2009年度 公立高校入試の分析 第4回 理科
Get! 300 入試までの365日F 私立高校の特色
高校部通信 大学入試のポイントとは

前回は社会の入試問題について解説しました。今回は理科の[1]を解説します。まずはチャレンジしてみましょう。
傾向
@ 2009年度の理科の問題は昨年度と比べるとほぼ同程度の難易度でした。平均点も34点前後と思われます。
A 1は中1で学習する「鉱物」の問題です。多くの中学が3学期の最後に勉強する内容なので,中2・3のみなさんでも苦戦することが多い単元です。メインテキスト,ウイニングロードを使って,どんどん問題を解き,間違えた所を確認して,しっかり理解していきましょう。
[1] 次の観察について,問いに答えなさい。
川原で採集した多数の火成岩のうち,白っぽい色をした火成岩A,Bと,黒っぽい色をした火成岩C,Dを用いて,次の観察を行った。
観察1
観察2
(2) 下線部Aのようなつくりを持つ火成岩を,ア〜エから選びなさい。
問2 鉱物a〜dの組み合わせとして最も適当なものを,ア〜エから選びなさい。
イ a−長石 b−角閃石 c−輝石 d−石英
ウ a−角閃石 b−輝石 c−石英 d−長石
エ a−長石 b−石英 c−角閃石 d−輝石

A〜Dのつくりをそれぞれ観察したところ,AとCはいずれも,@肉眼では形がわからないほど小さな粒からなる部分と,まばらにふくまれる比較的大きな鉱物の部分からできており,BとDはいずれも,A比較的大きな鉱物だけでできていることがわかった。
BとDを双眼実体顕微鏡で観察し,それぞれにふくまれる鉱物を,色や形のちがいから鉱物a〜dとその他の鉱物に分け,BとDそれぞれにふくまれる鉱物の割合を調べた。図はその結果をグラフに表したものである。
問1 観察1について,次の(1),(2)に答えなさい。
(1) 下線部@のような部分は何とよばれるか,書きなさい。
ア 安山岩 イ
ア a−
問3 次の文の{ }(1),(2)に当てはまるものを,ア,イからそれぞれ選びなさい。また,[ (3) ]に当てはまるものを,A〜Dの記号で書きなさい。
『火成岩の色から,火成岩となったマグマの(1){ ア 冷え方 イ ねばりけの大きさ(強さ)}がわかり,また,火成岩のつくりから,火成岩となったマグマの(2){ ア 冷え方 イ ねばりけの大きさ(強さ)}がわかる。これらのことから考えると,火成岩A〜Dのうち,ねばりけの大きい(強い)マグマが急に冷えてできたのは,火成岩[ (3) ]であることがわかる。
この問題の模範解答はここを Click!

1 学力テストB版に向けて
9月10日(木)に学力テスト総合A版が行われました。先月のGet!300で取り上げた『道コンSS(目標ライン)から入試得点への換算点』を超えることができましたか? 入試に向けた勝負はまだ始まったばかりです。返却されたテストを見直して,間違えた問題の解き直しを行いましょう。
11月末まではウイニングロードの問題に取り組んで下さい。各先生から宿題として指示されるページだけでなく,チェック表の欄に印が全て押してある状態になることを目標に,まずはウイニングロードのカリキュラム表でB版の範囲になっているページを確認し,学力テストA版で得点の低かった教科から順番に学習を始めていきましょう。
学力C版が終わったら,冬期講習会テキストとともに,『平成22年度北海道公立高校 6年間入試と研究』(声の教育社)を配布します。冬は入試の過去問に取り組みましょう。
2
私立高校の特色
第1志望が公立高校で,併願校として私立高校を受験するという人も,説明会に行くことで,各私立高校の特色や様子を知ることが出来ます。高校3年間の生活を楽しく過ごすためにも,「通ってみたい」と思える高校を選ぶことは大切です。ぜひ説明会に行きましょう。
個人懇談で私立高校の話になると,「自分のレベルにあった高校がどこかわからない。」という質問をよく受けます。そこでマイルストーンのp6・7に載っている私立高校の昨年度合格者道コンSSの平均を調べてみました。下の表はその順位になります。これを見ると,やはり進学率が高いと言われている高校が上位に来ていることがわかります。
次にマイルストーンの各私立高校のページを見ると,どこの大学に何人合格したかがわかる表が載っています。下の表の道内国公立は北大や教育大,道内私立は北海学園大や北星学園大,道外国公立は東京大や京都大といった大学になります。皆さんMARCHと呼ばれる大学を知っていますか?
M=明治,A=青山学院,R=立教,C=中央,H=法政を表します。他にも早稲田や慶応といった大学が道外私立の中に入ります。高校同様,大学も特色のある学科がたくさんあります。目標の大学を決めて,その大学の合格者数から高校を決めてもいいと思います。まずは高校受験。夢に向かって頑張ろう!


