芳 賀 力

(はが つとむ)
(2013.4.1〜 学長)
2015.11.23更新(印が主な更新個所です。)

著 書

『自然、歴史そして神義論――カール・バルトを巡って』、日本基督教団出版局、1991。
『救済の物語』、日本基督教団出版局、1997。
この書からの抜粋が、大貫隆編著『イエス・キリストの復活――現代のアンソロジー』(日本基督教団出版局、2011)の中にあり。
『物語る教会の神学』、教文館、1997。
『大いなる物語の始まり』、教文館、2001。
『使徒的共同体――美徳なき時代に』、教文館、2004。
『思索への小さな旅』、キリスト新聞社、2004。
ドイツ、フランスを中心に45の神学的紀行文。季刊『教会』の巻末文をまとめ直したもの。写真がたくさん入った。
『洗礼から聖餐へ――キリストの命の中へ』、キリスト新聞社、2006。
『歴史と伝承――続・物語る教会の神学』、教文館、2008。
『神学の小径T 啓示への問い』、キリスト新聞社、2008。
『神学の小径U 神への問い』、キリスト新聞社、2012。
『落ち穂ひろいの旅支度』、キリスト新聞社、2014。

訳 書

W.パネンベルク(近藤勝彦と共訳)、『組織神学の今般問題』、日本基督教団出版局、1984。
E.トレルチ(河島幸夫と共訳)、『トレルチ著作集9 プロテスタンティズムと近代世界U』、ヨルダン社、1985。
E.ブルンナー(熊沢義宣と共訳)、『ブルンナー著作集2 教義学T』、教文館、1997。
C.E.ブラーテン、R.W.ジェンソン、『聖書を取り戻す――教会における聖書の権威と解釈の危機』、教文館、1998。
ヤン・ロールス、『改革教会信仰告白の神学――その教義学的特質』、一麦出版社、2000。
A.E.マクグラス、『神学のよろこび――はじめての人のための「キリスト教神学」ガイド』、キリスト新聞社、2005。
E.デイヴィス、R.ヘイズ編、『聖書を読む技法――ポストモダンと聖書の復権』、新教出版社、2007。
トーマス・F・トーランス(芳賀力、岩本龍弘訳)、『キリストの仲保』、キリスト新聞社、2011。

編集・監修

山口隆康と共編、『説教と言葉――新しい時代の教会と説教−−加藤常昭先生献呈論文集』、教文館、1999。
芳賀力編、『まことの聖餐を求めて』、教文館、2008、389+3頁、2625円。
芳賀力の文章は、「はじめに」と「荒れ野に備えられた主の食卓」、「それが「聖餐の豊かさ」なのだろうか」。

論 文

東京神学大学神学会編、『神学』の論文

初登場:50号 (75号までcheck済)
神義論と義認論――十字架の神義論とK.バルト50号、1988。
『自然、歴史そして神義論』(日本基督教団出版局、1991)の第三篇5章1〜2節の一部になっている。
秩序と形成――キリスト教倫理の基礎視角51号、1989。
原理と人格――近代神学の問題提起52号、1990。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
日本プロテスタンティズムにおける教会的権威の所在53号、1991。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
神学問題としての国家と政治54号、1992。
キリスト教の普遍性と物語る教会55号、1993。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
神学的生命倫理のための覚書56号、1994。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
物語る教会(エクレシア・ナランス)の神学――方法序説として56号、1994。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
終末論とメシアニズム――<イエスとパウロ>問題をめぐって57号、1995。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
聖書の正典的解釈と物語る教会58号、1996。
『物語る教会の神学』(教文館、1997)に吸収されている。
自然の科学と自然の神学――生態系倫理の基礎論的考察60号、1998。
伝承としての啓示――説教の教義学的基礎づけを巡って62号、2000。
福音としての神の人格――擬人法は稚拙な神表現か63号、2001。
教会と現代社会――美徳の共同体形成へと向けて(T) 64号、2002。
三位一体と共同体65号、2003。
三位一体と神の像67号、2005。
信じつつ食すること――カルヴァンにおける主の食卓(Coena Domini)69号、2007。
律法と福音をめぐるルター派モデルと改革派モデル 70号、2008。
創造と三位一体73号、2011。
あなたが救済史である――救済史の担い手という問題74号、2012。
気のない人への説教――弁証法的説教について75号、2013。

東京神学大学総合研究所、『紀要』の論文

『紀要』すべてcheck済。
信仰告白と伝道――豊かなる合同教会を目指して2号、1999。
第9回日本伝道協議会主題講演2。
同性愛を巡る組織神学者の見解2号、1999。
物語る説教とは何か4号、2001。
教会と現代社会――美徳の共同体形成へと向けてU6号、2003。
ちなみにTは『神学』64号(2002)所収。
現代にあって、改めて牧師とは何か12号、2009。

