高校入試情報 適性検査と面接
1.適性検査について
開成高校のコズモサイエンス科と旭丘高校では推薦の受験生に対し「適性検査」というテストがあります。これは,物事を論理的に考える力や自分の言葉で的確に説明する力をはかるもので,クイズのような出題形式になっています。今回は,昨年度の入試の問題[1]・[2] のうち,[1]を紹介します。
[1] 通常,効率よく作業を行うためには,一つの作業を行っている間に他の作業を並行して行います。
例えば,「カツ丼を作る」ために必要な作業とその所要時間を以下のように書き出したとします。
文化祭のクラス発表で,木材と紙を使って作品(土台+模型)を作ることになりました。現在,すでに設計図は完成しており,木材以外の必要な道具や材料はすべてそろっています。そこで,これから必要な作業とそれを終えるのに必要な日数を書き出したところ,次のようになりました。
イ:模型にはるための紙を切る…3日
ウ:模型にはるために切った紙に色を塗る…3日
エ:取り寄せた木材を切って,土台用の木材部品を作る…5日
オ:土台用の木材部品を組み立てて土台を作る…3日
カ:取り寄せた木材を切って,模型用の木材部品を作る…3日
キ:模型用の木材部品に色を塗った紙をはる…2日
ク:色を塗った紙をはった模型用の木材部品を組み立てて模型を作る…5日
ケ:組み立てた土台と組み立てた模型を合体させる…3日
この問題の模範解答はここを Click!
公立も私立も面接を実施する高校がかなりあります。中学でも面接の練習をしていると思いますが,以下には,みなさんの先輩が入試で実際に聞かれた質問をまとめてみたので,参考にしてください。
B 1日何時間勉強していますか。 C 将来の夢は何ですか。
D 中学校時代で一番思い出に残っていることは何ですか。
E あなたの長所と短所を教えてください。
この質問は開成高校に限らず,国際情報高校や工業・商業高校でも「どうしてこの学科を選びましたか」という形で聞かれます。この質問に対しては「理数系の教科が好きなので,この教科をしっかり勉強したいと思ったからです」のような答えもあります。また,
K 最近,どんな本を読みましたか。その本の感想も聞かせてください。
また,面接の待ち時間に小論文を課す高校もあります。そのテーマは新聞や本から出題されることが多いので,しっかり新聞やニュース,本にも目を通し,対策を立てておきましょう。
これ以外にも「(珍しい名前の受験生に)名前の由来は何ですか」,「100万円あったらどうしますか」と聞かれた生徒もいますが,どんな質問にも真剣に誠意を持って答えることが大切です。緊張するのは当たり前です。自分の誠意を面接官にぶつけてきましょう。きっと面接官の心に届くはずです。がんばりましょう!
A:ご飯を炊く…40分
この作業を効率的に行うための工程は,以下の図で表すことができます。
B:とんかつを作る…15分
C:とんかつの卵とじを作る…5分
D:炊き上がったご飯の上にとんかつの卵とじをのせる…1分
では,問題です。
ア:木材を取り寄せる…2日
問1 この作業を効率よく行うための工程を以下のような図で表しました。図の中のA〜Iに当てはまるものを上のア〜ケから選び,記号で答えなさい。
問2 上の図のように作業を行った場合,この作品が完成するまでには,製作開始から最低何日かかるか。
2.面接
@ どうしてこの高校を受けましたか。 A 入学したら何をしたいですか。
必ず聞かれるといってもいいでしょう。@は志望動機を聞かれているわけですが,「大学への進学がしやすいからです」とか「自分の学力に合っていて,通学もしやすいからです」などの答えが考えられます。なお「この高校の特徴を言ってください」「どんな高校だと思いますか」という質問をされた人もいるので,具体的なイメージを持って面接に臨みましょう。
F 普通科ではなくコズモサイエンスを選んだ理由は何ですか(開成高校)
G 入試はどのくらいの得点でしたか。
と質問された先輩もいます。入試が終わったらすぐに自己採点をしておきましょう。
H なぜ高校に進学するのですか。 I 校則についてどう思いますか。
このような質問は正解が一つではありません。自分の考えをはっきり述べることが大切です。たとえばHの質問に対しては「将来大学へ進学したいからです」,「部活に打ち込みたいからです」という答えなどが考えられます。「みんなが行くから」といった消極的な答えは避けましょう。
J 最近気になるニュースは何ですか。また,それはなぜですか。
想育舎の個人懇談で必ず指摘されていることですね(笑)。新聞は読まない,読書もしないという人はちょっとドキッしてしまいますね。ニュースや新聞は時事問題として出題されることもあります。日頃から読む習慣をつけておきましょう。2,3日前からの付け焼き刃では面接官に見抜かれてしまいますよ。

さて,想育舎では昨年3月から「高校部」を開設し,高校生のみなさんの学習サポートを行ってきました。その中で,「eトレでも十分に勉強になる」,「高校のテストに似たような問題が出た」という声を受け,2008年度も現中学3年生を対象として,高校部生を募集します。2008年3月からは丘珠教室でも高校部を開設します。通い慣れた教室で高校生になっても一緒に勉強しましょう。そして,一緒に北大を目指しましょう!
