自分で作るやせる食べ物 |
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やせるためには、低カロリーの食品をお腹いっぱい食べるようにすると長続き します。それには、でんぷん質の多い外食を減らし、食べ物はできるだけ自分で 作ることです。このページでは手間がかからず、簡単に作れる食べ物を勝手気 ままに紹介します。わたしが行き当たりばったりに試したものですが、けっこ ういけると感じた物を書き連ねました。料理の本を参考にしたわけではありま せんから、いい加減な物が多いですが(^^;カロリー≒ゼロ
■わかめの酢の物簡単さはダントツでカロリーゼロというおいしい?食べ物です。生わかめをザルに 入れ、付着している塩を水で洗い流します。そのまま2〜3分水に漬けておいて、 適当なやわらかさになったら、水を切り、酢、醤油をかければ食べられます。好み により、だしの素、チリペッパーなどを振りかけてもいいです。
■切り干し大根の酢の物おいしいというより、ないよりはましと思うほうがいいかもしれません。市販の切 り干し大根を湯に放り込み、さっと30秒ほど煮立てたら水洗いして、水気を絞り ます。あとはわかめの酢の物と同様、だしの素、酢、醤油をかけてでき上がり。マ ヨネーズを垂らしたり、青のりを振りかけてもいけます。特徴は独特の歯ごたえと、 懐かしい香り?といったところでしょうか。
■キャベツとキュウリの塩もみ手でちぎったキャベツと薄切りにしたキュウリに適当量の塩を加え、力を込めて握 り潰すように混ぜ合わせればOK。ショウガやナスなどを加えると、さらにおいし くなります。
■キュウリのみそ汁キュウリを煮炊きして食べることはめったにないと思いますが、みそ汁の具にする と意外においしいことを知っていますか。これはわたしの母親が夏場によく作って いました。キュウリを3〜4ミリ前後の厚さに輪切りにして煮立て、だし、味噌を 加えればOK。塩加減は荒塩で調節してください。こんな食べ方があったのかとい うような、不思議な香りがします。
■ネギの中華スープ細かく刻んだネギに粒状の中華料理用調味料と塩、こしょう、醤油を加え、お湯を かければでき上がり。中華料理用調味料がないときは、多少カロリーが高くなりま すが、固形のコンソメスープでもOK。単純ですが、おいしいスープです。
■メンマの中華スープ水煮メンマをざるでよく洗い、さらに20分ほど水に漬けた後、水を切り、鍋に移 します。輪切り唐辛子、中華だしの素、塩、醤油を加え、2〜3分煮ればでき上が り。ごま油を数滴たらしてもよく、独特の香りと歯ごたえがおいしいスープです。
■ぬかみそ漬け市販の加工食品には種々の添加物が含まれています。添加物というのは食感をよく したり、腐りにくくしたり、見た目をきれいにする物が多いのですが、体のために いい物が使われることはほとんどありません(強化米は別)。この傾向は特に漬物 では顕著です。白米を主食にする日本人にとって、ビタミンB1 の多いぬか味噌漬 けはかっこうの栄養食品です。漬物は自分で作って食べましょう。
■おろしニンニクの冷ややっこ豆腐は絹ごしでも、木綿豆腐でも、どちらでもかまいません。また、厚揚げでもい けます。生のニンニクを摺りおろして豆腐の上にかけるだけです。好みの濃さに醤 油をかけて食べます。世の中にこんなにうまい食べ物があったのか、と思えるほど おいしい冷ややっこです。(休日前夜などに試してみてください。おすすめ)
■切り干し大根と油揚げの炒め物市販の切り干し大根を水に漬けてよく戻し、水洗いします。ザルで水を切り、フラ イパンに移して油を加え、炒めます。ほぐすようにしながらかき混ぜ、ほどよく火 が通ったところで、油揚げとだし汁、醤油を加え、さらに炒めます。水気が少なく なれはでき上がり。
