日本の軍事化とナショナリズムに反対する
12月27日(土) 14:00−15:00
新宿東南口左手階段下 フラッグスビル前の広場
フェミニストの視点から戦争とナショナリズムに反対しつづけた
松井やよりさん が亡くなられて 1年目にあたるこの日、
黒衣と赤いバラで、暴力と恐怖の連鎖につながる自衛隊の派兵への抗議を示します。
ロラたちの上告棄却にも抗議の意思を示したいと思います。
バラがなくても赤をつけて、お気軽にご参加ください。
2003.12.20
軍の力は誰の安全を守るのか
Whose Security Do Military Forces Protect?
暴力と恐怖の連鎖につながる
自衛隊の派兵を拒否する
政府は、イラクで亡くなった外交官2名を「テロとの闘いの尊い犠牲」に仕立て、
「テロに屈しないために」自衛隊派兵を正当化しようとしている。
それは真実をごまかし、軍事攻撃とテロの連鎖に日本を投げ込むことだ。
不当な侵略を強行し、軍の力で占領を続けてきたことこそが、
イラク全土でナショナリズムと原理主義、部族主義を刺激し、戦争の拡大を招いている。
イラクの人々に対して行われている不正の最大の犠牲者は女性である。
ギャングや占領軍による性暴力、チェックポイントにおける屈辱的な検査、
誘拐や人身売買の横行。
ヴェールをつけずに学校や職場に行く女性は原理主義者たちの標的とされ、
強かんされた女性が「一家の恥」として親族に殺される事件さえ起きている。
自衛隊派遣は、イラクの人々に対する戦争と女性に対する攻撃に荷担すること、
自衛隊員たちに現地の人々との殺し殺される関係を強いること、
そして、日本社会全体が暴力と恐怖の連鎖にからめとられていく
幕開けとなるだろう。
異質なものが怖い、守ってほしいという感情は、つねに権力に利用されてきた。
一致団結してテロに備え、「強い国」を作らなくてはという圧力が強まっていくとき、
まわりとは違う人、異なる意見をもつ人、弱い立場の人には何が起きるだろうか?
わたしの体・心・命はわたし自身のものというあたりまえの権利は、
これからもあたりまえのままであり続けられるだろうか?
すでに多くの政治家たちが、外国人を犯罪者扱いし、
子どもたちに愛国心を強制し、女性の権利を否定する発言をくり返している。
イラクを覆う暴力は遠い世界の話ではなく、この社会にあふれる暴力と地続きだ。
だからいま、暴力と恐怖の連鎖を断ち切ろう。
2003.12.20 新宿東南口
2003.11.24 新宿歩行者天国
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