『桑田秀延全集』

桑田秀延全集刊行会編、キリスト新聞社

第一巻 基督教神学概論、1976年


基督教神学概論
1941初版(長崎書店)、1952改訂再版(新教出版社)、1955再版。

第二巻 弁証法的神学、基督教の本質、1975年


弁証法的神学
1933初版(基督教思想叢書刊行会)、1934増補第2版。
基督教の本質
1932初版(基督教教程叢書第3編、日独書院邦文部)、1947復刊(猶興社)。

第三巻 神学論文集T、1975年


アウグスティヌスの宗教とその示唆
アンセルムスの贖罪論
フランチェスコの『小さき花』に現われた敬虔
ルター『キリスト者の自由』について
カルヴァンにおける神と人間――「自然と恩寵」の問題を中心として
パスカルと彼の思想
ジョン・ウェスレーにおける聖化の問題
シュライエルマッハーの思想における根本的要因について
キールケゴールと弁証法的神学
アルブレヒト・リッチュルの神学方法論について
カール・ハイムの神学思想
オットーの「聖」の概念について
バルトにおける神学の概念
カール・バルト『我れ信ず』の梗概
パウル・ティリッヒの神学思想
ブルンナーにおける「国家とキリスト者」の理解
ブルトマンの「非神話化」について
ベネット教授の神学的倫理について
ヨーロッパ神学者の寸描
植村先生の神学の中核としての贖罪の教義
高倉神学とその特色
人および学者としての村田四郎
牧師鈴木正久の死と告白
渡辺善太小論――出会いと印象
(渡辺善太米寿記念文集刊行委員会編『渡辺善太−−その人と神学』、キリスト新聞社、1972)

第四巻 神学論文集U、1975年


神学の使命はなにか
神学の基礎および対象としての啓示――E・ブルンナーの就任講演
人間性の限界の問題――ブルンナーによる
哲学と宗教の関係
キリスト教神観の概要
キリスト教の絶対性の問題
キリスト教の本質を論ず
現代の神学における神観の問題
神学における「神と人間」の問題
弁証法的神学における人間の問題
人間の問題と聖書
神と人との出会い
世界観と神学
キリスト教と文化
福音主義より見たる宗教教育――キリスト教的宗教教育の原理を求めて
福音と律法――贖罪論の視点から
たぶん、日本神学校神学会編『神学と教会』第五巻U、1939.10初出。
礼拝と礼典の神学的理解
終末論――最近におけるこの主題の意義と問題
『人間学講座5 人間の諸問題』(理想社出版部、1939)所収。
教会と社会――この問題の神学倫理的考察
『神学』5号(1952.12)所収のものかな?
キリスト教社会倫理のテキスト――ブルンナーの『命令と諸秩序』
日本基督教会の神学――他派との比較並びにその高調点
1935.5.23の講演。福音新報社編『日本基督教会大修養会 東山荘講演集』(福音新報社、1935)所収。
日本基督教会の信仰告白と聖書
たぶん、日本神学校神学会編『神学と教会』第五巻T、1939.5初出。
日本におけるカール・バルトの評価
無神思想の強い現代における有神論

第五巻 神学とともに五十年、1974年


(書き下ろし)

第六巻 キリスト教信仰への手引、1975年


キリスト教の人生論
講談社現代新書173、1968。
キリスト教の大意
香柏書房、1949。
日本基督教団信仰告白――私の自由な解説
日本基督教団出版局、1970。

第七巻 説教・評論・随筆、1976年


T 説教

12本

U 評論

(1)聖書の思想:9本
戦前の『聖書之研鑽』、『聖書の世界』、『教師の友』に掲載されたもの。
(2)人物評論:17本
井深梶之助、植村正久、内村鑑三、山室軍平、賀川豊彦、カルヴァン、ブルンナーなど。「ブルンナー先生との出会いと印象」は、中沢洽樹、河田殖編『日本におけるブルンナー』(新教出版社、1974)初出。
(3)時事評論:35本
「朝日新聞」、「読売新聞」など一般紙、「基督教新報」、「東京神学大学学報」などに掲載されたもの。

V 随筆

12本+「折り折りの人」10本+「キリスト者列伝」12本
「折り折りの人」は、朝日新聞に連載され、後に『折り折りの人十人』4(朝日新聞社、1968)に収録されたもの。鈴木大拙、井深梶之助、安井てつと河井道、植村正久、西田幾多郎、山室軍平、矢内原忠雄ら。
「キリスト者列伝」は、『こころの友』に連載されたもの。新渡戸稲造、田川大吉郎、川添万寿得、長崎次郎、山本忠興ら。

付 録

インタビュー<桑田先生に聞く>教団と東京神学大学の現状と将来
桑田秀延略年譜
全集全七巻総目次

Copyright© Yoshi Sunohara