■切り干し大根のおろしニンニクサラダ市販の切り干し大根を3−5分煮て水に漬けてよく戻し、水洗いします。ザルで水 を切り、フライパンに移して油を加え炒めます。ほぐすようにしながらかき混ぜ、 ほどよく火が通ったところで、油揚げとだし汁、醤油を加え、さらに炒めます。水 気が少なくなれはでき上がり。
■ひじきとしいたけの油炒めひじきは芽ひじきがいいでしょう。しいたけは薄切りにします。少量のごま油と塩 を加え、フライパンで2〜3分炒めます。だいたい火が通ったところで、中華料理 用調味料を加え、さらに炒めます。水気が少なくなれはでき上がり。ひじきとしい たけは乾燥品を水で戻して使ってもOK。
■きんぴらごぼうごぼうを細切りにして5〜10分ほど水に漬け、あくを抜きます。この間にニンジ ンも細切りにしておきます。次にフライパンに移して輪切り唐辛子、油を加え、炒 めます。火が通ったら。中華料理用調味料、醤油を加え、さらに炒めます。水気が 少なくなれはでき上がり。
■玉子入り野菜炒め繊維質の野菜と玉子は毎日必ず食べるようにしたい食品です。手をかけるのがめん どうな人は、野菜炒めと玉子焼きをミックスして作りましょう。それぞれ別々に作 るに越したことはないのですが、ほとんど毎日でしたら味よりも栄養優先で、食器 を洗う手間も減ります。ポイントは一度に数種類の野菜を使い、火から下ろす直前 に玉子を割って放り込み、かき混ぜることです。塩、油はあらかじめ入れておき、 中華料理用調味料はでき上がり直前に加えます。カレー粉やニンニクの芽などを加 えるとまた一段と変わったおいしさが出ます。なお、玉子を入れると、調理後のフ ライパンについた汚れの落ちがよくなるようです。
■白モツとナスの味噌炒め白モツはあらかじめ1時間ほど煮て柔らかくしておきます。煮汁はラードが多いの で捨てましょう。柔らかくなった白モツと薄切りにしたナス、にんにく、青唐辛子 (なければ輪切り赤唐辛子でもOK)に少量の油を加えて炒めます。別に味噌と中 華料理用調味料を水でといておき、炒め終わり直前で加えます。絡めるようにかき 混ぜて、水気がなくなればでき上がり。これはいけます。おいしさ度100%で、 一度作ったらやみつきになります。超おすすめ。
■うどん/そば簡単に作れて、後片づけの手間もかからず、その辺の店で食べるよりも、はるかに おいしい物ができます。麺自体は人により好みが違いますし、ゆで加減もメーカー によって変える必要があります。温麺もいいのですが、麺つゆを作り貯めして使う には、つけ麺が便利です。わたしが好きな麺は、そうめんとそばで、そうめんは細 いため、ゆで時間もかからず、早くできるのが取り柄です。麺を作るのはたいへん ですから市販品を買い、麺つゆを自分で作りましょう。まず、干しシイタケ、鰹節、 煮干し、だし昆布に水を加え、5〜6分煮立ててだしを取ります。これに醤油を適 当量加えて、色と香りをつけ、最終的な塩加減は粗塩を加えて調整します。味見し て、塩辛過ぎると思うくらいがちょうどいい濃さになります。でき上がった麺つゆ は熱いうちに蓋のできる容器に移し、冷蔵庫で保存します。わたしの経験では、3 〜5日ほど寝かせたほうが熟成しておいしくなるようです。薬味としてネギ、ショ ウガ、七味唐辛子などを添えたり、揚げ玉や油揚げ、野菜の天ぷら等を放り込んで もいけます。鰹節、煮干し、だし昆布は顆粒状のだしの素でもかまいません。それ ぞれ、ほんだし、いりこだし、昆布風味調味料といった商品名で市販されています。
■スパゲティーサラダ鍋にお湯を沸かし、スパゲティーをゆでます。もやしがあれば、いっしょに放り込 んで、嵩を増やします。別に、キャベツと玉ネギを細切りにして、ザルに入れてお きます。スパゲティーが柔らかくなったら、ゆで汁もろともザルに空け、30秒ほ どして玉ネギが生煮えの状態になったところで、冷水で冷やします。水気を切って からオリーブ油か、なければサラダ油を少々たらして、よくかき混ぜます。さらに 塩、胡椒、薄切りにしたソーセージときゅうり、マヨネーズを加え、かき混ぜてで き上がり。食べるときに醤油をかけて、好みの塩加減に調節してください。カレー 粉などを振りかけてもいけます。
