竹 森 満 佐 一

(たけもり まさいち)
(1907.10.18 - 1990.11.9)

『神学』41号(1979)にその時点までの著書、訳書、主要論文目録あり。

『吉祥寺教会の歩み』(日本基督教団吉祥寺教会、1999)の179頁以下に著作リストあり。この本の中に、加藤常昭「伝道者・竹森満佐一」、松永希久夫「神学教育者としての竹森満佐一牧師」、山内眞「聖書神学者としての竹森満佐一先生」がある。

竹森先生の説教は平明で誰にでも読みやすいとされるが、他の人が同じ言葉で語ったら月並みな何も響かぬ平凡な言葉になってしまうだろう。そこに語る説教者と、語られる説教との一体化が起こっているのである。松永希久夫「神学教育者としての竹森満佐一牧師」(『吉祥寺教会の歩み』、1999、p.142)

教会、礼拝、講解説教、聖書釈義等全般に亙り、竹森先生にはやはりカルヴァンの影響が非常に大きい・・・しかし、竹森先生の全体像をさらによく捉えるためには、今一つ、スコットランド神学の影響を看過しえません。山内眞「聖書神学者としての竹森満佐一先生」(『吉祥寺教会の歩み』、1999、p.161)

「日本の説教の歴史における講解説教は、竹森満佐一において完成した」加藤常昭『自伝的説教論』、p.122。

「私が、何としてでも、これだけは復刊されるべきであると思っているのは、1974年、上下二巻で刊行された『わが主よ、わが神よ』(ヨルダン社)である。・・・これは日本説教史の古典となるはずのものである」。加藤常昭『自伝的説教論』、p.132。「これから説教を学ぶ者は、『カルヴィン説教集』の解説を学ぶと共に、竹森満佐一の説教集『わが主よ、わが神よ』の説教を声に出してくり返し読むとよい。」加藤常昭「伝道者・竹森満佐一」より。

著 書

『満州基督教史話』、新生堂、1940。
複製版が、1997年に大空社からアジア学叢書20として刊行された。
『キリスト』(キリスト教叢書2)、創元社、1955
『新約聖書通論』、新教出版社、1958。
『新約学入門』、日本基督教団出版局、1963。
『新約聖書の注解書』、教文館、1963。
『わが主よわが神よ 上』、ヨルダン社、1974。
説教集。
『わが主よわが神よ 下』、ヨルダン社、1974。
説教集。
『竹森満佐一 日本の説教T-14』、日本基督教団出版局、2004。
解説は船本弘毅。
(加藤常昭監修)『CDで聴く日本の説教 竹森満佐一』、日本基督教団出版局、2011。
CD2枚、説教3本。加藤常昭による解説の冊子付き。

講解説教

『ローマ書講解説教T』、新教出版社、1962。
1:1〜3:31。
「まえがき」に記されているこの説教集の特殊な成立事情について詳しくは、田島惠三『天国への凱旋門――死刑囚からの手紙』(教文館、1997)。
『ローマ書講解説教U』、新教出版社、1965。
4:1〜8:39。
『ローマ書講解説教V』、新教出版社、1972。
9:1〜16:27。
『使徒行伝講解』、日本基督教団出版部、1965。
『ダビデ――悔いくずおれし者』、日本基督教団出版局、1975。
ダビデをめぐる講解説教集。ルツ記4:13-22、サムエル記上16-24章、下6-24章、列王記上2:1-12、詩編23。
『講解説教 ペテロの第一の手紙』、新教出版社、1983。
『講解説教 コリント人への第一の手紙』、新教出版社、1985。
『講解説教 コリント人への第二の手紙』、新教出版社、1985。
『講解説教 エペソ人への手紙』、新教出版社、1988。
『講解説教 山上の説教』、新教出版社、1990。
『講解説教 ピリピ人への手紙』(上、下)、日本基督教団出版局、1990。
『講解説教 ガラテヤの信徒への手紙』(竹森満佐一選集)、新教出版社、1991。
『講解説教 降誕・復活』(竹森満佐一選集)、新教出版社、1992。

東神大パンフレット(東京神学大学出版委員会)

