ザビエル学園を構成する5園のうち、4園は1960年前後に創立されました。聖母幼稚園だけがより長い歴史を誇り、1930年に創立されました。この地域の教会の歴史を見ると、聖母幼稚園と敷地を共有する岸和田カトリック教会も歴史が長く、その創立は140年前以上です。
それぞれの園は宗教法人として活動をはじめましたが、1982年に先に春木カトリック幼稚園が学校法人ザビエル学園になりました。
春木カトリック幼稚園 最初の園者 (1960年) |
「ザビエル」という名は、1550年ごろ来日したフランシスコ・ザビエルからもらいました。
日本で初めてキリスト教を布教したものとして、教科書にも取り上げられている人物です。彼にあやかって、アジアの国々でキリスト教を述べ知らせる目的としてイタリアで生まれた「聖ザベリオ宣教会」の会員が学園を「ザビエル」と名付けました。
(ザベリオとザビエルは同じです)。
春木カトリック幼稚園が学校法人になった後、聖母幼稚園、貝塚カトリック幼稚園、泉佐野カトリック天使幼稚園、そして岬町の海星幼稚園も学園に加わりました。
学園の最初の事務局は春木カトリック幼稚園に設置されましたが、1999年に泉佐野カトリック天使幼稚園が新築されて、事務局は泉佐野に移転しました。
学園内の支え合いによって、カトリック天使幼稚園の新築のほかに、それぞれの園の改築、増築も実現できました。2010年から、学園内の人材交流も始まり、教育の発想をより豊かにすることに尽力を注いでいます。
新築前のカトリック天使幼稚園 |
2017年に「こども・子育て支援新制度」が発足され、聖母幼稚園、貝塚カトリック幼稚園、海星幼稚園が先に給付施設型幼稚園になって、そのすぐあと、カトリック天使幼稚園も同じ形で新制度に入りました。春木カトリック幼稚園は幼保連携型認定こども園として新制度に入りました。