その他の論文

神義論と説教の言葉「説教塾」出版委員会編『説教塾』第3号、1989.8。
罪と罰『岩波講座宗教と科学8 身体・宗教・性』、岩波書店、1993。
現代の議論を踏まえて 素朴な疑問を持つ若き友へ――未受洗者陪餐を巡る十五の教義学的対話『聖餐――なぜ受洗者の陪餐か』、日本基督教団改革長老教会協議会、1994。
啓示、象徴そして物語倉松功、近藤勝彦編、『福音の神学と文化の神学−−佐藤敏夫先生献呈論文集』、教文館、1997。
聖なる物語(ディエーゲーシス)山口隆康、芳賀力編『説教と言葉――新しい時代の教会と説教−−加藤常昭先生献呈論文集』、教文館、1999。
神義論としての大いなる物語――バルトのヨブ記解釈をめぐって五十嵐喜和編『キリストに捕らえられて――現代に呼びかけるカール・バルトの神学』、教文館、2000。
自他論と三位一体─自己を超越し、他者へと向かう人間宮本久雄、武田なほみ編、『あなたの隣人はだれか――現代における共生の行方』(2011年上智大学神学部夏期神学講習会講演集)、2012、344頁、2940円。
最後の章の対談にも参加している。

事典項目

日本基督教団出版局編『キリスト教人名辞典』(日本基督教団出版局、1986)の項目執筆。

その他(目に留まったもの)

『季刊 教会』にたくさん執筆している。

内なる人の発見 鎌倉雪ノ下教会伝道パンフレット、第六号、1991。
コリントの信徒への手紙二 4:7-18の説教。
松田央『現代と聖霊論』(現代神学研究会、1994)の書評日本基督教学会編、『日本の神学』34号、1995。
先頭を進む者東京神学大学教授会編『献身の喜び』、東京神学大学募集委員会、1996。
小田垣雅也『現代のキリスト教』の書評日本基督教学会編『日本の神学』36号、教文館、1997。
物語る教会の回復のために『福音と世界』、1998年2月号、新教出版社。
特集 物語の神学。インタービュー。
この号に深井智朗「「歴史の神学」と「物語の神学」 芳賀力著『物語る教会の神学』について」があり、これへの応答として、1998年4月号に、芳賀力「深井智朗氏の批判に答える」がある。
喜びの旅路 加藤常昭編、『思い起こせ、キリストの真実を(上)』、教文館、1999。
使徒言行録8:26-40の説教。
教会――オルタナティヴな共同体?『福音と世界』、2000年9月号、新教出版社。
特集 ハワーワスの神学。
共同体を再建しなさい『東京神学大学報』No.220、2002.7.7。
第13回日本伝道協議会、公開講演。
芦名定道、小原克博『キリスト教と現代――終末思想の歴史的展開』の書評日本基督教学会編『日本の神学』41号、教文館、2002。
良い情報の発信基地としての教会 『季刊 教会』、52号(2003年秋号)、2003。
共同体の業としての伝道『東京神学大学学報』228号、2004.3.12。
全学修養講演。
聖餐を巡って――現代の混迷の中で『東京神学大学学報』248号、2008.5.14。
全学修養会 一般講演。
ベルナール・コットレ(出村彰訳)『カルヴァン 歴史を生きた改革者1509-1564』の書評『本のひろば』、2008.12、財団法人キリスト教文書センター、2008。
主がお入り用なのです『東京神学大学報』No.252、2008.12.12。
21世紀の日本伝道を担う青年の集い 開会礼拝説教、使徒22:1〜21、マルコ11:1〜6。
キリストと教会に仕える『献身』27号、西日本教会青年同盟、2011.6。
2011.3の「春の献身修養会」講演要旨。講演「神に用いられる人生」。
宮本久雄、武田なほみ編『危機と霊性 2010年上智大学神学部夏期神学講習会講演集』の書評『本のひろば』、2011.7、財団法人キリスト教文書センター、2011。
なぜ神は「悲しみの人」になられたのか日本基督教団救援対策本部編、『現代日本の危機とキリスト教――東日本大震災を通して問われたこと 東日本大震災緊急シンポジウム』、日本基督教団出版局、2011。
講演録。
愛敵の恵みを生きる『教会婦人』589号、2012.1、日本基督教団全国教会婦人会連合。
マタイ5:43〜48の説教。
洗礼の恵み、聖餐の喜び『信徒の友』、2012.1。
三位一体論と私たちの信仰生活『東京神学大学学報』267号、2011.12.9。
公開夜間神学講座の主題講演。
霊の初穂をいただいているわたしたち『教団新報』4772・73号、2013.5.4。
ローマ8:18〜25によるペンテコステ・メッセージ。
応答としての神学『東京神学大学学報』274号、2013.5.10。
入学式式辞。
現代社会に伝道する牧師『東京神学大学学報』275号、2013.7.12。
日本伝道協議会主題講演。
伝道者の姿勢――その心得『東京神学大学学報』275号、2013.7.12。
神学校全学集会。
献身の勧め 未来の種を蒔け『日本基督教団福音主義教会連合』第437号、2013.11。
もう一度救済への問いを現代の私たちのうちに呼び起こす『福音と世界』、2014年1月号、新教出版社。
特集「今、神学するとは――」
東京神学大学のアイデンティティー――教団立神学校として『東京神学大学学報』278号、2014.3.7。
世にある教会:変えられる教会、変えていく教会『東京神学大学学報』278号、2014.3.7。
全学修養会特別講演
悠久なる事業『東京神学大学学報』279号、2014.5.9。
入学式式辞。出エジプト3:1〜12。
東神大の歴史と展望『東京神学大学学報』280号、2014.6.11。
「聖書 きょうの祈り」のコーナー「今日あなたのために、みどり児が生まれた」『婦人之友』第108巻第12号(通巻1339号)、婦人之友社、2014.12。

おまけ

加藤常昭『文学としての説教』(教文館、2008)の中に「芳賀力との対話」あり。