AMI Apparatus for Measuring the function of the meridians and their corresponding Internal organs
伝統医学に経絡という概念があります。東洋医学では非常に重要な概念のひとつで、体内の内臓と体表との密接な対応関係(一種の機能系)です。経絡上には経穴(いわゆるつぼ)があり、ここを刺激することで筋肉や関節の病気だけでなく、内臓の病気も治すことが出来ると考えられています。
ある臓器が病気になればそれに対応する経絡とその上にある経穴に異常が生じます。経穴に生ずる異常には様々なものがあり、経穴に当たる皮膚に湿疹やシミができたり、さわると痛みを生じたり、皮膚の下にしこりや堅さを感じるなどの変化が生じます。(しこりや堅さには筋肉の異常緊張状態(いわゆるこり)が多いのですが、筋肉以外のしこり(硬結 結合組織の肥厚)もあります。)
指先から経絡の機能を測定
経穴は全身に多数ありますが、両手両足の指の先端にある井穴(せいけつ)というつぼは、特に経絡の異常が敏感に現れる場所です。(この場所の皮膚の感覚の異常を、線香の熱を感ずるまでにかかる時間を計ることで診断する方法(知熱感法)があり、この方法を考案した赤羽先生の名前を取って赤羽氏法と呼ばれています。)
AMIはこの井穴に生ずる微細な変化(異常)を電気的に検出することによって経絡の診断を行います。
これまでにも経絡の状態を電気的に測る機械はいくつかありましたが、単純な抵抗測定法によるため皮膚の汗腺の活動に伴う抵抗変化(GSR)の影響を強く受け、正確な診断が出来ませんでした。
このAMIはパルス電流を加えた際に瞬間的に流れる初期電流量を計測することで、経絡の状態を正確に記録できます(BP値 経絡・臓器機能と相関)この測定法では皮膚の汗腺の活動に伴う抵抗変化(GSR)の影響を受けません。
しかもAMIはAP値(皮膚の汗腺の活動に伴う抵抗変化:GSRに相当)もBP値と同時に計測していますので、経絡反応と自律神経反応を区別して同時に測定できます。
AMIの評価は?
このAMIは本山博先生が多年にわたる経絡の基礎的研究により完成されたものです。その成果は日本のみならず特に海外で高く評価され、日米欧特許、厚生省・米国FDAの認可を受け、現在最高水準の東洋医学診断機器とされています(特に欧米では、臨床応用が出来る唯一の東洋医学的診断装置との評価を受けています。)
どんな使い方が出来ますか?
経絡臓腑状態に応じた治療 (針灸及び漢方、中医処方)を客観的データーを基に行うことが出来ます。これまでの伝統医学の診断法では困難であった、客観的診断が可能になります。
AMIは東洋医学に精通した医師・鍼灸師・マッサージ師などの先生方はすぐに活用することが出来ます。
また、AMIは東洋医学に限らず、幅広い活用法が考えられます。AMIの大きな可能性は、西洋医学では評価できない「個別体質」「体調」を客観的データーに基づいてsystemicに診断できる点です。
新しいAMIの時系列表示機能は、不安定経絡、異常経絡が手に取るようにわかります。体質の診断も一目瞭然になりました。
西洋医学の臨床でも、AMIのデーターは患者さんの自覚症状との対応が高く、患者さんへの説明にも大変役立ちます。
漢方薬の評価にも
過去にぶし剤や六君子湯の効果も、古来からの経絡臓腑対応関係がとれていることがAMIデーターを基に統計的に証明されました。(99年の東洋医学会)
経絡に関する科学的研究は1950年代より日本で盛んに行われ、神経皮膚反射(内臓体壁反射)に基づく皮膚インピーダンス測定などが行われました。ただし経絡機能は神経の機能だけではうまく説明できない部分が多く、長く謎とされてきました。
そうした中、独自に経絡の電気生理学的研究を進めていた本山博先生は、経絡現象によって神経系とは別に、結合組織中の体液の状態変化や電位の変化が起こることを発見しました。さらにそれに伴う皮膚の電気的特性の変化に注目し、パルス電流を用いた皮膚のインピーダンス計測によってこの結合組織中の体液の状態が捉えられることを証明しました。
さらにこの計測法を、臨床に応用し、基準データーを基に統計処理を行うことによって経絡の診断が可能になりました。
最新のAMI AMICAでは、時系列表示機能と情報支援機能を付加し、低価格化と持ち運び可能な小型軽量化も実現しました。