1996年10月末〜1997年10月までの1年間のニューヨーク生活の中でのアメリカらしい体験を中心につづります。
このページは1997.10月分です。
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みなさまのご好評をいただきましたニューヨーク日記、アメリカからの更新はこれにて終了いたします。日本に帰ったらまた何かやるかも。では。
名字の種類は豊富なのに、ファーストネームはなんだか単純。中国人もJamesとかDavidとかてきとーにつけてるし。んで、調べてみました。ファーストネームランキング(1990年のデータ,"The New American Dictionary of Baby Names"による)。
白人の男の子
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非白人の男の子
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白人の女の子
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非白人の女の子
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日本で名刺交換をするとき必ずこう言われた。「"はるはら"と書いて"すのはら"と読むんですか。珍しいお名前ですね。」てめー、マニュアル通りの営業トークしてんじゃねーよ。
アメリカでは一度も言われない。世界中の名字が集まってるからねえ。だから、逆に自分から「これは珍しい名前です。Spring fieldという意味です。」などと自分から言って話題をつないでます(笑)。
ここロングアイランドもだいぶ木々が紅葉してきました。空がとても青いので、紅葉もきれいです。ドングリもたくさん落ちていて、リスが両手で食べてます。かわいいよ。
マッキントッシュと言っても、パソコンの話じゃないよ。リンゴの話だ。マッキントッシュという種類のリンゴがあるんだねー。はじめて見た。スーパーで山のようなマッキントッシュを見たら感動するよ。小ぶりですっぱめ。
リスやアライグマが道路でぺちゃんこに轢かれてるのはしょっちゅう見ます。シカが倒れていても驚くことないです。秋になって動物が轢かれているのが増えた感じです。
夏にはなんとスカンクが轢かれていて、これが大変。轢かれたスカンクの近くを通るだけで、それからしばらくは車の中、臭いです。
フロリダではアルマジロが轢かれているというのはほんとうらしい(複数の人から聞いた)。
ロッキーと言っても「太陽にほえろ」ではありません。ニューヨークシティー近郊から車で2時間ほどでいけるフィラデルフィア美術館の正面の階段は、シルベスタ・スタローン演じるロッキーが映画の中で駆け上がったところ。
下から階段を駆け上がってきて、上にたどり着くと、両腕をあげてウオーと叫んだところを友人に写真にとってもらうってのが、自由の女神に行く途中でフェリーから写真を撮るのと同じくらいの観光の基本です。みんなやってるので見てると楽しいです。「エイドリアーン!」って叫んでるヤツもいます(笑)。
11日のことですが、教会の友人の結婚式に行きました。そして、披露宴(banquet)にまで招待してくれました。感激ですぅ。
誰かがフォークなどでグラスを叩き出します。すると会場全員が鳴らし始めるのです。これが起こると、新郎新婦はキスをしなければなりません。話には聞いていましたが、初めて見て感激しました。
で、食事が一通り終わると、あとはダンス・タイムね。若者はもちろん老夫婦もディスコダンスを踊ってました。それ以降、帰りたいときに自由に帰って行くので日本みたいに「これでお開き」という"しめ"がないです。
仕事で出張中の食事代は、ある程度会社が負担してくれる。でも、そのためにはレシートをもらっておかなければならない。ファストフードで朝食をとったとき、ほんの数ドルなのだが、レシートをもらうことにした。「レシート・プリーズ」
すると、ドレッシングをつけてくれた。謎である。
電話で、アルファベット混じりの記号を言わなければならなかった。ZとT、これらが難しい。
ぼくはしきりに「Tだ」を繰り返すばかり。これではいつまでたっても通じない。そして「何の頭文字だ?」と聞かれた。ぼくはとっさに言った。「TemperatureのTです」。英語が堪能なあなた、こんな私を笑って下さい。
こういう時ふつう、よくあるファーストネームやごく簡単な単語を使うらしい。上で出てきたGeorgeのGとかDavidのDとかがそれ。"A as apple"とか、"Z like zebra"と言うそうだ。ちなみにTは、TomのTというのが一般的らしい。ま、今度はもう少し知性を出して「TechnologyのT」とでも言うか。
セントラルパークのストロベリー・フィールズに行ってきました。10/9はジョン・レノンの誕生日なんです。たぶん普段なら、静かな中に観光客がやってきて、「なんや、これだけかい」と思って、写真撮っておしまいだろうけど、きのうは、盛り上がってましたねー。たっくさん人がいました。
お花、ろうそく、リンゴ、盗むなよとポストイットが貼られたスコアブック?などが並べられ、ギターを抱えた若者や中年がてんでバラバラに歌ってました。しみじみと感慨に浸っている車椅子の老婦人の方々もいらっしゃいました。
ほくは明るいうちにいったのだけれど、夜はもっと盛り上がったのかな。Lexingtonの地下鉄のホームでビートルズナンバーを歌ってた青年は、なかなかイケてました。
うー、ショックぅ。お昼にいつも会社の人たちと行っていた日本食レストラン「武蔵野」に、きょう行ってみるとやけに駐車場ががらんとしている。建物を見ると、窓にベニヤ板が打ち付けてあり、ドアが開け放たれ、中が黒々としている。うげー、燃えちゃったのか。外装はそれほど被害がないように見えるが、内部は完全に黒こげ。冷蔵庫の漏電が原因らしい。マスターの西さんは「またがんばるよ」といつもの大きな声ながら目を赤くして自分を奮い立たせていました。ぼくが日本に帰る前に、思い出の場所の一つとして写真を撮っておこうと思ったところだったのに。
旅行のガイドブックにはかならず「オーランド」と書いてある。でもそれじゃあ通じないよ。「オランドウ」と"ラ"を強く言わなきゃ。英語の綴りは"Orlando"。
最初にオーランドと書いたのはどこのどいつだ。○○ランドという地名の方が日本人に親しみやすいと思ったのだろうか。
この季節のマンハッタンには、Tシャツ姿で歩いている人と、コートを着込んで襟巻きもしてる人とが同時に存在している。
ハリウッドには、スターたちの手形・足形や名前が地面にずらっと並んでいる。なんだかでかい足形があると思ったら、ドナルド・ダックの足形だった(笑)。
そういえば、アトランタのプラネット・ハリウッドの壁には、名犬ラッシーの手形(足形?)まであって、かわいかったがハリウッドにもあったかどうかは不明。
アメリカのプロ・アイスホッケー・リーグ、NHLが今週末開幕する。今年の開幕戦はなんと、日本でやるそうだ。
アメフト、バスケ、野球とならんでホッケーのプロリーグは大人気だ。日本ではプロ野球のシーズン開幕前に全選手のプロフィールや公式戦日程の特別紙面が新聞に載るが、アメリカでも同じ。きのうの新聞には「'97NHL日本公式開幕戦」の日本語が並んでいた。
ロサンゼルスのバスに、ぽっちゃりしてとってもかわいいチャイニーズの女の子がいました。そのかわいさに見とれていた黒人の太ったおばさんとその子の会話。
ロサンゼルスには日系人がたくさんいる。これがけっこうカルチャーショックだったりする。
アメリカのマナーでは、人前でげっぷをする方が失礼でおならはそれほどでもないという話を子どもの頃に聞いたことがあるような気がする。たしかに、ぼくは炭酸飲料を飲むとすぐげっぷが出ちゃうのだが、アメリカ人がげっぷしているのは見たことがないような気がする。
きのうロサンゼルスに向かう飛行機の中で、誰かが音を立てておならをした。臭かった。
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