A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED

I asked God for strength, that I might achieve
  I was made weak, that I might learn humbly to obey...

I asked for health, that I might do greater things
  I was given infirmity, that I might do better things...

I asked for riches, that I might be happy
  I was given poverty, that I might be wise...

I asked for power, that I might have the praise of men
  I was given weakness, that I might feel the need of God...

I asked for all things, that I might enjoy life
  I was given life, that I might enjoy all things...

I got nothing that I asked for -- but everything I had hoped for

Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
  I am among all men, most richly blessed!

Author unknown
This creed is hung on a wall at a waiting room of Institute of Rehabilitation Medicine, 400 East 34th Street NYC.


苦難にある者たちの告白

私は神に求めた、成功をつかむために強さを。
  私は弱くされた、謙虚に従うことを学ぶために。

私は求めた、偉大なことができるように健康を。
  私は病気を与えられた、よりよきことをするために。

私は求めた、幸福になるために富を。
  私は貧困を与えられた、知恵を得るために。

私は求めた、世の賞賛を得るために力を。
  私は無力を与えられた、神が必要であることを知るために。

私は求めた、人生を楽しむために全てのものを。
  私は命を与えられた、全てのものに楽しむために。

求めたものはひとつも得られなかったが、願いはすべてかなえられた。

神に背く私であるのに、言い表せない祈りが答えられた。

私はだれよりも最も豊かに祝福されている。

作者不明(春原 試・私訳)

解 説

この詩は、ニューヨークにある物理療法リハビリテーション研究所(Institute of Rehabilitation Medicine, 400 East 34th Street NYC, NY)の受付の壁に掲げられている。この詩は「病者の祈り」のタイトルでよく知られている。

主イエス・キリストの信仰に支えられつつ癌で亡くなったフジテレビのアナウンサー山川千秋の闘病記、
    山川千秋・穆子(きよこ)、『死は「終り」ではない−−山川千秋・ガンとの闘い一八〇日』、文藝春秋、1989年、1000円。
の70-72頁で紹介されている。この本は、文庫になっている(文春文庫、1991年、388円)。

また、『こころのチキンスープ』220ページでは、「苦しみを超えて」という題で紹介されている。
    ジャック・キャンフィールド、マーク・ビクター・ハンセン(木村真理、土屋繁樹 訳)、『こころのチキンスープ』、ダイヤモンド社、1995年、1456円。


私はこれらの書物を知る前からこの詩を知っていたので、かなり広く知られているのだろう。私がニューヨークに住んでいた頃、偶然『こころのチキンスープ』を読み、その中でこの詩が紹介されているとともに、この詩が掲げられている場所も記されているのを見つけた。そこで、出かけて行き、上の写真を撮影してきた。