2015.11.23更新
印が主な更新個所です。)

■神学論文誌

1.東神大

東京神学大学神学会編、『神学』、東京神学大学神学会
『神学』は年刊だが、初期には年に二回発行されていた。
7号(1954.12)から発売が新教出版社と明記されているが、23号(1963)以降は教文館からの発売になった。
14号(1958冬春合併号)までは縦書き、15号(1958秋)から横書き。
36・37合併号(1975)から新装され現在のような表紙になった。
a)東京神学大学の公式サイト内の『神学(学会誌)のバックナンバー』。『神学』の号別の目次。
b)CiNii(論文情報ナビゲータ)『神学』のページ。第50号からの内容がPDFで全文を見ることができる(2009.1.31現在)。
『東京神学大学総合研究所 紀要』、東京神学大学総合研究所
1990年に第1号。その後は継続されず、1999年に第2号が出て、日本伝道協議会の講演などを中心に掲載する形で再開され、その後は毎年発行。
2010年に第13号が出たのを最後に、その翌年から『伝道と神学』の新名称に変更された。
a)東京神学大学の公式サイト内の『研究誌(紀要)のバックナンバー』。『紀要』の号別の目次。
b)CiNii(論文情報ナビゲータ)『紀要』のページ。第1号からの内容がPDFで全文を見ることができる(2009.1.31現在)(2015.1.9現在、11号まで)。
『伝道と神学』、東京神学大学総合研究所
従来の「紀要」をこれに改めて、2011年に第1号。その後毎年発行。
a)東京神学大学の公式サイト内の『研究誌のバックナンバー』。『伝道と神学』の号別の目次。
b)CiNii(論文情報ナビゲータ)には掲載されていない(2015.1.9現在)。

2.東神大出身の牧師がわりと中心的に活動しているもの

『季刊教会』、日本基督教団改革長老教会協議会
説教塾の『紀要・説教』
加藤常昭を中心に全国で行っている説教の研究と学びの会の紀要。前身として、『説教塾』1〜8号、1988.5〜1994.7。その後、体制も新たに、1999年からだいたい毎年一回発行(発売:教文館)。2004年からはブックレットも出し始めた(キリスト新聞社から)。
『神学と牧会』
1982年から高崎毅志らによる。第4号(1985)までは北関東神学研究所、第5号(1986)から「神学と牧会の研究所」。
1997年に特別号として、高崎毅志訳『ハイデルベルグ教理問答』が出ている。たぶんこれが後に、すぐ書房から出た(2000)。
1999年に特別号として、高崎毅志、『ただ一つしかない慰め――ハイデルベルク教理問答説教集』が出た。
『形成』、滝野川教会。
1971年1月から2010年3月号まで。破壊ではなく形成だということで、大木英夫の説教や論評を中心に刊行された。

3.聖書学

『聖書学論集』、日本聖書学研究所
1962年創刊。1975年からは欧文聖書学論集"Annual of the Japanese Biblical Institute"も出ている。
『新約学研究』日本新約学会
第40号(2012年)に掲載された「新約学研究・総目次(第1号−第39号)」もpdfで見ることができる。
『聖書翻訳研究』、日本聖書協会
No.1(1970)〜No.33(2014.3)で終了。後継は『New聖書翻訳』No.1(2014.5)〜で、2010年に開始された新翻訳事業に関する論考を収録。
『聖書セミナー』、日本聖書協会
聖書図書館主催のセミナーの講義録。No.1(1985)〜。
『日本版 インタープリテーション』、聖公会出版
1947年に開始されたアメリカの"Interpretation: A Journal of Bible and Theology"の日本語訳。
日本版は1990年1月に第1号。初期は年6回、しかしだんだん頻度が減っていった。2011年7月に第80号。ここまではATD・NTD聖書注解刊行会。
しばらくのブランクの後、2013年6月の第81号から、刊行元を聖公会出版に変えて再出発。年4回の発行予定のようだ。
『日本の聖書学』、ATD・NTD聖書注解刊行会
1995年3月に第1号。だいたい年1回発行(しかし飛ぶことあり)、2003年に第8号で終了?