平野保と共著、『イエスとキリスト』(東神大パンフレット1)、1971。
『礼拝−−その意義と守り方』(東神大パンフレット4)、1972。
『正しい信仰−−使徒信条によって』(東神大パンフレット9)、1974。
『主の祈り』(東神大パンフレット10)、1975。
『愛−−コリント人への手紙13章講解』(東神大パンフレット17)、1978。
『礼拝論(シンポジウム)』(東神大パンフレット20)、1981。
『講解ピリピ人への手紙』(東神大パンフレット22)、1984。
『ローマ書の信仰』(東神大パンフレット23)、1985。
『教会と長老』(東神大パンフレット24)、1986。
『講解ガラテヤ人への手紙』(東神大パンフレット26)、1986。

訳 書

カルヴィン、『カルヴィン説教集』、新生堂(後に新教出版社、1952)、1938。
東京基督教研究所訳(代表者竹森満佐一)、『基本信条』(信条叢書1)、新教出版社、1946。
竹森満佐一訳、『ハイデルベルク信仰問答』(信条叢書2)、新教出版社、1949。
「ニカイア信条」「ニカイア・コンスタンチノポリス信条」「カルケドン信条」「アタナシオス信条」(日本基督教協議会文書事業部キリスト教古典叢書刊行委員会編訳、『信条集 前篇』(キリスト教古典叢書1)、新教出版社)、1950。
A.M.ハンター、『現代のイエス伝・主イエスの御業と御言』、新教出版社、1956。
カルヴィン(ヒュー・カー編)、『キリスト教要綱抄』、新教出版社、1958。
A.M.ハンター、『新約聖書の信仰』、新教出版社、1959。
『ハイデルベルグ信仰問答』(新教新書49)、新教出版社、1961。

編集・監修

桑田秀延、手塚儀一郎、松本卓夫監修、『聖書事典』、日本基督教団出版部、1961。、1961。
この編集者の一人。項目執筆も。「総説」の中の「イエス・キリスト」。「使徒時代」の「V パウロ以後」の章。「使徒行伝」、「ヤコブの手紙」の項。
(船水衛司と共編)、『聖書講座』(全5巻)、日本基督教団出版局、1965-1968。
『聖書雑誌』、日本基督教団出版局、1966-1969。
(編集)『イエス伝研究をめぐって』、日本基督教団出版局、1970。
『聖書雑誌』(後に『聖書と教会』)1966.12〜1968.11連載の座談会に多少手を加えたもの。9回。巻末にコメント付き参考書案内あり。
竹森満佐一編、『ハイデルベルグ信仰問答講解説教』、新教出版社、1971。
竹森満佐一・トヨ牧師の牧会三十周年記念として出版されたもの。加藤常昭、斎藤正彦、平出亨、松永希久夫、森田武夫、山内眞、山本尚忠らが執筆。「解説」は加藤常昭、「あとがき」は平出亨。竹森満佐一の執筆は、第1聖日(問1-2)、第10聖日(問27-28)。
竹森満佐一先生竹森トヨ先生吉祥寺教会牧会四〇年記念刊行会編、『ガラテヤ書講解説教』、ヨルダン社、1980。
加藤常昭、森田武夫、松永希久夫、平出亨らが刊行委員会を構成。執筆者はその他に、斎藤正彦、山内眞、山本尚忠ら。もちろん竹森満佐一、竹森トヨも執筆。竹森満佐一のは、1:1-2、1:11-12。
『日本キリスト教歴史大事典』、教文館、1988の刊行委員の一人。、1988。
竹森満佐一編、『講解説教 イエス伝――マルコ福音書によって』、新教出版社、1990。、1990。
後付、表紙で「竹森満佐一編」とあるのを確認済。編集後記の中で、「竹森満佐一牧師吉祥寺教会牧会五十周年記念説教集」として出版したこと、また、加藤常昭、平出亨、森田武夫、松永希久夫の4名が編集委員を担ったことが記されている。竹森の執筆は、1:1、8:27-30、15:33-41、16:1-8。

辞事典の執筆項目

『キリスト教大事典』 (教文館)の項目執筆、1963。
「イエスの称号」、「イエスの譬話」、「カルヴァン」、「サクラメント」、「新約聖書学」、「ヨハネによる福音書」、「ヨハネの神学」など。
『旧約新約聖書大事典』(教文館)の執筆者・翻訳者・閲読者。、1989。
『新約聖書神学事典』 (東京神学大学新約聖書神学事典編集委員会編、教文館)の執筆項目、1991。
「イエス・キリスト」、「パウロ」。

『神学』収録論文

初登場:3号。号が最後。(全調査済)
新約聖書におけるエクレシア3号、1951。
パウロの聖餐観の一問題10号、1956.5。