■焼きビーフン干しシイタケを水で戻しておきます。鍋にお湯を沸かし、ビーフンをゆでます。も やしがあれば、いっしょに放り込んで、嵩を増やします。別に、なすやキャベツな どの野菜を細切りにして、ザルに入れておきます。ビーフンが柔らかくなったら、 ゆで汁もろともザルに空け、30秒ほどして水気を切ります。フライパンにサラダ 油、豚肉、塩を入れて、炒めます。豚肉に火が通ったら、ザルに入っているビーフ ン、野菜、シイタケを放り込み、ほぐすようにして炒めます。中華料理用調味料で 味を整えてでき上がり。食べるときに醤油をかけて、好みの塩加減に調節してくだ さい。あらかじめ唐辛子を入れたり、胡椒を振りかけてもいけます。へたな店で食 べるより、おいしい焼きビーフンができます。
■けんちん汁風ごぼうと豚肉スープごぼうは2ミリくらいの厚さに輪切りにして、5〜10分位水に漬け、あくを抜き ます。次いで、水を切り、豚肉、こんにゃく、ニンジン、水を加え、20分ほど煮 て柔らかくなったところで、だしの素、醤油を加え、塩加減は粗塩で調節します。 後はごま油を少々垂らしてでき上がり。好みにより、豆腐、唐辛子などを加えます。
■卵由わたしのホームページにときどき卵由(卵黄由)という言葉が出てきます。名前を 聞いたことがある人もいるかもしれませんが、作り方まで知っている人は少ないと 思いますので、簡単に紹介しておきます。まず、木製のしゃもじを用意します。熱 くなりますから、柄の長い物がいいでしょう。かき混ぜるためですから、あり合わ せのものでだいじょうぶです。材料は新鮮なたまごを20個ほど使います。白身は 除いて、卵黄だけをフライパンか、鍋に入れます。底の丸いほうがやりやすいです が、なければ平たいものでもかまいません。次にガスレンジの火で加熱し、炒りた まごを作る要領でよくかき回します。油は加えません。炒りたまご状になっても、 さらにそのまま炒り続けると、パサパサした褐色の粉から、次第に黒っぽく変化し てきます。この間ずっとかき回し続けます。さらに加熱を続けると、やがて卵黄は 炭のような色になります。それでも、そのままかき回していると、表面から、じわ じわと油がしみ出しはじめ、煙がもうもうと出てきます。この段階になれば、でき 上がりまで、あと一歩というところです。ここまで、1時間近くかかります。ある 時点で、卵黄が急激に膨張し、内部からも一気に油が出てきます。もちろん、煙も 極度にひどくなります。卵黄の膨張が一段落したら、火を止め、熱いうちに鍋を傾 けて、卵黄由だけを容器に移します。(プラスチック製は不可。濁りを取る目的で コーヒー用のペーパーフィルターなどでろ過することも、目詰まりするため不可) 【注意】室内の服などが焦げ臭くなることがあります。また、集合住宅などでは、 においがひどいため、隣近所から苦情が来る可能性があります。効能を紹介するこ とはできませんが、痔、心臓で悩んでいる人は試してみる価値があるかも。
カロリー≒低とか中というのは、わたしの勝手な思い込みですから、明確な 基準はありません。自分が食べる物を自分で作ることによって、やせるため のアイデアが生まれてきます。空腹感をまぎらわす最良の手段といえるかど うか分かりませんが、出来合いの食品に含まれている添加物の摂取を減らす ことにもつながりますし、なんといっても作る行為そのものが気分転換にな ることです。普段食べる物はできるだけ手をかけて、自分で作りましょう。
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