2015.11.23更新
印が主な更新個所です。)

■その他 (読み物、信仰書、雑学など)

P.ラーゲルクヴィスト(P. Lagerkvist、尾崎義訳)、『バラバ』、(岩波文庫 赤757-1)、岩波書店、1974(1950)、185頁、460円。
もとは岩波現代叢書(1953)。バラバが赦免された代わりにイエスが十字架刑に処せられた。その後のバラバの、イエスとは誰だったのか、なぜ人は彼を信仰するのかという疑念を抱き続ける人生を描いた迫力あるフィクション。作者はスウェーデンの作家で、この作品によって1951年にノーベル文学賞を受賞した。
ラーゲルクヴィストの作品の新訳で、『聖なる夜』(キリストの伝説T)、『聖ヴェロニカ』(キリストの伝説U)、『胸赤コマドリ』(キリストの伝説V)、キリスト教視聴覚センター、2011。がある。
マーガレット・F・パワーズ(松代恵美訳)、『あしあと――多くの人を感動させた死の背後にある物語』、太平洋放送協会(PBA)、1996(1993)、168頁、1000円。
あの有名な「あしあと」の詩が作られた背景と、その後の著作権問題。「あしあと」の詩に心打たれた人必読。
マーリン・キャロザース(浜崎英一 訳)、『賛美の力』、生ける水の川、1975初版1994第16版(1972)、277頁、1450円。
基本的にはカリスマ系だが、けっこういい本だった。一般信徒向け。私たちの状況や境遇によらず神を賛美することの大切さとその力を知ることが出来る。斉藤英昭訳『獄中からの讃美』(生ける水の川、1974(1970)、172頁)も。
アンドリュー・マーレー(松代幸太郎訳)、『新版 謙遜』、いのちのことば社、1967初版、1985新装版、1989新版。
謙遜とは、「神に対する全面的依存の場」である。
P.J.クリーフト(中村妙子訳)、『天国についてのすべて――それについて知りたいこと、しかし質問しかねていること』、新教出版社、1983(1982)、300頁、2000円。
天国ではみな平等か、何かを所有できるのか、天国にセックスはあるのか、地獄はあるのかなどなど。おもしろそう。C.S.ルイスの引用が多く、特徴的。
みなみななみ、『みなみななみの人生劇場 信じてたって悩んじゃう』、いのちのことば社、1996、135頁、1200円。
マンガで問題を提起し信仰を見直す、悩み多き青年向けの必読書。パート2も1999年に1200円で出ている。
山北宣久、『きょうは何の日?――キリスト教365日』、教文館、2003、370頁、2500円。
ブルーダー、『嵐の中の教会』、。
「いまでもあのときの感動がよみがえってきます。ブルーダーの『嵐の中の教会』を婦人会で読んだときのことです。「聖餐」のもつ意味に圧倒されそうになりました。」(辻宣道、『教会生活の処方箋』、p.29)