船の、お風呂


 知らない人はいないと思いますが,長距離航路の船には,たぶん例外無く,お風呂がついています.

 例外かもしれませんが,連絡航路の小さな船にもお風呂が有ることもあります.

 たしか,宇野〜高松間の連絡航路で,お風呂を借りた記憶があります。

 広さは,それこそ家庭のお風呂と変わらない,大きさでしたが,その時は,三日位,風呂に入れなかったので,大変有り難かったです.

 ところで、お風呂は,我々ライダーにとっては,非常に重要です.

 汗とほこりを綺麗さっぱり,洗い流し,船内で,一般人に化ける為には,欠かせないものの一つです.

 就航年数の古い船では、ただ付けました,と言う感じのお風呂が多いのですが,近年,就航した船ではなかなか,創意工夫がみられます.

 このページで使用している写真は,私が近海郵船のブルーゼファー号で撮影したものですが,入り口にはこんなのれんが掛かっていて雰囲気をだしています.

 古い船の場合、いかにも,と言う,扉を開け入っていかなければならないのですが,近年就航した船はこんな所にも工夫がみられます.

 また、古い船では,浴室に一切窓が無く,ちょっと暗い雰囲気なのですが,新造船は大抵,展望浴室で,なかな気分よく入浴をたのしめます.

 風呂場,浴槽の大きさなんですが,これはもう本当に船によってまちまちで,30人位入れるのから,5〜6人でいっぱいになってしまうものまで,色々有りますが,自宅の風呂より小さいと言う事は,長距離航路の船の場合は有りません.

 お風呂の中の備品は,船によってまちまちなのですが,石鹸はまず有ります.

 有ると,嬉しいのがシャンプーで,たまに,装備されている船があります.

 私がしっている範囲では,オーシャン東九フェリー(東京〜徳島〜北九州)とさんふらわあ”みと”(大洗〜苫小牧)にはありましたパンフレットによるとさんふらわあ”とさ”(東京〜那智勝浦〜高知)にもあるみたいです.

 それから,最近はサウナが付いた浴室もあったりします.

 これまた,私の知る範囲で申し訳ないのですが,パシフィック・フェニックスエキスプレス(川崎〜宮崎),さんふらわあ”みと”(大洗〜苫小牧),太平洋フェリー(名古屋〜仙台〜苫小牧),さんふらわあ”とさ”(東京〜那智勝浦〜高知),新日本海フェーリー(小樽〜舞鶴・敦賀・新潟)の一部の船以外は,サウナが付いているみたいです.

 そのほか,嬉しかったのは,近海郵船のお風呂にあった”ドライヤー”です.

 一つしか有りませんでしたが,基本的にライダーはこんなもん,持ち歩かないので船にあると大変便利です.

 また,近海郵船のお風呂はこのほかに無料のコインロッカーがありこれまた,有り難い設備の一つです.

 ちなみに,いつ,風呂に入ったら良いのか?と言う疑問が,湧かないとは思いますが,基本的には,入りたい時,に入れば良いのですが,空いてる時と言うのは,食事案内が船内放送で流れた後で、この時は,比較的空いています。

 と,言うわけで,船に乗り込む時には,タオルとバスタオルを,それから,一応,シャンプー,リンスも忘れずに持ち込むと,また一つ,船旅の楽しさが増しますよ!.