99年5月号



99年 5月号


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想育舎からのお知らせ

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文部省 新学習指導要領案について

   第4回 社会

分野 変更点
地理 @ 現行の「世界の諸地域」「日本の諸地域」を「世界と比べてみた日本」などに精選・集約。
A 「国際社会における日本」を公民的分野に移行。
B 都道府県規模,国家規模の地域調査→二つまたは三つの事例を選択。
C 地域に関する情報の収集・処理にあたって,コンピューターや情報通信ネットワークなどを積極的に活用する。
歴史 @ 「鎖国下の対外関係」では,オランダ,中国との交易のほか,朝鮮との交流や琉球の役割についても扱う。
  また,北方との交易に従事していたアイヌについても着目させる。
A 第二次世界大戦以降の歴史を二つの項目とする構成とし,現代史に対する関心を高める。
B 「ヨーロッパ人の来航と背景」のうち「ルネッサンス」「ヨーロッパ世界とイスラム世界の接触」は削除。
C 「産業の発達と町人文化」のうち「幕府の学問奨励」は削除。
D 「ヨーロッパ近代社会の成立」のうち「近代科学と文化の発達」は削除。
公民 @ 「物価の動き」と「財政収支の意味」は高校公民科へ統合。
A 「個人と社会」の内容のうち,社会生活における個人の役割,家族の望ましい人間関係は削除。
B 「現代の文化と生活」の内容は削除。
C 「経済生活と国際協力」の内容のうち,資本主義経済,社会主義経済は削除。

地理的分野

    「世界の諸地域」「日本の諸地域」を「世界と比べてみた日本」などに精選・集約。
      中国・ヨーロッパ・アメリカなどを一つずつ見るのではなく,日本と中国の鉱工業,日本とアメリカの農業のちがいなどを学習することになりそう。
歴史的分野
    @ 歴史の大きな流れを広い視野でとらえるように時代区分を工夫するなどして,通史的な学び方を身につけさせる。
    A 世界の歴史については,我が国の歴史と直接かかわる事柄を扱うにとどめる。ルネッサンス・イスラム世界・ヨーロッパの近代科学などが削除され,外国の文化はほとんど扱われなくなりそう。
    B 第二次世界大戦以降の歴史を二つの項目とする構成とし,現代史に対する関心を高める。
      ほとんどの中学が2年生では歴史の教科書が終わらず,3年生の1学期にあわただしく学習しているのが実状だが,中2でもっと時間をかけて現代史を学習することになりそう。
公民的分野
    @ 「世界平和と人類の福祉の増大」などの課題解決的な学習を充実し,「現代社会の特色」を養う項目を新設する。
    A 物価・財政収支・現代の文化と生活などは削除する。

今後の学習の指針

1.知識の記憶=語句の記憶だけでなく,語句の意味がわかるようになることが大切。例えば,「ウォーターフロント」とは何か,「太閤検地」により何が変わったのかなどが記述できるように。
2.入学試験では,地理・歴史・公民の融合問題が増加すると予想される。





中学校の学習に関するQ&A

Q1 来年の受験から入試制度が変わると聞きましたが,どう変わるのですか。

    まず第一に学区が変わります。ここで一度受験できる高校を整理しておきましょう。なお,この表では実質的に制限なく受験できる「特例区」の高校は,それぞれの学区に記載しています。
第3学区の生徒

東区の皆さん
北・開成・北陵・丘珠・東陵・東豊・国際情報(普通科以外)・札幌工業・琴似工業
東商業・啓北商業
第4学区の生徒

北区・石狩市の皆さん
北・北陵・新川・国際情報(すべての学科)・石狩南
篠路・拓北・石狩・当別・札幌工業・琴似工業・東商業・啓北商業
第5学区の生徒

西区・手稲区の皆さん
西・手稲・新川・稲雲・西陵・稲西・稲北・石狩南・国際情報(すべての学科)・札幌工業
琴似工業・東商業・啓北商業

これ以外の高校を受験することも可能ですが,他学区からの受験の場合,定員の20%までしか合格できないという枠がつきます。たとえば,西区の生徒が東区の開成高校を受験する場合,定員が400人なら,その20%の80人までしか合格できません。仮に,西区から開成を受験した生徒が90人にいて,開成高校の上位90位を独占したとしても,その内の10人は不合格になります。

そこで,現状でどのくらいの生徒が枠外から受験しているかについて,新学区外からの合格者が20%を越えている高校をまとめると次のようになります。(3ヶ年の平均値)

高校 学区外からの合格者割合 20%との差    高校    学区外からの合格者割合 20%との差
29% 9% 西 33% 13%
開成 41% 21% 手稲 35% 15%
東豊 25% 5% 新川 23% 3%
国際情報(普通) 24% 4%      

これらの高校は,他学区からの受験の場合若干難しくなると考えられますが,学区内での受験では逆に定員の枠が増えたとも言えます。上の高校以外は他学区からの受験者が定員の20%以内なので,今までと違いはないと考えられます。