実際に高校部に1年間通っている現役高校1年生のA君にこの1年間の勉強について聞いてみました。みなさん,ぜひ高校生活の参考にしてください。
開成高校コズモサイエンス科1年のA君の場合(東区在住)
昨年度の入試で見事第一志望の開成コズモに合格したA君。そのA君にこの1年,高校部に通ってみた感想を聞いてみました。
「勉強が楽にできます!」というのがA君の第一声。「毎日部活があって,学校の予習と宿題で手一杯なので,平日は復習の時間が全然取れないんです。でも,『土曜日は塾で復習だ』と決めているので,自分なりに計画的に勉強できていると思います」とのこと。
「部活と勉強の両立は結構大変です。僕の場合は,週2講eトレを受講しているので,1講は数学,もう1講は化学か物理と決めています。あまりバラバラと教科を変えるより,『よし,今日は物理を徹底的にやるぞ』と決めておくと,すぐに問題に取り組めるのでいいです。あと,eトレで勉強しているので,他の教科も『あ,少しやらなきゃ』という気持ちになるんです。多分,高校部に通ってなかったら全然復習しなかったと思います(苦笑)」と話してくれました。
eトレだけでも力は付きますかという質問には,「何か目標を持ってやると力が付くと思います。僕もまだ完全に目標が決まっているわけじゃないですけど,漠然とでも『北大に行きたいなぁ』と思って勉強しています」とのこと。
eトレは古文・漢文,物理や生物など,すべての教科に対応しているため,たとえ週に1回でも,自分の学校生活に合わせて計画的に勉強することが可能です。みなさんも自分の時間を有効に使って高校部の授業を上手に利用し,高校の勉強を乗り切っていってください。高校生活を満喫し,次の目標である大学進学を目指して,また一緒に勉強しましょう!
2008年度の高校部は,3月7日(金)から開講します。高校入試が終わってから入学式までの期間は,高校から出された課題に取り組みつつ,英語や数学などの先行学習を始める期間です。入学式後,どの高校でもすぐに「学力テスト」が行われ,大学入試を意識して勉強するようにと言われます。入試直後から入学式までをどう過ごしたかで,その後の高校生活が変わります。ここで気を抜かず,次の目標に向けてライバルの一歩先を行きましょう。右に学習内容の一例を載せてあります。ぜひ参考にしてください。



小学校6年生のみなさんは,あと2ヵ月ほどで卒業式を迎えます。そして4月からは中学生です。小学校と中学校ではどのようなちがいがあるのでしょうか。今のうちに,そのちがいを理解しておきましょう。
1.行事やテストが多く,部活も本格的になります。
@ 行事やテストが多い。
小学校でもいろいろ行事がありますが,中学校はもっとあります。下の表は一般的な中学校の主な行事をのせたものです。1学期だけでたくさんの行事があることがわかります。
中学でのテストは2種類あります。一つは授業中に行うテストで,英語の単語や漢字テスト,単元ごとのテストです。もう一つは中間テストと期末テストで,1学期は期末テスト,2学期は中間テストと期末テスト,3学期は期末テスト(学年末テスト)が実施されます。最近は2学期の中間テストを行わない中学も増えてきました。1学期はほとんどの中学が6月に期末テストを行います。試験範囲は6月初旬までの学習内容なので,かなり広くなります。従って,計画的にテスト勉強をすることが必要で,テストの2〜3週間前くらいから始めます。この表の日程だと,期末テストの勉強は球技大会の前から開始する必要があります。なお,部活はテストの4日前ぐらいまであるので,勉強と部活の両立は,けっこう大変です。
A 帰宅時間が遅くなる。
小学生は,3時から4時の間には家に着きますね。中学に入ると学校が家から遠くなる人が多く,また,部活や生徒会活動が盛んになります。授業が終わって掃除をしたらそれで終わりというわけにはいきません。帰宅してからのんびり過ごすことがあまりできなくなり,毎日の生活があわただしく感じられるかもしれません。
B 中学の部活は種目が多く,練習もハード。
中学校は「クラブ」ではなく「部活」といいます。小学校のクラブは週に1回ぐらいで,4時ごろには終了します。中学では野球部やテニス部など,たくさんの部があり,活動も活発に行われています。スポーツ以外にも,吹奏楽や合唱部など,文化系と呼ばれる部活もたくさんあります。試合やコンクールもよく行われ,特にスポーツ系では,6〜7月に「中体連」という大きな大会があります。その練習で帰宅時間が午後7時をすぎることもあります。また,夏休みや冬休みなども練習があり,6時半という早朝から行う場合もあります。自分の興味や体力などをよく考えて選びましょう。
2.高校受験が待っている!
