大住 雄一

(おおすみ ゆういち)
1955.3.12 - 2019.9.5
2017.4 - 東京神学大学学長
2019.9.6更新、9.9修正(印が主な更新個所です。)

著 書

"Die Kompositionsgeschichte des Bundesbuches Exodus 20,22b-23,33", Orbis Biblicus et Orientalis 105, Editions Universitaires Fribourg, Vandenhoeck & Ruprecht, 1991. (ISBN: 372780744X)
『みことばに生きる』(鳥居坂教会文庫9)、日本基督教団鳥居坂教会、1996。
『十戒』(鳥居坂教会文庫10)、日本基督教団鳥居坂教会、1999。
『聖書講座「旧約を読む」』(愛宕町教会ブックレット2)、日本キリスト教団愛宕町教会、2001。
キリスト教生誕2000年記念企画愛宕町教会3年連続夏期研修会講演集。
『教会学校教案 2009増刊号 旧約聖書 テキスト研究』、日本基督教団福音主義教会連合、2009。
1992年度の「旧約一書説教」と2007年度の「神の約束と民の応答」。
『神のみ前に立って――十戒の心』、教文館、2015。
FEBCで語られたものを元にした全27回。CDは、同タイトルで9枚組(FEBCライブラリー)、日本FEBC、2007。
『聖書――神の言葉をどのように聴くのか』(シリーズわたしたちと宗教改革2)、日本基督教団出版局、2017。
 
『申命記』(VTJ旧約聖書注解)日本基督教団出版局 の執筆者に挙げられていた。

訳 書

ロルフ・レントルフ、「古代イスラエルにおける啓示の概念」 (W. パネンベルク編、『歴史としての啓示』、聖学院大学出版会) 1994。
T.E. フレットハイム「全地はわたしのものだからである」(『インタープリテイション』41、1997)。
フランク・クリュゼマン、『自由の擁護――社会史の視点から見た十戒の主題』、新教出版社、1998。
F.クリュゼマン、U.タイスマン編、『キリスト教とユダヤ教――キリスト教信仰のユダヤ的ルーツ』、教文館、2000。
W.H.シュミット、『十戒――旧約倫理の枠組の中で』、教文館、2005。
W.ブルッゲマン『旧約聖書神学用語辞典――響き合う信仰』(小友聡、左近豊監訳、日本基督教団出版局、2015)の翻訳者の一人。
マルティン・ノート、『ATD旧約聖書註解4 民数記』、ATD・NTD聖書註解刊行会、2018(1966)。
 
『聖書 聖書協会共同訳』の翻訳者(旧約担当)のひとり。

編集・監修

P.R. アクロイド、G.N. スタントン監修「オックスフォード聖書概説シリーズ」のヨルダン社からの日本語版監修は、はじめ左近淑と松永希久夫だったが、後に、大住雄一と松永希久夫。
左近淑(大住雄一編集、補筆、解説)、『旧約聖書緒論講義』(『左近淑著作集 第3巻』)、教文館、1995。
大野恵正、大島力、大住雄一、小友聡編、『果てなき探求 旧約聖書の深みへ――左近淑記念論文集』、教文館、2002。

論 文

東京神学大学神学会編『神学』の論文

初登場:46号、その後、52号〜 (75号までcheck済)
「王の法」(申命記17:14-20)の成立に関する研究46号、1984。
旧約法研究の展開と諸問題52号、1990。
預言者アモスの召命――「職務の倫理」論への序54号、1992。
「汝の神に向かって備えをせよ、イスラエルよ」――旧約の法における唯一の神55号、1993。
これを用語や表記に関して手直しし、また、月本昭男「古代イスラエル唯一神教の成立とその特質」(竹内整一、月本昭男編『宗教と寛容――異宗教・異文化間の対話に向けて』大明堂、1993)と、小林進『イスラエル預言文学の伝承と編集 アモス書の文献批判と解釈』(聖公会出版、1994)の二つを新たに参照した論文が、同タイトルで『日本の聖書学』1号(ATD・NTD聖書註解刊行会、1995)に発表されている。
テキストとの対話――現代の倫理の前提問題60号、1998。
神の臨在の保証――出エジプトの目的とモーセの派遣63号、2001。
ノアの子らの系図――聖書の中の世界64号、2002。
民の選びの歴史性――「旧約聖書と教会」の主題に向けて66号、2004。
律法からキリストへ――礼拝における神の現臨の問題としての「律法と福音」70号、2008。
聖書学は礼拝学である――「伝道と現代神学の課題」をめぐる聖書学的考察71号、2009。
救済と創造――大震災を経て創造論を再考する73号、2011。
説教のことばと法のことば――申命記の構造とそのことばの性質75号、2013。

東京神学大学総合研究所『紀要』の論文

すべてcheck済。
伝道と教会――教団・教区の現状と新世紀への歩み3号、2000。
第10回日本伝道協議会主題講演。
旧約聖書と教会――<全イスラエル>の時間的広がりをめぐって8号、2005。
からだは一つ、洗礼は一つ9号、2006。
第16回日本伝道協議会公開講演。
牧師招聘とは何か――法的側面から12号、2009。