次に合格の基準が変わります。定員の10%を内申点重視で,同じく10%を当日点(入試での得点)重視で選抜することになり,一律に最低ランク・最低点といえるものはなくなります。単純に言えば,下の図のようになります。

相関表

資料提供:北海道学力コンクール本部事務局

左の図で,実線の内側が合格圏です。しかし,このラインのすれすれのマスには,40〜50人が入っていることが多く,同じマスの中でも内申点・当日点がより高い生徒が優先され,マスに網掛けで示した部分の生徒は不合格になる可能性がある「グレーゾーン」でした。

右の図は新しい制度のもとでの合格圏を示しています。左の図と同様に,新制度では,実線で囲まれた「通常枠」の合格者は定員の80%と決められているため,グレーゾーンから20%程度が不合格にされることになります。一方,斜線で示した枠が新制度で設けられた合格枠です。両方の枠からそれぞれ定員の10%程度が合格となります。

言い換えると,ランクは高いが当日点が低い生徒や,ランクは低いが当日点が高い生徒は今までの合格基準では不合格だったはずが,新しい合格基準では定員の10%の範囲で合格できるようになりました。実際の選抜では,まず今までの基準で定員の80%を選抜し,次に定員の10%をランク重視で選抜し,残りの10%を当日点重視で選抜するといった手順になります。ランク重視や当日点重視といっても,どれくらいの割合で重視するかは各高校にまかされており,今年度の早い時期に発表されることになっています。中学校からのお知らせにご注意ください。


Q2 内申点・ランクはどのように決まるのですか。

内申点とは,通信簿に記載されている5段階評価で表した9教科(国・社・数・理・英・美・音・保体・技家)の得点を次のように計算したものをいいます。

    @ 1年3学期の9教科の合計×2
    A 2年3学期の9教科の合計×2
    B 3年3学期の9教科の合計×3
    内申点=@〜Bの合計
たとえば,A君の成績が,1年の3学期の合計=30,2年の3学期の合計=33,3年の3学期の合計=34 だったとします。この場合,A君の内申点は,30×2+33×2+34×3=228 となります。

 また,このようにして計算された内申点を20点きざみで区切ったものをランクといい,高い方からAランク,Bランク,Cランク…となります。オール5の生徒の内申点は,45×2+45×2+45×3=315 ですから,これを満点として20点ずつ区切ります。 (右の表参照)

内申点ランク
315〜296
295〜276
275〜256
255〜236
235〜216
215〜196
195〜176

つまり,上の例のA君はEランクになることがわかります。このランクをもとに受験可能な高校を考えるわけです。(A君はEランクですから,新川・北陵高校などになります。) 目安としては,
オール4 → Dランク → 開成・手稲高校
オール3 → Gランク → 東陵・稲西高校
という感じです。

内申点・ランクの計算の上で,主要5教科とその他の実技4教科の間には全く違いはありません。ですから,内申点・ランクを上げたいと思っている人は,どの教科もおろそかにすることはできません。なお,3学期の成績は1・2学期の成績と合わせてつけられるので,中学では3学期だけがんばればよいというものではありません。例えば,1・2学期が<3>で,3学期が<5>ということは,ほとんどありません。


Q3 SSって何ですか。

各教科の成績,特に主要5教科の成績は定期テストである程度決まります。中学校では小学校のときと違い,評価の仕方が相対評価(5が全体の何%,4が全体の何%…と決まっている)ですし,毎回のテストの難易度によって平均点も違うので,単純に「〜点以上とれば5をとれる」というものではありません。

中学校の先生が5段階評価の目安にしているのがSSというものです。細かい計算は省略しますが,SSが50だとちょうど平均点になります。問題がやさしければ平均点も上がるので,前回のテストより得点は上がったのにSSは下がるということもありえます。つまり,「得点が何点だったか」よりも「SSがいくつだったか」が重要になるのです。だいたい,SS 65以上なら,5。SS 55〜64なら,4。SS 45〜54なら,3。SS 35〜45なら,2。SS 35以下なら,1というのが目安になります。





