても済むようにしっかり準備しておけば,テスト直前はすぐに実戦問題に取り組めます。
Step1
個人懇談で弱点を知り,対策を考えよう!
Step2
昨年の道コンとGrade-upで実戦力を強化しよう!
Step3
予習で基礎の確認を行い,夏期講習会で応用力をつけよう!
Step4
8月20日(月),2学期平常授業開講! 内申点up・ABC版高得点を狙おう!
苦手教科の練習,実戦力の強化にはeトレの受講をオススメします。昨年も2学期からeトレを受講した中学3年生はグングン力をつけていきました。結果,ほとんどの受講生が公立高校に合格することができました。夏期講習会中に体験会も実施しますので,ぜひみなさんeトレで実戦力を上げていきましょう!
小学生のみなさん,こんにちは。久しぶりの「中学入試にチャレンジ!」です。気温も30℃まで上がるようになり,夏バテ気味かも知れませんが,ここで頭の体操をしていきましょう。
今回の問題は,2007年度 札幌 藤女子中学校の入試問題です。内容は小6のみなさんがこれから勉強する「速さ」です。ここでしっかり覚えておくと学校でヒーローになれますよ!
下の図のような坂のある道を,上り坂(A→B),平地(B→C),下り坂(C→D)の順で進みます。AからDまで全体の距離は1500mです。
(2) B→Cの進む速さは,分速何mですか。
(3) AからD全体にかかる時間は,何分ですか。
では(1)から行ってみましょう。まずはB→Cの割合を求めます。AからD全体を1として考えると,B→Cの割合は,(A→Bの割合+C→Dの割合)で求められるので,
では(2)です。今度はB→Cの進む速さを求めます。これは,(速さ)=(距離)÷(時間)の公式を使いましょう。300mの距離を5分で進むのですから,進む速さは,300÷5=60となり,分速60mとなります。
では(3)です。全体の時間を求めるために,A→Bにかかった時間,C→Dにかかった時間をそれぞれ求めていきましょう。(A→Bにかかった時間)=(A→Bの距離)÷(A→Bを進む速さ)で求められます。A→Bの距離は全体の半分なので,1500÷2=750m,進む速さはB→Cの速さの半分なので,60÷2=30となり,分速30mです。これを使うと,750÷30=25 となるので,A→Bにかかった時間は25分だとわかります。
同じようにC→Dにかかった時間を計算すると,かかった時間は5分と求められるので,AからD全体にかかる時間は,25+5+5=35分と求めることができます。
これからもいろいろな問題にチャレンジしていきましょう!

@ A→Bの距離は全体の2分の1
(1) B→Cの距離は,何mですか。
A C→Dの距離は全体の10分の3
B B→Cにかかった時間は5分
C A→Bの速さは,B→Cの速さの半分
D C→Dの速さは,B→Cの速さの1.5倍

あとは(くらべられる量)=(もとにする量)×(割合)の式を使って,1500×5分の1= 300 となり,300mということがわかります。この問題では,小5でやった「割合」を覚えているかがポイントです。
1.夏期講習会時間割
想育舎では,7月2日(月)〜7日(土)に第2回 小学生統一学力判定テストを実施します。判定テストは学年に関係なく,小学4年生から6年生まで同じ問題を解くことで,小学生のみなさんの学習到達度をはかるものです。
英語は学年に関係なく,個別指導で進んでいるので,早くから始めた人が有利な立場にいます。すると,5年生が英語を始めたばかりの6年生より高得点ということもしばしばあります。4・5年生にとっては6年生に勝つチャンスだと思ってどんどん英語の勉強を進めていきましょう。
算数は平常授業では学年ごとの内容を勉強しています。当然,4年生は5・6年生で習う内容が判定テストで出題されると困ってしまいますね。そこで,算数の判定テストでは4年生でもよ〜く考えるとわかる小5〜中1の問題を出題しています。だから,問題用紙の「小学校6年生で習う問題」という文字を見て,「あ,もうできないからいいや」と思わずに,ぜひチャレンジして下さい。ピンとひらめいたら,みなさんは算数・数学のセンスがありますよ!
夏期講習会の時間割を同封しています。生徒のみなさんには教室でも配布しますので,同封の時間割はご父母の皆様の控えとしてご利用ください。
2.個人懇談
以前にM2でお知らせしましたとおり,6月末〜7月にかけて個人懇談を実施します。今回は主に,中学1年生と1学期からの新入会生(全学年)が対象となります。もちろん,対象となっていない学年でも,ご希望があれば懇談いたします。教室で申込書を配布いたします。
3.試験対策時間割について
6〜7月は,札幌市・石狩市の多くの中学で期末テストが実施されます。想育舎では,試験の2〜3週間前から期末テストなどに合わせた特別時間割で授業を行っています。各教室で配布していますので,必ずご確認ください。
4.小学生 統一学力判定テスト

また,それ以上に「北高・開成高が学級数削減」のニュースには驚きました。これから北高や開成高を目指すみなさんにとっては大変かもしれませんが,それだけ自分の実力をみがくチャンスでもあります。この夏でしっかりと学力をつけ,志望校に向かって前進しましょう!