べテル英語センターは2009年から生徒さんの募集を停止しています。
翻訳業務のみに特化しています。

外国人にとって不愉快な質問



Can you speak Japanese?
ではなく
Do you speak Japanese?
日本語を話しますか。”の方が品があります。Canをやわらかく発音できれば Doと同様になりますが、私たちには至難の業です。
相手が日本語を話せても話せなくてもいいのです。それはあくまでも結果論です。日本にいるのですから、まず日本語で話しかけるというのが相手に対して敬意を表する“普通”のことではないでしょうか。その上で、英語のほうが“用が足りる”とすれば英語で話をすればよいと思います。
英語を使うときの我々の姿勢は、相手を“アメリカ人”と思うからではなく、あくまでも英語は“便宜的な道具である”という認識を持つべきでしょう。

あなたはアメリカ人ですか
Are you an American?
をやめて
Where do you come from? 又は、Where are you from?


白人を見ると“アメリカ人”と思う想像力の欠如には本当に困ったものです。
私にも失敗があります。60年代に初めて北欧に行ったとき、コペンハーゲンのユースホステルで同世代のアジア系の男性を見かけました。一年近く日本語を話していなく、なつかしさのあまり日本語で話しかけてしまいました。彼は" I don't speak Japanese". といって困惑していました。
アジア系の人を見て“日本人”と思うのもやはり想像力の貧しさを露呈することになります。
だいぶ前ですが、札幌のホテルにニュージーランドから来ていたシェフがいました。彼はAre you an American?といって話し掛けられることに嫌気がさして、自分のジャンパーの背中に大きな文字の日本語で“私はアメリカ人ではありません”と書いていました。

箸が使えますか
Can you use chopsticks?
をやめて
Do you prefer a knife and fork?


和食を食べるときにはだまって箸を出せばいいのです。たとえその人にとって初めてのことであっても、いいのです。いずれは慣れることですから。箸で苦労しているようであれば

Do you prefer a knife and fork?

と聞いたらどうでしょうか。多くの人は

No thank you.
I'll have to learn how to use chopsticks.

というでしょう。

The Bethel English Language Centre
見積り/原稿送付はこちらまで
Email: cees@sapporo.email.ne.jp