2学期も始まり,日々,秋の気配が強まっています。みなさん,目標を持ってしっかりと勉強できていますか。今回の「Let's 数楽」は,11月21日(土)実施の数学検定に向け,出題されやすい問題を徹底的に対策していきます。特に中3のみなさんにとっては,高校入試対策としても効果的です。
高校入試までに数検3級,あるいは4級はしっかりと取っておきましょう。また,小学生のみなさんにとっても,数検は数学力アップにはもってこいです。8月の学力コンクールで高得点を取れた人も,悔しい思いをした人も,今回の数検にぜひ挑戦してみましょう。
それでは問1。小学5年生で学習する「多角形」の問題です。学力コンクールにも出題されやすい形式です。まずは解説を見ないで,チャレンジしてみましょう。
2400=40a+b…@
A−@でbを消去して,1200=20a。よって,a=60。これを@に代入して,2400=2400+b。よって,b=0。この2つをy=ax+bに代入すればよい。 答 y=60x
この問題の解説と模範解答はここを Click!

解説
(1)
それでは,問2に挑戦です。今度は小6〜中2で習う内容をまとめた問題です。
アは正八角形の1つの角度。これは正八角形の角度の和を8等分すればよい。多角形の角度の和は,180×(頂点の数−2)で求められるので,正八角形の角度の和は,180×(8−2)=180×6=1080°となる。これを8で割って,1080÷8=135°となる。 答 135°
(2)
辺DEと辺EFは長さが等しいので,三角形DEFは二等辺三角形とわかる。(1)で角Eの大きさは135°と分かったので,イの大きさは(180−135)÷2=22.5°となる。答 22.5°
(1)は小6の「速さ」の内容なので小学生もチャレンジしてみましょう。(2)は中2のみなさんが今学習している「1次関数」の問題です。これが解ければ,もう1次関数は完璧です。中3のみなさんも入試対策として取り組みましょう。
解説
(1)
最後は「相似」の問題です。この問題は中3の2学期に勉強する内容で,総合Cや期末テストにも出題されます。中3のみなさんはぜひチャレンジしてみましょう。もちろん,中1・2のみなさんもできますよ。ヒントは辺の比です。
グラフから30分〜40分の間は動いていないので,この間に公園で休んでいたことが分かる。すると公園までの道のりは2400m,かかった時間は30分と分かるので,速さ=道のり(距離)÷時間で求める。2400÷30=80。 答 分速80m
(2)
公園で休んだあとのグラフは(40,2400)と(60,3600)の2点を通っているので,これを1次関数の式,y=ax+bに代入して連立方程式で解く。
3600=60a+b…A

どうでしたか。なかなか難しい問題もあったと思います。数検3級は中3の内容が全て含まれるので,入試対策にもバッチリです。4級は中2の内容,5級は中1の内容がメインになり,こちらも2学期の期末試験や学年末試験対策の勉強としても活用できます。ただ勉強するのではなく,「数検に合格するぞ!」と目標を持って勉強すれば,どんどん数学力が身につきますよ。この機会に,ぜひ数検を受験しましょう。そして,数学力を上げ,期末試験や道コンで高得点を取りましょう!