4.讃美歌関連

『礼拝と音楽』、日本基督教団出版局
1955年4月創刊。1973年11月号(第19巻10号)まで月刊。1967年10月号と11月号は合併号らしい。
1974年春から季刊(2月:冬号、5月:春号、8月:夏号、11月:秋号)。ナンバーは1号から開始。
途中、臨時増刊があり、「臨時増刊 みんなでつくる私たちの礼拝 17の礼拝例とアイディア」(通巻111号、2001年9月)、「特別増刊 新発見 再発見『讃美歌21』保存版」(通巻136号、2007年9月)がある。臨時増刊も通巻でナンバリングされているため、季刊の号数と通巻の号数は異なる。たとえば、2011年夏号はNo.150と大きく記されているが通巻では152号。
120号からの目次(2014.10末現在)が教団出版局のサイトの中のバックナンバー一覧の中で見ることが出来る。
『日本賛美歌学会 紀要』、日本讃美歌学会
2004年から隔年発行。2014年の第6号まで順調に発行。
日本賛美歌学会のサイトの「出版物」のメニューの中から、各号の目次を見ることが出来る。
ちなみに、日本賛美歌学会の「賛」はごんべんのないほう。かつて、1960年に発足した「日本讃美歌学会」があったが、主宰者の竹内信の死去(1974年)後に自然消滅していた。(『日本キリスト教歴史大事典』教文館1988年の「日本讃美歌学会」の項、原恵執筆。)
『礼拝音楽研究』、キリスト教礼拝音楽学会
2001年創刊。年1回発行。2013年に第13号が出た後は?
キリスト教礼拝音楽学会「学会誌内容のご紹介」のページに目次一覧あり。
2011年10月に、No.10の別冊として、手代木俊一『日本讃美歌・聖歌研究書誌2010』が出た。これは、明治初期より2010年12 月までに刊行された日本の讃美歌・聖歌、及び、関連する論文等約2400件のデータをまとめたもののよう。出版案内のちらしのpdf
『改革教会と音楽』、エルピス。
1999年10月創刊。年2回発行。第7号(2002年10月)は「特別号」として誌名も『改革教会の礼拝と音楽』。8・9号合併号が2003年10月に出て、その後は?
サイトはこちら。 バックナンバーの項目のところに目次あり。エルピス社の紹介ページ(目次一覧あり)

5.その他

『日本の神学』、日本基督教学会
No.1(1962)からの全文pdfファイルがJournal@rchiveのサイトにある。
『説教黙想アレテイア』、日本基督教団出版局、季刊。
前身は『説教者のための聖書講解 釈義から説教へ』1972年創刊。後に『アレテイア 聖書から説教へ』が1993年創刊。その43号(2004年)から『説教黙想アレテイア』にタイトル変更。

6.大学の論文雑誌でたまに気になるもの

『基督教研究』、同志社大学基督教研究会
『聖学院大学総合研究所 紀要』
『聖学院大学論叢』(第19巻第1号(2006)まで。聖学院情報発信システムSERVEに最新情報あり。
聖学院大学宗教センター編、『「論集」 キリスト教と諸学』、聖学院大学宗教センター
青山学院大学宗教主任会編、『キリスト教と文化』(青山学院宗教主任研究叢書 紀要)、青山学院宗教センター
青山学院図書館OPACのページから「図書館サービス」の中の「本学紀要一覧」をクリックする。「青山学院大学総合研究所キリスト教文化研究センター研究叢書」もある。
『東北学院大学キリスト教研究所 紀要』、東北学院大学キリスト教研究所
1983年第1号〜年1回発行、1998年第16号までで終了。CiNiiにデータなし。Webcat Plusにデータあり(2015.05現在)。後継は『東北学院大学キリスト教文化研究所 紀要』。
『東北学院大学キリスト教文化研究所 紀要』、東北学院大学キリスト教文化研究所
1999年第17号〜。2015.05現在、国会図書館のデータベースにもCiNiiにもWebcatPlusにも、東北学院大学学術情報リポジトリにも、収録されている論文の著者とタイトルがすべて分かるデータがない。