東京神学大学総合研究所『伝道と神学』の論文

1-4号check済。
伝えるべきことは、ただ一つ3号、2013。
教会における「認知的不協和」?――ジャンセン教授への応答4号、2014。
教会形成の言葉が会衆に届く言葉である5号、2015。

日本聖書学研究所編、『聖書学論集』の論文

「契約の書」の時代『聖書学論集』、24号、山本書店、1991、5-34頁。
申命記法の重心『聖書学論集』、28号、リトン、1995、53-78頁。
135番目の詩編はなぜ出エジプトの賛美か日本聖書学研究所編、『聖書学論集』42号、リトン、2010。
種入れぬパンの祭り――農耕の祭りの歴史化という構想について日本聖書学研究所編、『聖書学論集』46号(『聖書的宗教とその周辺――佐藤研教授・月本昭男教授・守屋彰夫教授献呈論文集』)、リトン、2014。

その他の論文(目にとまったもの)

旧約聖書における『召命』『聖書と教会』、1991.9。
「汝の神に向かって備えをせよ、イスラエルよ」――旧約の法における唯一の神『日本の聖書学』1号、ATD・NTD聖書註解書刊行会、1995。
『神学』55号(1993)の同タイトルの論文に、用語や表記に関して手直しし、また、月本昭男「古代イスラエル唯一神教の成立とその特質」(竹内整一、月本昭男編『宗教と寛容――異宗教・異文化間の対話に向けて』大明堂、1993)と、小林進『イスラエル預言文学の伝承と編集 アモス書の文献批判と解釈』(聖公会出版、1994)の二つを新たに参照して発表されたもの。
歴史と終末木田献一、荒井献編、『現代聖書講座第3巻 聖書の思想と現代』の第二章、日本基督教団出版局、1996。
『詩編研究』への補遺――アルファベートうたをめぐって大野恵正、大島力、大住雄一、小友聡編、『果てなき探求 旧約聖書の深みへ――左近淑記念論文集』、教文館、2002。
汝の父と母とを敬え小友 聡、平岡仁子、江本真理、厚谷欣一編、『テレビンの木陰で――旧約聖書の研究と実践−−大串元亮教授記念献呈論集』、教文館、2002。
伝道の言葉、教育の言葉『学校伝道研究会 紀要 キャンパスミニストリー』第15号、学校伝道研究会、2002。
神は御言葉の中に トーラーによる説教説教塾紀要編集委員会編、『紀要 説教』第4号、2002。
モーセ五書池田裕、大島力、樋口進、山我哲雄監修、『新版 総説 旧約聖書』、日本基督教団出版局、2007。
神が私を知っている松永澄夫編、『言葉の働く場所』、東信堂、2008。
東京大学大学院人文科学系研究科2008年度前期多分野交流演習講義に基づく書き下ろし。
一つの十戒、複数のテキスト秦剛平、守屋彰夫編、『古代世界におけるモーセ五書の伝承』、京都大学学術出版会、2011。

事典項目

"The International Bible Commentary: A Catholic and Ecumenical Commentary for the Twenty-First Century" (eds. William R. Farmer et al., Collegeville, Minnesota: Liturgical Press, 1998. ISBN13: 978-08146-2454-8) の "Deuteronomy" の項。
Hardcoverで1986頁の、ワンボリュームの聖書注解。
『聖書学用語辞典』(樋口進、中野実監修、日本基督教団出版局、2008)の項目執筆。
執筆項目は、「戒め」、「旧約聖書神学」、「サマリア五書」、「十戒」、「主の日」、「神聖四文字」、「人道法」、「聖書主義」、「聖書神学」、「断言法」、「緒論学」、「同害刑法(同害報復法)」の12項目。

その他(目に留まったもの)