小学生統一学力判定テストのご案内

今年度から,昨年度一部の教室で実施されていた「小学生統一学力判定テスト」を全教室で実施し,各生徒の学力の向上を目指すことになりました。

@ 対 象 者:小学生(小4〜小6)全員。全学年同じテスト問題を受験します。
A テスト科目:英語と算数

    平常授業で英語のみ,または算数のみ受講している生徒も2科目受験できます。なお算数のみの受講者で英語を習ったことのない生徒は,算数のみの受験でもかまいません。
B 出題範囲:1年を通じて毎回以下の範囲と配点で実施します。
    英語:授業で使用している教材「BASIC ENGLISH FOR CHILDREN」のLesson 0 〜 Lesson 20 で学習する内容について出題します。
      配点:Lesson 0 ‥‥ 10点
      Lesson 1〜 Lesson 5 ‥‥ 50点
      Lesson 6〜 Lesson 10 ‥‥ 10点
      Lesson 11〜Lesson 15 ‥‥ 10点
      Lesson 6〜 Lesson 20 までの総合問題で 20点
       (Lesson 20 は,中学校1年生の2学期後半の学習項目に相当します)
      合計 100点満点
    算数:小学校4年生1学期から中学校1年生の3学期までに学習する内容について出題します。出題される単元については,次のページの範囲表(インターネット版では,割愛します)をご覧ください。
      小4の1学期〜小5の1学期‥‥ 50点
      小5の2学期〜小6の1学期‥‥ 30点
      小6の2学期〜中1の3学期‥‥ 20点
      合計 100点満点
      (中1からの問題は,中学校で学習する内容を小学校の言い回しに置き換えて出題するので,算数の基本ができていれば得点できます)
C 実施期間:5月10日(月)〜15日(土) 英語と算数の平常の授業時間に実施します。
      なお,今年度は5月,7月,10月,2月のうちの3〜4回を予定しています。





今月の コンサドーレ札幌


想育舎は,コンサドーレ札幌のサポートシップスポンサーです。

今月のコンサドーレ札幌の情報をお伝えします。(Jリーグ・リビジョン2)

第1節 3.14(日) 対大分トリニータ(アウェイ) 
             ● 0−1 今季初戦は黒星スタート!オーイタッ!!
第2節 3.21(日) 対大宮アルディージャ(アウェイ)
             ○2−1 2戦目に今季初勝利!
第3節 3.28(日) 対サガン鳥栖(ホーム)
             ● 2−3 今季ホーム初戦は延長Vの黒星スタートッス!
第4節 4.4(日) 対ベガルタ仙台(アウェイ)
             △ 1−1 先制されるもすぐに追いついてドロー!
第5節 4.10(日) 対アルビレックス新潟(ホーム)
             ● 0−1 一生懸命応援したのニィ〜ガタガタと3敗目!

ということで,今のところ1勝1分3敗の勝点4で順位は7位(10チーム中)。まだ、エンジンがかかってないのかな?これから連勝して,巻き返してくれることを期待し,応援しましょう!

コンサドーレ札幌のホームページ 
http://nets.topica.ne.jp/hokkaido/hfc





Let's read books !

今月のオススメ    第1回

「読むクスリ」    上前淳一郎

第1回ということで最初は軽い本をご紹介します。タイトルは「読むクスリ」。帯には「企業版 ちょっといい話」と書いてあります。

このサブタイトルのもとになった「ちょっと いい話」という本は,戸板康二という評論家が書いた,主に昭和の頃の有名人(長嶋監督など)のエピソードをまとめたもので,その人となりがうかがえる読み物です。ただし,初版が1978年と古いので,知らない登場人物がけっこう多かったと記憶しています。

「読むクスリ」の方は上前淳一郎という評論家が週刊誌に連載しているものをまとめたもので,普通のビジネスマンやエンジニアの日常に起こった出来事が書かれています。一話が2〜5ページぐらいで完結しており,どこから読んでもOKという本です。1冊目の表紙には「第1巻」とかPartTなどとは書いていないので,1〜2巻で終わる予定だったのかもしれませんが,1984年に出版されてから今までに30巻(文庫で24巻)まで出ているロングセラーです。一つのアイディアや出会いなどから生まれた心温まる実話が読者の共感を呼ぶのかもしれません。世の中はこのような出来事ばかりが起こるわけではなく,うまくいかないとき・つらいときも数多くあります。だからこそ,明日への希望や期待を求めて読まれているというのも,ロングセラーになった一因と思われます。

なお,技術開発などの専門的な内容を含んだものなら,「メタルカラーの時代」(山根一眞著)という対談集があります。たとえば高さ280bの建造物を造っても傾きが3a以内という,とんでもない技術を持った日本のエンジニアのお話がどんどん出てきます(これは明石海峡大橋建造の際のお話)。「日本もまだまだ捨てたものじゃない」という気にさせられる,これもおすすめの1冊です(実際は5巻まで出版されていますが)。





編集後記

M2の第24号はいかがでしたでしょうか。新学期が始まって数週間が過ぎましたが,新しい環境には慣れましたか。私たち講師も新しい生徒を迎え,新たな気持ちでがんばっています。

話は変わりますが,最近ウーンこいつはすごいという気がしているのが,西武の松坂大輔と歌手の宇多田ヒカルです。松坂は弱冠にも 満たない18歳にもかかわらず,デビュー戦で max155qの速球でバッタバッタと三振の山を築き,完投こそ逃したものの堂々の勝利投手でした。巨人ファンの私としてはパリーグで良かったとつくづく思います。宇多田ヒカルもわずか16歳にしてあの歌唱力。しかも自分で曲も書くという天才ぶり。ひたすら「すげー」という感じです。あれくらいになるとうらやましいという気さえ起こりません。どういう育て方をするとあんな風に育つのでしょうか。




May.1999