@ 中1の1学期の成績から入試に関係がある。
高校入試の合格・不合格を決めるのは,中学の通知箋にのっている5段階評定の合計と入試の得点の2つです。入試は中学3年生の3月に受験しますが,5段階評定の合計は中学1年生のときの成績も入試の合否決定に使われます。中学では1学期と2学期,そして1年間を通して評価した学年末の3回の通知箋が出ますが,高校入試では学年末評定が合否の決定に使われます。そのため,1学期から好成績をとっておくと学年末の合計も高くなります。
A 実技教科も加えて合計する。
高校入試は国語・数学・社会・理科・英語の5教科なので,入試で大切なのはこの5教科と思っている人がいます。実際は,5段階評定の合計のときは美術・保健体育・技術家庭・音楽の実技教科も加えて計算します*1。この4教科は楽器の演奏やスポーツの実技だけではなく,音楽の歴史や競技のルールも学習しますが,この学習内容が期末テストに出題されます。また,国語・数学・社会・理科・英語は全部の中間テストと期末テストで試験が行われます。このテストの成績や授業中のテスト・授業態度などの平常点をもとに,学期ごとに5から1までの評定となって通知箋にのります。高校入試では,この9教科の評定の合計が非常に大切になります。合計するときは国語の5も音楽の5も,まったく同じように扱われます。
*1 中学では,算数が数学,図工が美術,家庭科が技術家庭,体育が保健体育と名前が変わります。
B 実技教科は平常点も大切。
実技教科は授業態度・実技のうまさ・作品の提出などの平常点がかなり通知箋に影響します。どんなに絵がうまくても,提出期限をすぎた場合は成績が下がると思ってよいでしょう。得意だからといって油断してはいけません。もちろん,不得意だからといってあきらめる必要はありません。努力次第で良い成績をとることができます。なお,国語・数学・社会・理科・英語もノート提出・ワークブック提出などがあります*2。乱雑にノートを取ったり提出しなかったりすると5段階評定は下がります。もちろん,授業態度も5段階評定をつけるときの資料になります。
*2 ワークブックとは教科書の内容のまとめと問題の載っている参考書のようなもので,中間・期末テストはこの中からよく出題されます。
C どこの高校でも受験できる。
通学できる小学校や中学校はだいたい1つに決まってしまいますが,高校はちがいます。現在の中学2年生から,札幌市と近隣の石狩市などを合わせた「石狩学区」という学区の中ならどの高校でも受験することができます。
現在の中学3年生までは,札幌南高校を受験するときは学区外受験となり,定員の20%しか合格できないという制度がありましたが,みなさんが高校受験のときは,学力があれば札幌南高校を受験することができます。極端なことを言えば,東区・西区・北区・石狩市の想育舎の生徒全員で札幌南高校を埋め尽くすことも可能なわけです。その分,勉強は必要ですが(笑)。
選べる高校の選択肢が広がるので,より自分にあった高校を選ぶことができます。中学生になったら,少しずつ3年後の高校生活を意識しましょう!



地下鉄元町駅のすぐ上に待望の新教室が開校します。広く開放感のある学習空間で集中力を高め,わかりやすい授業と徹底した問題演習で学年上位を目指します。開校は4月からです。
新学期の平常授業の予定時間割は来月のM2に同封いたしますので,そちらをご覧ください。中学生は英数理社国5教科に加えて,eトレも受講できます。また,小学生は週2日で英語・算数・国語の3教科とeトレを受講できます。中学受験をお考えの方におすすめです。
新元町教室で,目標に向かってさらにパワーアップしていきましょう!
■ 北海道学力コンクール 個人成績票
日時 1月27日(日) 午後1:00〜5:50
場所 入試直前ゼミ受講教室
1月10日(小4〜中2)・11日(中3)実施の北海道学力コンクールの個人成績票を同封してあります。成績票の見方は裏面にのっています。なお,想育舎ではこのコンクールの採点をすべて北海道学力コンクールのセンターで行っています。これにより,採点基準を厳格に統一することができ,より正確なデータを算出することができます。このため,答案の返却まで若干時間がかかる点をご了承ください。
■ 冬期講習会 課題チェック表
冬期講習会の課題チェック表を同封してあります。予習・復習の状況や,授業中に実施した確認テストの得点などが記入されています。詳しい見方はチェック表に記載しています。
■ 中学3年生対象 入試直前予想模試
1月27日(日)は,中3対象の入試直前予想模試を行います。この模試では,試験終了後にすぐ採点を行い,SS・合格可能性を算出します。出願変更期間に備え,最後の志望校合格判定になります。
■ 小学生統一学力判定テスト
2月4日(月)〜9日(土)に,第5回小学生統一学力判定テスト(算数・英語)を実施します。
冬休みも終わり,新学期が始まりました。みなさん,今年の目標はもう決まりましたか。ぜひ今年の目標を決めて,それに向けて全力で走り出しましょう。先日,北大の先生とお話しする機会があったので,「なぜ小学生から勉強するのか」という質問をしました。するとその先生は「勉強をする最大の目的は『勉強する習慣』『勉強の仕方』を身につけること」とおっしゃっていました。
「中学・高校の勉強は社会に出たら役に立たないこともあります。しかし『勉強する習慣』『勉強の仕方』は社会に出てからいろいろな場面で使えます。若いうちから勉強するのはこのためです。テストの点数はその『勉強する習慣』がしっかり身についているかの確認なのです」とのことでした。みなさんも『勉強する習慣』をしっかりと身につけて目前の入試・試験を乗り越えましょう!