信仰の勇者、預言者エリヤ日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、1992.7(第162号)の「夏期学校教案のテキスト研究」。
小林進『イスラエル預言文学の伝承と編集――アモス書の文献批判と解釈』(聖公会出版、1994)の書評日本基督教学会編『日本の神学』34号、1995。
「主よ、信じます」日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、1995.6(第197号)の巻頭言。
どこへ召されているか東京神学大学教授会編『献身の喜び』、東京神学大学募集委員会、1996。
関根正雄訳『新訳 旧約聖書 V預言書』の書評日本基督教学会編『日本の神学』35号、教文館、1996。
今や高校生、キリストと教会に仕える『教会青年』56号、全国教会青年同盟、1997.11。
1997.8の高校生献身キャンプの講演要旨。
ヤハウェの神『「旧約聖書」がわかる。』、AERAMOOK、37号、朝日新聞社、1998、pp.58-63。
並木浩一『ヘブライズムの人間感覚――〈個〉と〈共同性〉の弁証法』の書評日本基督教学会編『日本の神学』37号、教文館、1998。
伝道と教会――教団・教区の現状と新世紀への歩み『東京神学大学学報』、No.205、1999.7.7。
第10回日本伝道協議会主題講演。全文は『紀要』3号(2000)に収録。
キリストと教会に仕える『教会青年』62号、全国教会青年同盟、1999.11。
1999.8の青年修養会の講演要旨。
単純であるということ日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、2000.5(第256号)の巻頭言。
預言者に見る信仰と倫理『東京神学大学学報』、No.214、2001.5.18。
公開夜間講座・春季研修会。
御言葉への沈潜(1)〜(8)〔旧約〕『季刊教会』No.52〜59、2003年秋季号〜2005年夏季号、日本基督教団改革長老教会協議会。
(1)言葉、(2)聴く、(3)礼拝、(4)民、(5)選び、(6)契約、(7)義、(8)憐れみ。
わたしがあたたたちを選んだ『東京神学大学報』No.222、2003.12.6。
「青年の集い」開会礼拝説教。ヨハネ15:12〜17、イザヤ51:12〜16。
江藤直純、鈴木脩平との対談、「神学校の現実と今後の課題」キリスト教年鑑編集部編、『キリスト教年鑑2004年版』(通巻第47号)、キリスト新聞社、2003。
初めの約束――マタイによる福音書第20章1〜16節『教会青年』75号、全国教会青年同盟、2004.2。
並木浩一『「ヨブ記」論集成』の書評日本基督教学会編『日本の神学』43号、教文館、2004。
からだは一つ、洗礼は一つ『東京神学大学報』No.235、2005.7.8。
第16回日本伝道協議会の公開講演
教会の教案日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、2006.5(第329号)の巻頭言。
鈴木佳秀『ヘブライズム法思想の源流』の書評日本基督教学会編『日本の神学』45号、教文館、2006。
わからずやの学校『東京神学大学報』No.242の別紙?、2006.12.8。
東京神学大学リレーエッセイ1。
日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』の2007年度(第340〜351号)の「テキスト研究」。
正しい聖餐のために『日本基督教団福音主義教会連合』、2007.9(第363号)。
伝道『東京神学大学報』No.253、2009.3.13。
全学修養会 一般講演。
二つの基準から奨める註解書『説教黙想アレテイア』特別増刊号、『説教者のための聖書注解書ガイド』(日本基督教団出版局、2009)。
キリストと教会に仕える――コリントの信徒への手紙一13章『教会青年』93号、全国教会青年同盟、2010.7。
2010.3の春の青年修養会の講演要旨。
人生の目的を伝える日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、2011.4(第389号)の巻頭言。
民の選びの歴史並木浩一、荒井章三編、『旧約聖書を学ぶ人のために』、世界思想社、2012。
キリストと教会に仕える『献身』29号、西日本教会青年同盟、2012.6。
2012.3の「春の献身修養会」の講演要旨。講演T「キリストの志を志とする」、講演U「伝道する教会に仕える」。
及川信『アダムとエバ物語 説教と黙想』(教文館、2012)の書評『本のひろば』、2012.6、財団法人キリスト教文書センター。
「カルヴァン500」に出席してカルヴァン・改革派神学研究所編、『カルヴァンと旧約聖書――カルヴァンはユダヤ人か?』(カルヴァン・改革派神学研究所叢書「改革教会の神学」1)、教文館、2013。
村岡崇光『私のヴィア・ドロローサ』(教文館、2014)の書評『本のひろば』、2015.7、財団法人キリスト教文書センター。
行間を読む?日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、2015.10(第443号)の巻頭言。
日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』の2016.5(第450号)〜2017.3(第460号)の「テキスト研究」。
主の命令による出発『東京神学大学報』No.294、2017.5.12。
入学式式辞。
我ら、ここに立つ〜プロテスタンティズムの再生『東京神学大学報』No.295、2017.7.14。
日本伝道協議会主題講演。
藤本満との対談「私たちはここに立つ」『信徒の友』2017年9月号。
説教 神のみ心である救い『日本基督教団福音主義教会連合』、2018.1(第487号)。
ヨハネ6:36-40。
生徒が来なくても日本基督教団福音主義教会連合『教会学校教案』、2018.4(第473号)の巻頭言。
入学式式辞『東京神学大学報』No.299、2018.5.11。
マタイ5:17-20。
クリスマスメッセージ「ついに、言は肉となって」(ヨハネ1:1〜14)『教団新報』No.4893・94号、2018.12.15。
神学教育の継続の重要性『季刊教会』No.113、2018年冬季号、日本基督教団改革長老教会協議会。
わたしがあなたを選んだ『東京神学大学学報』302号、2018.12.14。
日本伝道を担う青年の集い 礼拝説教 ヨハネ15:11〜17。

その他

『神のみ前に立って――十戒の心』、日本FEBC、CD9枚組全27話、約10時間(2007.4-9月放送分)、7400円。
全27話のタイトルは、FEBCのページ参照
『天地の造り主は自由だ』、東日本大震災 国際神学シンポジウム2018での講演。(CGNTVのサイト)(『クリスチャン新聞』2018.2.25の記事あり