メキシコとアメリカの国境の都市で、若い女性たちの誘拐・レイプ・殺害が、10年も続いています。犠牲者はすでに500人以上に上っているといいます。
「日常」という名の戦場で殺されていった女性たちを想い、ひとりひとりの安全と尊厳を踏みにじるような「治安」「安全保障」「経済発展」が、世界を支配していることに対する抗議をこめて、日本に生きる私たちも、連帯の行動を行います。
暴力の犠牲となった女性たちを悼み、脅迫されている人権活動家たちへの支援を表明し、メキシコ政府に正義を求める「死者の日」アクションにご参加ください。
メキシコ北部チワワ州の国境都市シウダーフアレスで、若い女性たちが消え続けています。これまで殺害された女性は268名、行方不明者も含めると、犠牲者はこの
10年で500人以上に上っています。砂漠やゴミ捨て場で発見された遺体のようすは、女性たちが誘拐、監禁され、レイプとすさまじい暴力の末に殺害されたことを物語っています。
輸出工業地区を抱えるこの都市は、巨大な麻薬組織と治安の悪さでも知られています。犠牲者となった女性たちの多くは、身を守るすべをもたない貧しい労働者や学生などでした。
これまでに有罪判決が出たのはたった一人、それも拷問によって無実の罪を自供させられた疑いが濃厚です。州当局は加害者の捜索・起訴をすすめるどころか、犠牲者の家族を監視し、脅迫し、無実の罪を自白するよう拷問しています。
Mujeres de Negro(Women in Black)などの人権団体は、州当局から捜査・起訴すると脅迫され、監視されています。こうしたことのすべてが、強い権力を持つ者による組織的犯行と、警察が彼らとぐるになっていることを示唆しています。
このような出来事が放置されている背景に圧倒的な貧しさがあり、経済のグローバル化によって利益を得ている日本の私たちにも大きな関係があります。
呼びかけ団体:
Women in Black東京/アジア女性資料センター/アムネスティ・インターナショナル日本支部
メキシコ大使館へのレター
10月31−11月1日にかけて、次の都市で連帯行動が行われます。
メキシコシティ、Cuernavaca(メキシコ)/ワシントンDC、ニューヨーク、ポートランド・オレゴン、エル・パソ、フェニックス、サンフランシスコ、ミネアポリス、セントポール・ミネソタ(以上アメリカ)/パリ(フランス)/東京(日本)/マドリード、セビーリャ(スペイン)
国際行動サイトはこちら
http://www.thing.net/~cocofusco/dignaeng1.html
・請願署名に参加してください
http://www.petitiononline.com/NIUNAMAS/petition.html
・犠牲者たちの遺影
http://www.thing.net/~cocofusco/photos.html
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「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい。正常に近いんじゃないか」、「男は黒ヒョウなんだから。レイプされる女性の方が悪い」など
女性差別発言を連発する議員に対して、
「女性差別議員を減らそうキャンペーン」が始まっています。
「女性の権利を選挙の争点に!」
10月31日(金) 19:00
全国なるべく多くの都道府県で一斉に
「女性の権利を選挙の争点に!」
全国一斉女のアクションを行います。
東京
18:50集合
JR新宿駅東南口改札口
(新宿南口改札口甲州街道を前に、左手のフラッグビル側改札口) |