定期考査も終わり,高校生のみなさんはほっと一息ついていることと思います。高校3年生はセンター試験まであと121日(9月17日現在)です。ここで気を抜かず,センター試験対策をどんどん進めましょう。高1・2のみなさんも,後期に入ってしばらくは試験がないので,じっくりと自分の進路について考える時間が取れます。科目選択や大学進学について,しっかりと考えていきましょう。今回は志望大学の合格可能性と科目選択について考えていきましょう。
1
C判定は必須!
高3のみなさんは毎週のようにさまざまな模擬試験を受けていますね。そして,結果が返ってくると「よしっ,A判定!」「あ〜,E判定だ…」と一喜一憂していると思います。模擬試験によって難易度や判定は違いますが,第一志望の大学はどんな模擬試験でも必ずC判定は超えるように勉強を進めていきましょう。
C判定以上であれば,センター試験あるいは2次試験までに合格圏内に入ることは十分に可能です。もし,今,第一志望の大学の判定がD,E判定だという人は模擬試験の結果と分析をしっかりと確認しましょう。模擬試験の結果をいくつか見ていけば,自分が今,どの科目・単元を集中的にやらなければならないかが見えてきます。
自分が伸ばさなければならない所がわかったら,あとは特訓あるのみです。eトレやセンター試験・各大学の2次試験の問題集,各科目ごとの問題集を活用して,実力アップを図りましょう。目標は11月の段階で必ず第一志望大学の判定をC判定以上にすることです!
2
得点源はとにかく伸ばせ!
弱点を克服することと同時に得点源の科目は確実に点数を取れるようにしておくことも重要です。自分の弱点を補って余りあるほど,得点源の科目を鍛えておきましょう。特にセンター試験では得点源の科目で9割以上の得点を取ることが目標です。しっかりと特訓していきましょう。
この得点源の科目で点数を取れるがどうかで,大学の合否は大きく変わってきます。また,「今は点数は取れないけど,社会系科目,理科系科目は暗記が多いから,直前だけ対策すれば大丈夫」と思っていたら危険です。センター試験や2次試験はそんな覚悟で乗り切れるほど甘いものではありません。
高校入試もそうですが,社会・理科は差がつきにくい教科なので,そこでしっかり得点できるかも大きなポイントなのです。高3のみなさんは勉強づけの毎日はもう嫌だと思う人もいるかもしれませんね。しかし,そこは気持ちを切り替えて「今勉強しなくて,いつ勉強するんだ!」と自分を鍛えていきましょう。泣いても笑ってもあと121日です。志望大学に向かって全力で勉強していきましょう。
3
高1・2で決まる大学入試
大学入試は高1・2の科目選択から始まります。自分の志望大学をしっかりと考えて履修科目を決めていきましょう。まだ志望大学を決めていない人は,自分が将来就きたい職業などから,大学を絞り込んでいくのもよいでしょう。
志望大学が見えてくれば,受検科目が決まってきます。そうすれば,科目選択で迷うこともありません。「自分の苦手な科目が大学の受検科目になっている」という人もいるかもしれませんね。苦手な科目を克服するには相当な努力が必要です。
しかし,克服できない科目はありません。「絶対,○○大学の△△学部に入るんだ。そのために絶対,化学と数学を克服するぞ!」と強い意志を持ってeトレや学校の問題に取り組みましょう。大学入試は早いうちから努力し続けた人が絶対に有利です。先月紹介した時間の使い方なども工夫しつつ,日々の勉強を進めていきましょう。
4
入試要項はしっかりチェック
大学・学部によっては高校の授業で「○○を受講していること」と条件がある学部もあります。自分の志望大学が決まっている人は大学のホームページや入試要項をしっかりとチェックして,入試条件に合った科目を選択しましょう。
また,ホームページで,「センター試験では何教科,何科目選択すること」などの入試要項の他に,奨学金制度や学生寮などについて紹介している大学もあります。時間を見つけて,自分の興味のある大学について調べて,来年のオープンキャンパスや大学説明会などに積極的に参加していきましょう。
■ 小学生 統一学力判定テスト
B版対策模試は,10月11日(日) 13:45〜18:30 に行います。 ※ 平常授業受講教室で実施します。
10月5日(月)〜10月10日(土)に第3回小学生統一学力判定テストを行います。英語と算数の2教科を実施します。
■ 中3 学力テスト総合A・B・C版対策
中学3年生は9月から11月まで毎月,学力テストが実施されます。この学力テストは中学校での懇談で志望校を決める重要な資料となります。想育舎では,学力テスト対策として学力ABC前に対策模試を実施しています。9月6日にはA版の対策模試を実施し,その日のうちに集計して,翌日には個人成績票を教室で配付しています。また,成績上位者をp.9に掲載してあります。
さあ,勝負の2学期が始まりました。受験生のみなさんは自分の目標に向かって全力でがんばりましょう。焦らずじっくりと,できることから一つずつ。実力を上げるため,どんどん問題に取り組んでいきましょう。
中1・2のみなさんも,2学期はとても大切な時期です。学習内容も少しレベルアップし,「勉強なんて嫌だなぁ」と思うこともあるかもしれません。そんなときは気晴らしに思いっきり運動して,気持ちを切り替えて,「よし,やるか」と気分新たに勉強に取り組んでみましょう。きっとしっかり集中できると思います。
「疲れて勉強できない」なんてことのないように,適度に運動してみてください。2学期での成績アップに向け一緒にがんばりましょう!